ちなみにトーベ・ヤンソンのムーミンやサンタクロースのモデルがトロールです。性格も子供を驚かせたりいたずらする妖精で、ムーミンのフルネームもムーミン・トロールです。唯一フィンランドのトロールだけは嵐や吹雪の時に人を池に落して溺れ死させるので完全に悪魔扱いですが、死を司る死神とは全く異なります。
トトロ死神説とは②サツキとメイは途中で死んでいる？
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「ばあちゃんの見つけたサンダルはメイのもの」「ラストでお父さんとお母さんに二人が見えなかった」などから死亡説が囁かれているらしいです。サンダルは全くの別物ですし、ねこバスと一緒にいたのだから妖精化して大人であるお母さんには見えないのでしょう。お父さんは窓を背にした後ろ向きなので見えるはずがありませんね。
「お地蔵さんにメイと書かれている」お地蔵さんにメイとは書かれていませんし「ねこバスに墓道と表示してる」墓道は終点ではなく迷子になったメイを探すのに通過する停留所です。「物語後半でサツキとメイに影がない」これはジブリ広報部から演出上の理由とちゃんとした説明が発表されています。
トトロ死神説とは③公式では死神説をハッキリと否定！
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実はこれらの噂には裏話があり、ベテランスタッフが注力する「火垂るの墓」と同時上映だったので、若手ばかりの「となりのトトロ」は期日までに完成させる制作時間に余裕が無かった理由から影は省略する演出を採用した為でした。
件の都市伝説は根も葉もない単なるデマであり噂話でした。トトロ＝死神説は公式のジブリ日記で広報部から噂を信じないでと全否定しています。グロ画像のとなりのトロトロとはここでも全く無関係でした。
ゴールデンウィークの谷間の出勤日ということで、取引先からの電話も少なく、なんとなーく平和な３スタ２階。と、そんな中、かかってくるのはなぜか「トトロは死神なんですか？」という一般の方からの問い合わせばかり。みなさん、ご心配なく。トトロが死神だとか、メイちゃんは死んでるという事実や設定は、「となりのトトロ」には全くありませんよ。最近はやりの都市伝説のひとつです。誰かが、面白がって言い出したことが、あっという間にネットを通じて広がってしまったみたいなんです。「映画の最後の方でサツキとメイに影がない」のは、作画上で不要と判断して略しているだけなんです。みなさん、噂を信じないで欲しいです。 ．．．とこの場を借りて、広報部より正式に申し上げたいと思います。
（引用：スタジオジブリ公式ジブリ日記より）
となりのトロトロと関係ある？②となりのトトロ＝狭山事件モデル説
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誘拐強姦殺害事件をモチーフに「となりのトトロ」を制作したのでは？と言う説にはいくつかのファクターがあります。「映画と同じく行方不明の妹を姉が探す」、「狭山市の隣、所沢市がトトロの舞台」があげられますが、実際に起きた狭山事件を簡単に説明します。
狭山事件モデル説①ある姉妹の妹が犠牲になった痛ましい事件
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1963年5月1日埼玉県狭山市で当時16歳の少女が学校帰りに誘拐殺害された陰惨な事件。帰宅が遅い妹を兄が車で探すも見つからず自宅のドアに脅迫状を発見、身代金を要求され姉が受け渡し場所へ、しかし40人からなる警官の張り込みに気づいた犯人は逃走した後、被害者を強姦殺害後に農道に埋め、その後犯人らしき男は逮捕されました。
狭山事件モデル説②狭山事件とメイの年齢の不思議な一致
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サツキとメイ二人の年齢を足すと被害者の少女の年齢の16になるのは偶然の一致に過ぎず、トトロは宮崎監督の幼少期の”迷子の弟を探す時のエピソード”からインスピレーションを受け制作した作品と宮崎監督も発言しています。なので狭山事件との関連性は一切ありません。
狭山事件モデル説③錯乱した姉による猫のお化け・大きな狸などの発言
実際妹を車で探していたのは姉ではなく兄であり、姉が精神に異常をきたした上での発言とされる記録も記述も全く無く、疑わしい都市伝説だとしか思えないものばかりです。トトロと繋がりがあると言われる狭山事件の詳細はこちらの記事もどうぞ。
となりのトロトロだけでなくジブリには怖い都市伝説が多い
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とかく人気作品を多く生み出しているジブリ作品にまつわる都市伝説の多さには舌を巻ます。怖い噂がジブリ作品に多い事から、となりのトロトロが生まれたのでは？と言う考察を「となりのトトロ」と同時上映だった「火垂の墓」から検証します。
