樋田淳也の生い立ちと現在は?富田林署脱走の背景と自転車逃走劇の全貌を紹介

この犯罪こそが樋田淳也の1番初めに起こした犯罪と言えるでしょう。5月5日の深夜11時ごろ、女性のリュックをナイフで脅し奪おうとします。リュックの強奪には失敗したものの女性をナイフにより負傷させます。こちらの被害者も20代の若い女性でした。

樋田淳也が犯した罪③強制わいせつ、住居侵入

マンションに住む女性の帰り際に部屋に押し入りナイフで脅しわいせつな行為をしたという事件です。5月24日に犯行が行われたとされます。事件の仔細は発表されていませんので不明な点が多いです。

樋田淳也が犯した罪④強制性交、住居侵入

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次の事件はなんと舌の根も乾かぬうちに起こりました。翌日5月25日、また別の女性が被害にあってしまいました。同じ手口で女性を脅し、今度は性交を強要します。唯一安心できる自宅で起こった惨劇に、被害者女性の心の傷は計り知れないものと言えるでしょう。

樋田淳也が犯した罪⑤加重逃走

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これが前述もさせていただいた脱走による罪です。逃走の罪はその名の通り、逮捕等の拘束から逃げ出すことを指しますが、その状況や逃走方法によって、援助の有無などによって細かく分類されています。では、樋田淳也の罪、加重逃走罪について少し詳しく取り上げてみます。

複合的な罪

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この罪は字の現す通り、「逃げる」に加えて他の複合的な要素が重なった場合に与えられる罪です。その複合的な要素というが、①拘束場所(牢屋の壁や鍵等)を破壊する ②暴力や脅迫で看守や面会に来た人物を脅す ③誰か2人以上で共謀して逃走を謀る と言ったものが挙げられます。

樋田淳也については、「逃げる」に「物を破壊する」という要素がプラスされたことにより加重逃走に分類されます。この後の項目で、樋田淳也の脱走方法…つまり何故加重となったかを詳しく説明させていただきます。

放火も行っていた?

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樋田淳也が逮捕される前、ひったくり犯が乗り捨てたと思われる自転車を警察が押収したことがありました。しかしこの自転車はなんと積んでいた警察車両ごと火をつけられ燃やされました。事件の犯人は未だ定かになっておらず、樋田淳也の仕業ではないかとの見方が強いようですが自白もしておらず未だはっきりとした犯人が分かってない状態です。

樋田淳也はどのように逃走したのか?

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日本の刑務所と言えば、しっかりとした管理体制、たくさんのセキュリティシステム等とてもではないですが脱走がしにくいようなイメージがあります。実際の事例を見てみても、今回のようにメディアに取り上げられる規模の脱走は10件あるかないかといった件数です。そんな日本の刑務所から樋田淳也はどのようにして脱走したのでしょうか。

面会室のアクリル板の隙間から逃走

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脱走は樋田淳也が弁護士と面会を行った直後に起こりました。脱走経路はというと罪人と面会者を隔てるアクリル板でした。このアクリル板は樋田淳也脱走当時歪みによって隙間が出来ていたといいます。樋田淳也はこの僅かな隙間からアクリル板を破壊。脱走に成功したのでした。

樋田淳也と弁護士の接見終了後にブザーが鳴らなかった

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しかし、何故樋田淳也の脱走に職員が気付かなかったのでしょうか。様々な物議を呼んでいるこの事件最大の謎、怪しいポイントはここなのです。この刑務所では、面接した人が退室する際、ドアについているブザーが鳴り退室を職員に知らせるというシステムがあったそうです。しかし、事件当時はブザーが鳴らないようになっていました。

刑務所側の言い分では、弁護士の方々は退出時の挨拶を欠かさないためブザーは不必要と考えていたらしく電池を抜いていたそうです。そして樋田淳也の弁護士も、今回に限って挨拶、退室の声掛けをせずに帰ってしまったそうです。

約20人いた署員は樋田淳也の脱走に誰も気が付かなかった

そのため職員は弁護士の退出に気付かず、樋田淳也を面会の部屋に1人で放置してしまうという状態になり、監視の目がなくなった樋田淳也はまんまと脱走に成功したということです。ブザーが従来通り起動していれば防げた事件に、警察の見通しの甘さを感じざるを得ません。

弁護士は樋田淳也の脱走を補助した?

不注意と管理体制の甘さによるものと言われますが、ネット上ではまことしやかに弁護士が樋田淳也の協力者ではないのかという意見が流れました。わざと退室報告をせず、樋田淳也が安全に脱走が出来るタイミングを指示したのではないかといったものです。

警察による不手際が1番の責任追及先ですが、退室報告を怠った弁護士にも責任がないとは言えません。事件発覚から逮捕まで、弁護士の責任についてはずっと世間が声をあげて取り上げていましたが、当の弁護士が情報ですら一切出ることがなく沈黙を貫いたことからも樋田淳也の協力者説が真実なのではという雰囲気を助長しました。

樋田淳也が全国指名手配犯へ

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8月15日の午後、脱走に気付いた警察は全国に樋田淳也を指名手配します。しかしこのとき既に樋田淳也の仕業と思われる市民への盗難被害が出ており、警察側のそもそもの対応の悪さ、フットワークの重さを責めずにはいられません。

逃走後はひったくりを繰り返しながら逃げていた

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樋田淳也は脱走後、車などの移動手段や食料品、衣類等必要なものの全てを盗むことでまかないながら逃走を生活を送っていました。ここからは窃盗された物品の紹介や逃走の際に樋田淳也が弄した巧妙な細工などを説明していきます。

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