狭山事件モデル説①ある姉妹の妹が犠牲になった痛ましい事件
1963年5月1日埼玉県狭山市で当時16歳の少女が学校帰りに誘拐殺害された陰惨な事件。帰宅が遅い妹を兄が車で探すも見つからず自宅のドアに脅迫状を発見、身代金を要求され姉が受け渡し場所へ、しかし40人からなる警官の張り込みに気づいた犯人は逃走した後、被害者を強姦殺害後に農道に埋め、その後犯人らしき男は逮捕されました。
狭山事件モデル説②狭山事件とメイの年齢の不思議な一致
サツキとメイ二人の年齢を足すと被害者の少女の年齢の16になるのは偶然の一致に過ぎず、トトロは宮崎監督の幼少期の”迷子の弟を探す時のエピソード”からインスピレーションを受け制作した作品と宮崎監督も発言しています。なので狭山事件との関連性は一切ありません。
狭山事件モデル説③錯乱した姉による猫のお化け・大きな狸などの発言
実際妹を車で探していたのは姉ではなく兄であり、姉が精神に異常をきたした上での発言とされる記録も記述も全く無く、疑わしい都市伝説だとしか思えないものばかりです。トトロと繋がりがあると言われる狭山事件の詳細はこちらの記事もどうぞ。
となりのトロトロだけでなくジブリには怖い都市伝説が多い
とかく人気作品を多く生み出しているジブリ作品にまつわる都市伝説の多さには舌を巻ます。怖い噂がジブリ作品に多い事から、となりのトロトロが生まれたのでは?と言う考察を「となりのトトロ」と同時上映だった「火垂の墓」から検証します。
ジブリ作品の怖い噂①火垂るの墓は幽霊の記憶?
「火垂るの墓」を見ていると作中で時折画面が赤くなる事があります。これは清太と節子の幽霊が記憶を何度も繰り返しているからと言う都市伝説。二人の幼い兄弟の生涯を描いた作品ではなく、都市伝説の通り魂だけの二人が過去を繰り返し見ているというシチュエーションで描かれています。
「火垂るの墓」のモデルは原作者の野坂昭如氏と妹の恵子さんです。ドロップの缶に遺骨を入れたのと、蚊帳の中で蛍を放したシーンは本当にあった事で、現実には妹に優しくもなく自分が食べるのに精一杯の状況だったそうです。「火垂るの墓」は、良く聞く都市伝説などより何倍も悲惨で恐ろしい時代の出来事です。
ジブリ作品の怖い噂②ポニョは死神説
作中で津波が起こった後に主人公たちが死んでしまい、小舟の夫婦を成仏させたポニョは実は死神だった説。ポニョの本名はブリュンヒルデと言う北欧神話の9人のワルキューレの長女の名前です。戦士したものの魂をオーディンのヴァルハラに連れて行く役目から死神と呼ばれているのでは?
しかし宮崎監督がジブリのオフィシャルページで語られている通り、「崖の上のポニョ」は”神経症と不安の時代”に立ち向かう作品であり、先行き不透明な時代へのオマージュとして、愛こそがすべてというシンプルなテーマの作品です。このことからもポニョは死神説はこじつけ感が感じられます。
ジブリ作品の怖い噂③タタラ場はハンセン病を受け入れていた
「もののけ姫」でアシタカが案内されたエボシ様の庭には、全身を包帯で巻かれた人たちがいます。彼らがハンセン病では?という都市伝説が噂されています。細菌が原因で発症する感染症であるハンセン病は、日本では古くからの差別対象でした。一見冷血そうなエボシ様の温情で差別から彼らを守っていたと言う噂です。
有名なアニメにぞっとする都市伝説
誰が言い出すのか平和なアニメには必ずと言っていいほど怖い都市伝説が世間で囁かれます。実際にはありえないような話を実しやかに延々と続く伝言ゲームのように口から口へと拡散していく奇妙な噂話ですが、トトロ以外にも皆さんご存知のアニメに纏わる話をご紹介します。
最も有名な植物状態だったという説
未来の世界の猫型ロボットともうひとりの主人公が植物状態で、ストーリーは交通事故で意識不明の中で造り上げた架空の世界の物語だという説。信憑性は図りかねますが、藤子・F先生が出会った植物状態の男の子が話す「猫型ロボット」や「なんでも出てくるポケット」などの不可解な言葉にヒントを得て作られたと言われています。