タープの役割
タープの選び方
まずはキャンプ場に「どれだけ持って行けるか?」を考えましょう。バイクや徒歩ではおのずとサイズが限定されます。オートキャンプでも積載量の違いで持って行けるものが限られます。場合によっては車にキャリアやラックを増設しないといけません。キャンプにはテントとタープと道具一式を積載しなければなりません。「何人で使うか?」も大事な要素です。単独なのかファミリーなのか、仲間と行くのかで選び方も変わります。まずは大、中、小でどれが必要か考えましょう。タープの選び方とおすすめについては、以下の記事でも詳しくご紹介しておりますので、ぜひ確認してみてくださいね。
基本的なタープの張り方
基本的には本体、2本のポール、ロープが数本で立ち上げられます。慣れれば一人でも設営可能ですが、最初は2人以上で作業しましょう。最初に設置場所を選んでタープを広げます。ポールの場所を決めてポールを伸ばして置きます。ポールの位置からペグを打つ場所を決めて片側2箇所ペグを打ちます。本体にポールを引っ掛けて、ポールの先に2本ロープを結んでおきます。
ポールを立ち上げてあらかじめ自在金具を取り付けたロープをペグに引っ掛けます。適当にゆるめてロープを張ります。対角にも同じことをしてポールを自立させます。タープのポールを立てない対角にペグを打ちロープを張ります。最後に必要なテンションをかけながら形を仕上げます。必要ならポール側のペグ、ロープを片側4本にして。風対策をします。タープの設置はおおむねこのような感じとなります。
タープの張り方を動画で解説
タープの張り方の動画をいくつか紹介します。参考にして下さい。
こちらは一人で張る方法の動画です。
タープを張る地面にも気をつけよう
キャンプ場によって柔らかい芝の地面や、砂利、土のすぐ下が石など色々あります。タープに付属のアルミやプラスチックのペグでは固くて地面に刺さらない、柔らかくて抜けてしまうなど問題がでてきます。タープは自立型以外は単独では自立しないので、ペグが刺さらないと話しになりません。どうしてもペグが使えない場合は、林間サイトなら手近の木にロープを結んだり、大きな石や車のルーフラックに結んだりしても使えます。木に結ぶときは新聞紙などで養生して下さい。木が傷つくと枯れてしまいこともあります。
タープ張りの道具の選び方
ペグ
鉄で出来たもの(やる気になれば石にでも打ち込める)でちょっと長めのペグであれば、比較的色々なキャンプ場で使えると思います。テントと合わせて長いものと、短いものを持っていれば便利です。ただ重量があります。1本ならともかくテントも合わせると結構な本数になるので、大型のクルマでオートキャンプでなければ、バイク、徒歩などの場合は重さは重要です。その場合はジュラルミンで出来たものなど用途に合わせてそろえましょう。
ハンマー
タープに付属のハンマーは大抵使えません。もしくは付属していない場合もあります。ちゃんとした鉄、銅などのハンマーを用意する事を忘れずに。良い物を選べばハンマーヘッドを交換できたりして、それこそ一生使えます。
ロープ
こちらは消耗品です。安価なタープやテントに付属のものは細くてすぐに使えなくなります。切り売りのものを買ったり、長いままの巻いたものを買って適時交換しましょう!こちらは靴紐みたいにカラフルなものもあります。好みで演出して楽しみましょう。夜間はロープつまずいたりしやすいので、反射材など入っているものだと便利です。
自在金具
こちらはなくても結べますが、あればとても便利です。タープなどを仮張りしたあとに、簡単にロープのテンションを変えられます。様々な形と色のものがあるので、お好みで揃えると楽しいですね。
ポール
スクエアタープやレクタタープにはポールを入れる穴がいくつかあります。張り方も基本は2本ですが、4本で4角を持ち上げて広い日陰を作ったり、片側だけ4本で張って、もう片側はサイドに垂らして横からの雨対策に使うとか、風除けに使うなど便利に使えます。タープにはポールが付属していないものも多いので、こちらも用途に合わせて必要な本数を揃えましょう。
タープをアレンジしてみよう
基本的な張り方とは別に、小型のテントと合わせて張る、いわゆる「小川張り」などもあります。テントの上に張れば日中の日よけ対策になります。
夜間は結露対策にもなります。最近流行りの焚き火テントの「タトンカ張り」など、これを考えるためにキャンプをしているみたいな方もいらっしゃいます。