辻菜摘(ネバダたん)が起こした佐世保事件の真相と現在は?結婚してる?

実はこの学級は4学年までは男性教員がクラスの担任を務めていたのですが、5学年に進級すると新たに女性教員がクラスの担任を務めることになったのです。そこからというものの児童の年齢が上がった事も理由として考えられますが、どんどんクラスは荒れていったのです。授業中にも生徒たちは勝手にで歩き回ったりしたそうです。

更には担任の女性教員に向かって児童たちは暴言や暴力を振るうなども、いじめが起きていた事も後に発覚するのです。つまり事件の当事者2人がいたクラスは既に学級崩壊していたのです。事件後その時の担任の女性教員は『力不足だった』『子供たちの悩みに気付いてあげれなかった』と供述しているのです。皆さんはこの学級や担任に対してどう考えますか?

辻菜摘が起こした佐世保事件の学校側の対応とその後

今回の事件の後PTAを交えての緊急会見が行われましたが、その中で保護者の一人が事件が発生した当時の女性教員の対応や処置に対しての質問をしました。そこで小学校校長が『わが校の教員が嘘を言っているとでも』『子供の記憶は曖昧』など教育者として極めて不適切な対応発言をしたのです。これに対し当然ながら学校全体が批判されたのです。

この影響で児童だけではなく、この学校の教員が強いトラウマや体験として残り、継続的にその時の経験や出来事を思い出してショックやストレスが襲うという精神疾患を患ってしまう事になるのです。このようにして事件の後も大きな波紋を呼んだのです。

辻菜摘が起こした佐世保小6殺害事件がきっかけで少年法が改正される

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今回の事件は未成年のそれも小学児童が引き起こした犯罪であったのですが、これまでにも日本では名古屋アベック事件、女子高生コンクリート事件など未成年により残虐で非人道的な犯行が繰り返されてきたのです。その度に少年法が見直され改正されてきたのですが、今回の事件がきっかけでもまた改正されることになったのです。

具体的にどんな変更点があったかなるべく分かり易く皆さんに解説していきます。ご自身が既に成人なさっている方などは対象ではないので、少年法についてあまり知らない方もきっといらっしゃいます。いずれお子さんを持つかもしれないですし、きちんとその法律の役割やあり方について理解し考えていきましょう。

少年院収容年齢が引き下げられた

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今回の事件により刑事処罰、刑事事件として扱われる対象年齢を14以下からおおむね12歳に以上に引き下げられたのです。もちろん対象年齢が2歳ほど引き下げられていますが、注目すべきはこれまでは絶対値を表す以下という表記が用いられてきましたが、今回からは新たに曖昧な意味合いを持たせる『おおむね』という表し方に変更されたのです。

このおおむねという表記によって12歳より下の11歳も刑罰の対象とみなす場合があると、対象年齢に融通が利くように余裕を持たしたのです。これにより小学5年生の児童にも場合によっては刑事処罰が下される可能性があるのです。少年法は歴史の推移によって、度々改正されているのでその都度チェックして把握しておく必要があります。

佐世保小6殺害事件に類似している事件

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今回ご紹介している事件は同級生同士が被害者、加害者となってしまった刃物が用いられた殺人事件で、同級生を殺害するというケースは極めて稀であり、センセーショナルに扱われているのですが、これまでにも日本や世界で類似した事件が発生しているのです。こちらではそんな類似している事件の詳細をまとめて皆さんにご紹介していきます。

佐世保女子高生殺害事件

今回取り上げている事件から10年後の佐世保市で起きた類似事件。被害者となって殺害されてしまったのは当時女子高生で、また加害者となり殺害したのも同級生の女子高生だったのです。頭を何度かハンマーのような物で殴り、更にロープのような物で首を絞めて殺害という犯行に及んでいます。

この事件は犯行動機が明確にわかっておらず、多くのジャーナリストや著名人、各学会教授がそれぞれの見解を述べていて意見が割れているのです。過去の生い立ちや人物像を見てみても、殺人を犯す様な人柄ではない点が不可解であり、犯行の動機について多くの謎が残っているのです。奇しくも同じ市街で数年後、同級生による悲劇が繰り返されてしまったのです。

高校生首切り殺人事件

この事件は昭和44年に起きています。いじめっ子であった男子高校生が被害者。いじめられていた男子高校生が加害者という構図でした。ある日2人は近くの野山に行きそこで加害者があらかじめ所持していたナイフを驚かせようとして見せるのですが、それに対して被害者は『お前の顔豚に似ている』と挑発しました。

その挑発に逆上し激昂した加害者はその刃物で数回加害者を刺すと、倒れ込んだ加害者から反撃を貰わない様にと、その刃物を使い頭部を首から切断したのです。事件及び容疑が発覚し加害者が逮捕された後、少年院に収容され、数年後出所すると弁護士になったそうです。

