ホルスの目が持つ意味は?フリーメイソンや第三の目・松果体との関係も

ファラオや神たちからも好まれる品で、壁画の中のよくアンクを携えています。死からの復活を強く望む古代人にとって、アンクはとても重要度の高いシンボルでした。

スカラベ

スカラベとは要するにフンコロガシのことです。古代エジプト人は糞の見事な円さを太陽に見たてて、それを運ぶスカラベを太陽のはたらきをつかさどる神・ケプリであると考えました。ゆえにスカラベは聖なる昆虫として崇められてきたのです。

アクセサリーのモチーフとしても人気であり、現在でもペンダントや指輪がさかんに生産されています。

クルック&フレイル

ツタンカーメンの棺は王の姿を模してあり、両腕をクロスさせて杖を持っていますよね?これはクルック(王笏)&フレイル(殻竿)と呼ばれ、王の権力をあらわすとされるマークです。世がオシリスにより統治されていた時代の象徴です。

かつては権力者のみに許されたシンボルですが、今はエキゾチックなアイテムとしてフランクに使用されています。

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古代国において蛇と言えばコブラを指し、聖獣とみなされています。守護女神ウアジェトがコブラの姿ということもあって、王家はコブラを特に神聖視してきました。

有名な王族の棺や像を見ても、記章としてコブラがあしらわれていることが分かります。これはウラエアスと呼ばれるもので、王権の象徴として重要な意味を持っていました。

エジプト神話について

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そもそもエジプト神話が何なのか、専門の勉強をしていなければなかなかご存じないと思います。現在のエジプトは9割がイスラム教徒であり、神話の面影は宗教面ではかなり薄いものとなっています。

日本の主な宗教が神道から仏教に変化していった様とよく似ています。実は他にも、はるか遠くの国であるこの二国には共通点があるのです。

たくさんの神がいる

神道と同じく、エジプトには多数の神が存在しました。多少の上下関係はあったもののみな等しく神であり、人々は地域や習慣に根差した神様を信仰していました。

また神の多くが自然信仰から発生したものであり、川、大地、天体への畏怖や、動物の持つ特性に神秘を見出したものばかりです。人間を神と崇めるということは滅多にありませんでした。

いろいろな神殿があった

日本が多くの神社を作っていたように、エジプトもたくさんの神殿を作り上げました。地方ごとの特性が顕著なのも特徴で、土地によって主神が異なっていたり、建築方式にも法則性がありません。

天井を作らない神殿や、供物とする作物のため神殿内に畑を作ってしまった所も。スタンダードを設けない寛大な信仰スタイルが基本だったようです。

「神の子」たるファラオ

古代の君主、ファラオは人の王であり、同時に生ける神でもありました。神話上の神々は実在したもので、ファラオはその子孫であると考えられたのです。そのため王たちも神殿を持っており、代表的なのはアブシンベル神殿です。

歴代ファラオはほとんどが男性でしたが、数人の女王が名を残し、その中の一人が有名な最後の女王・クレオパトラです。

クレオパトラは美女ではなかった?

クレオパトラといえば美女という看板ですが、専門家の間では「特別美形ではなかった」というのが定説です。ただ誰もが認める明晰な頭脳と、女王らしい優美で気品ある立ち振る舞い、そして何より楽器のように美しい声で人々を魅了したといいます。

またつい褐色の肌を連想しますが、女王の家系はギリシア系であったため白い肌をしていました。

ホルスの目には魔除けの意味が!私たちの身近なところにもある

現在はアクセサリーからタトゥーなど気軽な場面で活用されているホルスの目ですが、実は古代神の力を秘めていることが分かりましたね。

神聖なる力はあらゆる魔や厄から私たちを守ってくれます。その加護を取り入れるため、ぜひ身近なところにこのシンボルを置いておきましょう。

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