手首ラーメン事件とは?事件が起こした影響と気になる味に迫る!

昭和53年、日本に起きた手首ラーメン事件をご存知でしょうか。暴力団同士の縄張り争いから勃発したこの事件は、無関係な一般の人々をも巻き込む社会問題へと発展しました。今回は手首ラーメン事件の全容と手首ラーメン事件からみるカニバリズム的思考についてご紹介します。

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手首ラーメン事件とは?手首で出汁を取ったラーメン!?

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かなり衝撃的なネーミングの手首ラーメンですが、なぜこのような見たいけど見たくない的な事件が起きてしまったのでしょうか。

事件の内容まずは、完結に時系列順に解説していきます。

ヤクザの抗争事件が勃発

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昭和53年7月の初めに東京中野区の暴力団にて起こされた事件です。当時組長代行の座と屋台ラーメン縄張りで頻繁にヤクザの抗争が起きていました。

手首のない遺体が見つかる

事件後、兄貴分であった幹部の遺体が発見されます。遺体は腐敗した状態であり、なぜか手首だけが見つからない状態でありました。

犯人の供述から手首をラーメンの出汁に使用していたことが発覚

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手首のない状態を解決するため、見つからない手首はどうしたのかと犯人に追求したところ、驚くことに子分の経営する屋台ラーメンでのラーメンの出汁として使用したことが発覚しました。

手首ラーメン事件のいきさつ

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手首ラーメンという衝撃的な事件は、なぜ起きどのようないきさつでラーメンと関係してしまったのかなど、暴力団に焦点を置きながら順に解説していきたいと思います。

関西の山間で男性のバラバラ死体が見つかる

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遺体が発見されたのは、東京からはるか離れた兵庫と岡山の県境に位置する山間でした。

遺体は腐敗した状態でありながら、胴や脚、手などバラバラに解体された形で発見されました。しかし、この時両手首だは発見できない状態でした。

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身元確認ができた切欠となったのは、遺体に描かれていた特徴的な天女の刺青でした。そのことから同じ幹部の遺体だと判明しています。

原因は住吉連合の内部抗争

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当時起こっていた住吉連合の幹部同士の組長代理の座を狙った抗争と、屋台ラーメン縄張りで内輪揉めをしていました。住吉連合とは、東京赤坂を総本部とする指定暴力団で準構成員含め5800名ほどの主要暴力団とされています。

この抗争の末、幹部同士の戦争となり兄貴分でもあった方の幹部が子分引き連れ共謀したもうひとりの幹部に殺害されたことで、この事件は幕を開きました。

遺体の身元を隠す為に手首を切り落とす

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