スレンダーマン刺傷事件

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平成25年にアメリカで起きた事件です。犯人は12歳の女児2人でこの事件の名前の通りあの有名なホラーキャラクターにインスパイアを受けて、そのキャラクターを真似るかのように友人を森林におびき寄せてそこで刃物を何度か突き刺して、大怪我をさせたという恐ろしい事件。

この時この犯人2人も重度の精神疾患が見受けられたことにより、刑事責任が問えないと判断されました。そして今回取り上げている事件同様に当事者である3人は皆同じクラスの同級生だったのです。被害者となった少女も大事には至らず無事退院できています。

アスペルガー症候群と診断された凶悪犯罪者による事件

アスペルガー症候群と診断された者による犯罪は責任能力を問う問わないの基準が明確に定められおらず、非常に問題視されています。勿論その犯行内容や犯人の供述によっては、検察や裁判官がアスペルガー症候群の有無に関わらず、その人格に大きな問題があると判断された場合は健常者同様の刑事処罰が下されるのです。

こちらでは日本で来たアスペルガー症候群と診断された凶悪犯罪者による事件をご紹介し、犯罪者が犯した犯行と最終的な罪状などの詳細を皆さんにご紹介していきます。未成年者による凶悪犯罪と同様にこちらもセンセーショナルに扱われているのです。

犯罪者にアスペルガー症候群が多いわけではない

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決して勘違いしてはいけないのが、犯罪者にアスペルガー症候群が多いわけではないという事。むしろ精神疾患を持っていない正常者のほうが犯罪者の割合が3倍近くも高いのです。割合なのでその人口がもともと少ないアスペルガー症候群を患っている人が犯罪者のケースは極めて少ないと言えるのです。

豊川市主婦殺人事件

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この事件は平成12年に起きた凄惨な事件です。なんと犯罪者は今回取り上げている事件同様に未成年者でありアスペルガー症候群と診断された人物だったのです。犯人は見ず知らずの主婦を何十回も刃物で突き刺し殺害した後、その夫すらも大怪我を負わせているのです。動機が極めて残虐なもので殺してみたかったというもの。

事件発覚し逮捕された後、精神鑑定が行われアスペルガー症候群と診断された、当時の少年法により16歳未満は刑事処罰の対象にならなかった為、少年法に収容されたのです。恐らくは現在もう既にこの世の中に溶け込んでいるであろう。またこの事件も少年法が見直されるきっかけとなりました。

長崎男児誘拐殺人事件

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この事件は平成14年に起きました。またも犯人は未成年で僅か12歳でアスペルガー症候群でした。そして犠牲者となり殺害されてしまったのは当時3歳の男児でした。彼は男児を優しい言葉で騙して誘拐すると、その後駐車場ビルの最上階で暴行を加えると、男児の性器を数回刃物で切りつけたのです。

その瞬間犯人は周りに監視カメラが備え付けられている事に気付き、激しく動揺して泣いていた男児をそのままビルの最上階から投げ捨てる様に殺害したのです。彼は『幼い頃僕もやられていた』と動機に関してそう供述しました。当時の年齢から刑事処罰の対象ではなかったので、支援施設に収容されました。

平野区市営住宅殺人事件

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平成23年に起きた事件です。犯人は小学生からずっと家に籠り、以後30年以上そんな生活を続けていたのですが、このような状況になったのは実の姉が原因だと思って、実の姉を殺害したという事件。アスペルガー症候群でありながら、その考慮を全くしなかった第一審の判決に関してかなり問題視されました。

こちらでは日本で起きた事件でまとめまさせていただきましたが、世界でも精神疾患を持っていたり、アスペルガー症候群と診断された犯罪者による引き起こされた事件があります。やはりそこでも責任問題や精神勘定などが問題になっているのです。

佐世保小6殺害事件は様々な要因が絡む複雑な事件

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今回ご紹介した佐世保小6殺害事件は、僅か12歳の小さな女児が同級生である小さな女児の手によって命が奪われてしまった凄惨な事件なのです。彼女の殺意の元となった動機のきっかけは様々な要因が絡んでいる事も分かっていただけたはずです。またネットのチャットやSNS、更には交換日記など。先生や教師などの大人が介入しづらい場にトラブルの種があったのです。

何が悪かったのか?と考えてもその真相にはなかなか辿り着けないでしょう。どうしたら悲劇を防げたか?を考える事が大切なのではないでしょうか?今回の事件から学ぶべきことは人として一人の親としてもたくさんあるはずです。そして被害者となってしまったさとみさんにはご冥福をお祈り申し上げます。

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