かわいいクサフグの飼育方法は? 食べる際には毒に気を付けて!!

フグは体内に取り入れると大変強力で危険な毒をもっているということは非常に有名です。この毒の名前は、「テトロドトキシン」と呼ばれるもので、青酸カリの850倍の毒性を持っており、ひとたび体内に取り入れてしまうと、しびれや吐き気、痙攣をおこすこともあり、命の危険さえもあります。また、水で洗ったり加熱したりしても分解されず、解毒薬も開発されていません。

「テトロドトキシン」とは?

クサフグのテトロドトキシンは肝臓や卵巣の他にも皮に豊富に含まれており、食べる際やさばき方には注意が必要です。クサフグの体内にあるテトロドトキシンは、実は魚自体が元から持っている毒ではなく、エサを食べるうちに凝縮され体内に蓄積されたものです。そのため、完全養殖などを行うことで、その危険性を大幅に低減することが可能となります。

クサフグの生息地・分布

分布は日本全国!

クサフグは、日本全国津々浦々、広く分布している魚です。主に浅い岩礁や砂地に生息しており、砂に潜って身を隠そうとする性質から「砂フグ」とも呼ばれています。本来は海に生息している魚ですが、淡水にも姿を現します。海よりも流れのはやい淡水域になぜ来るのか、はっきりとしたことはまだ分かっておりませんが、一説によると、体についた最近や寄生虫などの微生物を淡水で落とす為ではないかとされているそうです。寄生虫などから身を守る鱗を持っていないクサフグにとっては自力で寄生虫を弱らせることが難しいので、寄生虫を古い粘膜と一緒にまとめて剥がしとるという手段を取っているそうです。

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