キジハタ(アコウ)のさばき方&簡単料理10選をご紹介します!

キジハタという魚をご存知ですか?キジハタはアコウとも呼ばれ、「夏のふぐ」とも言われる高級魚として知られています。今回はキジハタのさばき方や、美味しい食べ方やレシピをご紹介していきます。

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キジハタとは?

キジハタってどんな魚?

キジハタは、スズキ目・ハタ科の魚で、日本の青森以南から朝鮮半島の南部や中国、台湾までの沿岸部に生息しています。鳥の「キジ」に色が似ていることから、「キジハタ」という名前になったそうです。地域によって呼び名も様々で、富山では「ヤマドリ」、関西や瀬戸内では「アコウ」、山陰では「アカミズ」、他にも「アカアラ」や「アズキマス」と呼ぶ地域もあるそうです。

キジハタの特徴

キジハタは、ハタ科の魚では「クエ」の次に美味しいと言われているそうです。キジハタは高級魚なので、なかなか店頭には並ばず、ほとんどが高級料亭などに直接売られてしまうそうです。旬は初夏から夏にかけてで、薄造りは「夏のふぐ」とも言われるほど絶品で、身が綺麗なことで知られています。キジハタは生まれた時は、メスで全長40cmほどに成長するとオスに性転換します。

キジハタは釣れる高級魚

キジハタは高級魚!!

キジハタの値段はあまり東西で変わりませんが、特に5月からお盆前には驚くほどの値段をつけることがあります。30cm以下のものであれば、だいたい1000円から1500円くらいで購入できますが、40cmを超えてくると、1kgあたりだいたい4000円程度で取引されることが多く、一般庶民にはなかなか手が出ない、まさに高級魚です。

キジハタの釣り方

キジハタはサイズにこだわらなければ地域によって、通年狙うことができます。6月後半から9月までが最も適している時期で、この時期は産卵のために岸に近づいてくるため、岸から狙えるそうです。ルアーを使った「ラン&ガン」スタイルが基本となります。キジハタ の釣り方についてはこちらの記事で特集していますので、あわせて参考にしてみてください。

キジハタってどんな味?

日本では主に、刺身や煮付けとして食べられることが多く、鍋料理にも適しています。身は少しピンクがかった白身で、刺身ではさっぱりしていますが、火を通すと弾力と旨味が出てきます。お刺身はフグのようなコリコリした感じと言われたり、煮付けにするとタイに似ているとも言われています。

キジハタのさばき方

キジハタのさばき方をご紹介したいと思います。調理はあまりわからないし、得意ではない、そんな初心者にもわかりやすいように、写真と動画で料理に使いやすい三枚おろしをご紹介していこうと思います。

キジハタの3枚おろしを写真で紹介

ウロコを取る

出典:Youtube

包丁の背やうろこ取りでウロコを取ります。最後に水でキレイに洗い流し水けをキッチンペーパーで拭き取ります。ぬめりがあったら塩をふってから洗ってみてください。キジハタはエラの部分に尖っているところがあるので、十分に注意してください。

頭と内臓を取る

出典:Youtube

腹ビレの付け根から胸ビレの右側にかけて、切り込みを入れます。内臓を切らないように注意しましょう。頭の上も背骨にあたるところまで切り込み、背骨を切り落とします。反対側も同じようにして、ゆっくり頭を引き出すと内臓も一緒に出てきます。

お腹をキレイに洗う

出典:Youtube

肛門からお腹まで、軽く切り込みを入れます。血合いや内臓の汚れなどを綺麗に流水で洗い流します。先ほどの行程で内臓が破れてしまっても、ここで綺麗に洗い流せば問題ありません。血合いが残ると生臭さが残るので、歯ブラシなどを使って綺麗に落としましょう。

片身をおろす

出典:Youtube

尻尾の付け根に切り込みを入れておきます。肛門からお腹まで切り込みを入れたところを、今度は中骨に沿って頭から尻尾まで切っていきます。キジハタを逆さまにして、背中側を開いていきます。背びれの上に包丁を入れ、中骨に沿って尻尾から頭まで切っていきます。次に軽く身を持ち上げながら、背骨の上に沿って身を切り離していきます。もう半分も同様に開いていきましょう。

腹骨をそぎ落とし、小骨を抜く

出典:Youtube

腹骨を軽く手で押さえて、スーッとそぎ落としていきます。手を切らないように注意しましょう。小骨を丁寧に抜いてください。もしくは背骨の小骨の部分にV字に切り込みを入れて取り除いてもいいです。

皮を引く

出典:Youtube

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