このストイックさのおかげで多くの日本人は「創価学会の葬式が怖い」ではなく「創価学会そのものが怖い」と感じるのかもしれません。
創価学会はチャペル禁止・神前式もダメ
結婚式は仏式です。僧侶はやはり同席しません。チャペルでのキリスト教の結婚式も、神社で三々九度を交わすことも、彼らには許されません。
最近では、ハワイなど海外で簡単に式を済ませるカップルも多いです。ハワイなら学会の会館があるので安く済むそうです。
一方で、信仰と理想のウェディングを両立したい学会員のために、ウェディングのサポートをするホームページも用意されています。
創価学会はお宮参りや七五三もしない
結婚式だけでなく、子どもが生まれてからのお宮参りや七五三も祝いません。神社で祝う行事だからです。
年末年始に神社へお参りすることは、学会員の家庭ではあり得ません。地域のお参りに参加することも、学会が関係しない限り、ないはずです。
創価学会のお墓に学会員以外の人も入れる?
学会は他の宗教や宗派には批判的です。にもかかわらず学会員のお墓に、そうでない家族が一緒に入ることは「問題ない」としています。
学会の葬式が怖いと世間で思われている割には、学会はずいぶん寛大です。
お墓に遺骨を入れることになる親族(子供など)に対して、あらかじめはっきりと、自分の意思を伝えておくことが大切です。
創価学会の非常識な行動が怖い?
葬式に関係する学会の態度には、一般人からみると非常識なところがあります。ただしその非常識は、学会員にとっては当たり前の常識なのかもしれません。
非常識な行動をとる新興宗教団体は他にもいろいろあります。そのひとつの例として「エホバの証人」についてもまとめてあるので、参考にしてください。
亡くなった学会員に対してお悔み言葉がない
「学会は亡き父の葬儀の日時と場所を尋ねる電話をかけて来た。でも電話口でお悔やみの言葉ひとつかけてくれなかった。」と語った人がいました。
後日故人が使用していた仏壇とご本尊を引き取りたいという連絡も学会側からあったそうですが、相手はビジネスライクにサインを求めただけだったそうです。ぞっとします。悲しいです。
彼らには悪気は無いかもしれません。しかし特に遺族が学会と関係のない場合には、何らかの配慮が必要でしょう。
創価学会そのものはもっと怖い?
「創価学会の葬式が怖い」ではなくて「創価学会そのものが怖い」と感じる場合がときどきあります。
一番怖いのは、温和な友人が突然熱心な学会員に変身して、折伏(しゃくぶく、入信を勧誘すること)しようと迫って来たときです。
友人の豹変
とにかく長々と説教されます。「この人にこんなエネルギーがあったのだ」と感心するくらいです。このようなときはどうやって断ったらよいか、どうやって逃げ出したらよいのか、困ってしまいます。
今後友達付き合いをするに当たって、この問題をどのようにして避けて通ればよいか、ということも心配です。長い間の友情も一瞬で壊れてしまうかもしれません。
ある日突然
勧誘は知り合いからだけとは限りません。ある日突然町で呼び止められて、長時間に渡って足止めされて説得、というケースもあります。
また親が学会員である場合、子供は半自動的に創価学会に入会させられます。
子供が学会の信仰に疑問を持たない場合は良いのですが、子供がそれほど熱心でない場合や脱会を考え始めた場合には、しばしば親子の仲が断絶します。
脱会後に嫌がらせ
また一度入会していまった場合には、やはり脱会すると決めた場合にはひどい嫌がらせを受けた事例もあります。
中には脱会者本人の精神状態を危うくするレベルまで、嫌がらせがエスカレートするケースもあるようです。
この種のとんでもない体験は、あちらこちらで起こっているようです。興味のある方は次の記事をどうぞ。
創価学会の選挙運動はもっと怖い
あなたのごく親しい知人の中に学会員が含まれていても、全く不思議はありません。ある日突然折伏されそうになることがない限り、その人と付き合いを続けることに何の問題もありません。
ただし問題が起こるのは選挙の時です。政教分離といいながら、彼らは知っている限りの親戚そして友人・知人に選挙運動をして回ります。そのターゲットになって相手をすることになるのは、とても辛いです。
もっとも選挙運動をする側も大変なようです。「嫌だけど、これも修行のためと言われた」とある学会員が電話の向こうで言っているのを聞いたことがあります。
強力な団結力
選挙の際の創価学会メンバーの団結力は強力です。学会のメンバーはほぼ確実に「公明党」に投票します。
政権与党の自民党が、連立のパートナーとして小規模政党の公明党を手放せないのはわかります。「万が一」のとき、確実にキャスティングボードになってくれるからです。
一方の公明党も「政権与党」という権力の味を覚えてしまったので、それを永久に持続させるため、政権与党の自民党にコバンザメのように、永久に引っ付いているつもりなのでしょう。
山が動いた?
創価学会は権力の味を覚えた公明党を、永久に応援し続けるのでしょうか?状況は少しずつ変わっているようです。正に「山が動いた」としか表現できません。
たとえば今年(2019年7月)の参議院選挙では、参議院議員の山本太郎氏が、自分の率いる「れいわ新選組」という小さな政党の候補として、現役の創価学会メンバーである野原善正氏の擁立を決めました。
野原氏は、自分の信仰や学会への信頼を捨てたわけではありません。現在の公明党の政策が、学会の本来の教えと一致しないと感じているだけです。学会側も、少なくとも現在は彼を破門していません。
創価学会は仏教の何宗になるの?
南無妙法蓮華経を唱える仏教の宗派といえば、日蓮宗か日蓮正宗です。
学会は、元は日蓮正宗に属していました。1930年(昭和5年)日蓮の教えにもとづく教育者を養成する団体として発足し、やがて在家信徒の団体へと発展して行った組織です。
現在は日本国内だけでなく、世界の多くの国々に組織が作られています。ただし、イスラム圏や中国・北朝鮮など仏教の布教ができない地域には進出していません。
創価学会は日蓮正宗から破門された
しかし日蓮正宗は、そのような在家信徒の巨大組織である創価学会を、1991年(平成3年)11月28日に破門しました。
両者の間には1977年(昭和52年)ごろから、意見の食い違いの問題がくすぶっていたのですが、1990年(平成2年)には学会側が日蓮正宗側を表立って批判するようになったのです。
直接のきっかけ
最初のきっかけとなった事件は、1990年(平成2年)本日蓮正宗との連絡会で池田大作名誉会長が日蓮正宗側を軽視した発言を行い、日蓮正宗側がそれを批判したことです。
この事件によって両者の間の溝は決定的になり、翌年学会が日蓮正宗から破門されたのです。
創価学会のお葬式は故人を偲ぶのが目的
多くの人が創価学会の葬式が怖いと思っています。当然だと感じる理由もあれば、そうでない理由もあります。
一般人が参列するのは勇気がいるかもしれません。しかし大切なのは追悼する心です。参列するのなら「創価学会の葬式は怖い」という感情は脇に置いて、故人を偲ぶことに集中するべきでしょう。
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