小松博文の動機が身勝手!妻子6人殺人事件の真相と人物像・裁判のまとめ

小松博文が大切な我が子を全員殺害するという残忍な犯行に走ったきっかけに、生い立ちが大きく関係しています。小松は一体どのような幼少期を過ごしてきたのでしょうか。そこには悲しい現実がありました。

小松博文は幼少期に親と死別、施設で育つ

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小松博文は幼い頃に両親と死別しています。その後20歳までは養護施設で育ち、天涯孤独の人生を歩んできました。兄弟はいましたが音信不通で、頼れる親族はいませんでした。この身に染みた寂しさ虚しさこそが、「我が子同じ境遇にさせたくない」という思いを駆り立て、悲しい犯行に及ぶ原因となったのです。

小松博文は職を転々としていた

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小松博文は仕事が長く続くことがほとんどなく、転職を繰り返しています。小松の話では勤務先で気まずい事や言いづらい事があると、正直に言えず連絡をしなかったり、無断欠勤したりする等、辛い事を避けて通ってきたという。転職しようとハローワークに行くが面接に落ち続け、ますますパチンコ通いに溺れて行きました。

小松博文は孤独や家族への憧れが強く現れていた

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親を一番必要とする幼少期に死に別れてしまった小松にとって、家族とは憧れであり一番大切なものだったのでしょう。妻を殺害するという壮絶な状況でも、自分の子供を同じ孤独を味合わせたくないという思いから、更なる罪を犯してしまったようです。

たとえ離婚し離れ離れになったとしても生きてればまた会うことが出来るはず。世間でもどうして子供たちまで、という声が溢れていました。しかし自暴自棄になった小松は、自分もろとも家族全員を巻き添えにしてこの世から消え去る決断をしたのです。

小松博文とはどんな人物なのか

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このような恐ろしい殺人を犯す小松博文とはどのような人柄だったのだろうか。普段はどのような生活をしていたのか。性格や趣味、父親としての側面など周囲の人からの聞き取りで見えてきた側面をまとめました。

小松博文の人物像①子供たちと遊ぶ優しい父親

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小松博文は子供たちと仲良く遊ぶ姿が近所でも目撃されており、子煩悩な一面もありました。また保育園の送り迎えをするなど子供との時間を大切にする姿もありました。周囲からも良い父親だと思われていたようです。

小松博文の人物像②周辺住民とのトラブルもあった

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周辺住民による「自身の車を契約していない駐車場に停めるなどの駐車マナーについてご近所とトラブルになる事があった」情報があります。自治体から契約違反のステッカーを貼られるなど、周囲に迷惑をかける事があったようです。

小松博文の人物像③車いじりパチンコばかりで働いている様子無し

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小松博文の趣味は車いじりとパチンコでした。自身は職を転々としていた為、妻が懸命に稼いだお金を軍資金として車の改造やパチンコ通いという身勝手な日々。近所の噂では数百万もする車を購入し、駐車場代も払えていないのではという声も出ていたほどです。

小松博文の人物像④友人知人から借金を繰り返す

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小松博文は友人や知人、同僚にも嘘の身の上話をしてお金を騙し取る事を繰り返していたようです。借りたお金を返してもらえないという証言も出ています。職を転々とすることになった原因の一つがこういった金銭トラブルです。

小松博文によって殺害された長女の評判

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もともと恵さんの連れ子であった長女の夢妃さんの人柄とは?周囲の目にはどのように映っていたのでしょうか。周辺住民や学校関係者からの話により学校生活や近所での様子が分かりました。夢妃さんの評判を見て行きましょう。

姉弟の面倒をよく見ていた

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周辺住民からは「いつも姉弟5人で仲良く遊んでいた。」「遊びに行く時はいつも双子の弟を連れてきていた。弟の面倒をよく見る優しいお姉ちゃんだった。」との家族思い面倒見の良い一面が聞かれた。恵さんにとっては頼りになる誇らしい娘だったのだろう。

小学校でも評判が良かった

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また、夢妃さんが通っていた小学校の校長や教頭からは「お友達を大切に出来る、面倒見が良くクラスの子のお世話をする事もあった。」「家では家事を積極的に手伝っている。」「いつも周りに気を遣える頑張り屋で笑顔の絶えない子だった。」などのとてもいい印象が聞けた。

当時小学6年生の夢妃さんは両親をどのように見ていたのだろうか。ある程度の理解が出来る歳になり、家族を助ける為自ら出来る行動をしていたのだろう。小松文博と夢妃さんの間に何があったのか詳しくは明らかにされていない。

小松博文以外にも・・・身勝手な父親が起こした事件

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小松博文のように身勝手な父親が起こした事件があります。父親の境遇や心情で子供を殺めたり、子供を犯罪に加担させる事件に世間は震えました。子供が不安なく希望を持って生きていける世の中は訪れるのでしょうか。2つの事件をご紹介します。

小松博文以外の身勝手な父親事件①父子心中

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田家泰幸は2000年3月、当時の妻との間の離婚調停中、親権が妻に渡る事を思い悩み当時5歳の長女と無理心中をしようと、長女を保育園に迎えに行きそのまま飛行機で北海道へ渡った。2日後、富良野にてマイナス11度の極寒の中、車中にて長女に薬を飲ませ死亡させ、自身は生き延びました。その後殺人の罪で懲役5年が求刑され服役をします。しかし4年後仮出所した田家はまず長女の眠る墓地を訪れ、墓を壊し遺骨を持ち出します。

それにより墳墓発掘遺骨等領得の罪に問われ、懲役1年執行猶予2年を求刑されました。愛する長女が自分の手から離れてしまう恐怖から犯行に及んだ田家。未来ある幼い命を身勝手な理由で奪う事は許されるのだろうか。愛情の縺れから遺骨を持ち出すなど、常識では考えられない行動です。殺人を犯す前に夫婦間で対策は取れなかったのだろうか。悔やんでも命は取り戻せない。

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