「邪神モッコス」とは?驚きの見た目から邪神と呼ばれているフィギュア
皆さんは「邪神モッコス」をご存じでしょうか?2004年6月、ゲーム『ゼノサーガ2』の際限定盤に付いてきたアンドロイドの少女「KOS-MOS」のフィギュアのことです。
このフィギュアはゲームの中の可愛い姿とは程遠いあまりにも酷い残念な姿でした。想像を絶する雑な造りと恐ろしい表情に虜となる人が続出。瞬く間にネット上で話題に!
祟りだ、呪いだ、との声が上がり始め次第に人間にとって災いを与える神=邪神として崇拝するファンも。たちまち「邪神モッコス」としてフィギュア界の伝説を作ったのです。
邪神モッコスとして話題になったキャラ「KOS-MOS」について紹介!
巷でブームとなった邪神モッコス。そもそもゼノサーガの世界でKOS-MOSとはどのようなキャラクターなのでしょうか。
KOSーMOSはゼノサーガシリーズのキーとなるキャラクター
「邪神モッコス」生みの親、KOS-MOSとは、ゲーム「ゼノサーガ」シリーズに登場するキャラクター。
シリーズを通して大きな鍵を握る少女でこの作品の世界を象徴する人物でもあります。
ジャケットのキャラクターとしても選ばれており、「ゼノサーガ」を象徴する存在です。
KOS-MOSは身長167㎝・体重92㎏のアンドロイドの女性
KOS-MOSは『Kosmos Obey Strategical Multiple Operation System』の略称。 訳して『秩序に従属する戦略的多目的制御体系』。
人類の敵とされるグノーシスに対抗する為に開発された戦闘システムの総称で、彼女個人の名前ではありません。
開発者はXenosagaシリーズに登場するシオン・ウヅキ。身長167㎝・体重92㎏の女性の戦闘用アンドロイドです。
青い髪で透明感のある容姿のKOS-MOS
KOS-MOSの外見は人間と同様で、白い肌、赤い瞳、長く青い髪が特徴。端正な顔立ちで透明感漂う美少女です。
Ver.2では白いミニスカートとブーツを装着しています。ゲームの中では「邪神モッコス」とは似ても似つかない姿です。
物語の中でのKOS-MOSとは?
物語の中でKOS-MOS。なぜ造られ、どんな特徴だったのか、またどのような役割を担っていたのでしょうか。
全身アンドロイドである彼女の魅力を紐解いていきましょう。
劇中でのKOS-MOSの行動は基本的に支配されていた
劇中での行動は「任務」「論理」「効率」の三原則に支配されており、この三原則を優先としながら、無条件に開発者であるシオン・ウヅキを守護するよう、高度にプログラミングされています。
常に冷静な印象であるKOS-MOSですが時に暴走をしたり、人間的な感情を感じさせる行動をとる事も。シオン・ウヅキさえも知らない装備や能力を発揮する場面もあり、謎に包まれています。
ゲームの中での冷静なKOS-MOSと「邪神モッコス」のゆるっとした表情は結びつきません。
規格外の装備を持っている
KOS-MOSは優秀な兵器を持っている事でも有名です。代表装備は位相空間に存在するグレーシスに対抗出来るヒルベルトエフェクト。
グレーシスが通常空間にいる時は直接攻撃も可能。単機で瞬時に展開できる能力を持っています。
劇中では何度かバージョンアップしている
KOS-MOSは劇中でバージョンアップを繰り返しています。そもそも冒頭では開発中であるという設定です。
時に仲間の技を使うところも。ストーリーの中で進化を遂げるたび容姿が大きく変化するのもKOS-MOSの魅力一つとなっています。
ネットで話題になった「邪神モッコス」の驚きの見た目とは?
まさかの残念フェイス、「邪神モッコス」として発売されたKOS-MOS。その特徴を見て行きましょう。
フィギュア「邪神モッコス」の見た目や造りを徹底紹介!
「どなたですか?」2年間待って出会ったKOS-MOSフィギュアとのご対面。誰もが語り掛けたことでしょう。私たちが知っている澄んだ瞳とは似ても似つかないどこか視点の定まっていない瞳。
口元は笑っているが目が死んでおり、破壊力半端ない不気味な風貌です。全体的に塗装が雑でプレミアム限定盤とは思えません。子供が見たら泣くでしょう。
フィギュアは2体付いており、立ちポーズとタブバイク座りポーズがありますが、造りも全く女性らしさを感じられない、ただ滑稽なだけのクオリティの低さです。ここからどのようにして「邪神モッコス」が誕生するのでしょうか?
あまりの酷さで批判殺到?瞬く間に拡がった邪神モッコス
衝撃を受けたゼノサーガファンによってレビューサイトにKOS-MOSの画像がアップされると、みるみるうちにに拡散されました。
有名なポータルサイトに取り上げられると、たちまち人気の画像掲示板や2ちゃんねる、コミュニティ等に貼られました。
やがて、どこから湧き出てきたのでしょうか。見れば見るほどに災いを齎しそうな容姿から、「邪神モッコス」と名乗る人が続出。
酷すぎて検索してはいけない言葉も選ばれることに
ネット上では「神がかっている」「ある意味日本の誇り」「黒歴史開幕」などたちまち話題に。
そしてとうとう「邪神モッコス」はネットを揺るがす検索してはいけない言葉に選ばれるまで有名になりました。
邪神モッコスのコラ画像や動画もネット爆発的に普及
もはや邪神の祟りか?どんどん拡散され続け、コラージュ作品やアスキーアートが大量発生。コラ画像、動画も爆発的に普及しました。
KOS-MOS画像を検索した人によってさらに面白おかしく有名になっていくのです。
呪いや祟りについての記事はこちらでもご覧いただけます。
出来が悪いフィギュアは邪神と呼ばれるようになった
当初は予想外の出来の悪さに酷評されていましたが、コラ画像や動画を見てその風貌に崇拝する者が現れ、どんどん信仰者が増殖していきました。
そのうち、ネット上では出来の悪い雑なフィギュアが「邪神」と呼ばれるのがブームに。そして定番となっていったのです。
とうとう「邪神モッコス」の存在が新たな歴史を作りました。
このように新たな伝説となった記事に興味のある方ははこちらをご覧ください。