渡鹿野島で働く遊女には借金があったり、家出をした未成年の少女が暴力団関係者によって島に連れてこられてホテルや旅館で性産業に従事させられていました。
島であることから容易には脱出できず、軟禁状態で働かされていたと考えられます。現在の吉原ともいわれていました。
渡鹿野島の噂②泳いで逃げようとした女の子がいた?
17歳の女の子が渡鹿野島に無理やり連れてこられ、騙されたと分かった少女が泳いで島から脱走したという噂があります。都市伝説として話題になりましたが、実際に取材をした記者もいることから噂は本当のようです。
渡鹿野島の噂③1998年には女性ジャーナリストの失踪事件も
1998年に、渡鹿野島を取材していた雑誌記者の女性が失踪するといった事件が起きています。女性の車は志摩市内で見つかりましたが所持品はなくなっており、今も行方がわかっていません。この事件は今も未解決となっています。
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渡鹿野島の風俗を盛り上げたのは警察官?!
バブル以降売春の取り締まりが続き事件もあって衰退の一途をたどった島でしたが、一時的に盛り上がりをみせます。それの仕掛人はなんと元警察官でした。
渡鹿野島の一時は寂れた風俗を持ちあげ直したのは警察官だった?!
管理売春で取り調べを受けていた置屋のおかみが、ある警察官と内縁関係になりました。その後警察官は置屋の店主へと転職をします。
元警察官は風俗のアイデアを次々実行!
寂れてしまった渡鹿野島を売春で再び盛り上げようと、元警察官は様々なアイデアを実行します。ホテルや旅館で娼婦にレズショーをさせ、気に入った客の部屋に呼んで売春させるというピンクコンパニオンの先駆けとなり大反響となりました。
渡鹿野島の元警官と女将が経営した「つたや」の現在は?
元警察官の主人とおかみが経営するホテル「つたや」はコンパニオンによって大盛況となりましたが、2000年代になると崩壊していきます。現在でもネットで調べると宴会パックのページが出てきますが、古臭くて怪しいです。グーグル検索では閉業と表示がされています。廃墟となっているようです。
渡鹿野島は俳優「上山人草」が別荘を建てようとしたことがある?
映画の撮影で1931年に渡鹿野島を訪れた上山人草という俳優が、島を気に入り別荘を建てる計画が出ました。上山人草は、ハリウッドでダグラス・フェアバンクス主演の映画に王子役で出演した国際的な俳優です。
しかし計画は途中でなくなり、別荘は建つことはありませんでした。
渡鹿野島は近年文学・映像作品の舞台になることも!
豊かな自然が残る志摩は、文学や映画の舞台として多くの作品に選ばれています。それらを少し紹介していきます。
渡鹿野島を舞台にした作品①「人魚伝説」
1984年公開の「人魚伝説」。夫婦で海女をしていた主人公の夫が何者かに殺害され、夫殺しの濡れ衣を着せられるという事件が起こります。警察に追われ渡鹿野島に逃げ込んだ主人公が犯人を捜し、原発誘致に絡む巨大な陰謀に巻き込まれるというストーリーです。
渡鹿野島を舞台にした作品②「ボギー愛しているか」
伊藤たかみさん著「ボギー愛しているか」は芥川賞候補にもなった作品です。ボギーという若い男が渡鹿野島の海岸で死体となって見つかる事件が起きます。事件を受けてボギーから金を巻き上げていた同郷の男二人が供養のため、売春島でお金を使い切ろうという短編です。
渡鹿野島を舞台にした作品③男たちの馬歌(ばか)悪魔祓いの島変
松本 卓也氏が都市伝説で有名なこの島に、探検隊を作り「悪魔祓いの儀式」を取材するドキュメント作品です。島にある伝説の石に体当たりするなど、秘密の祭を映像化したものです。
渡鹿野島へのアクセスは?
この島への交通手段は渡鹿野渡船場から出る船を利用します。
渡鹿野島の船賃が時間によって変わるのは売春島のなごり?
船の運賃は始発から19時までは180円ですが、19時以降は300円、22時以降は500円に値段が上がります。時間が遅くなるごとに料金が高くなるのは、以前は買春目的できた客が多いことから、料金をぼったくろうとしていた名残が残っているのではないかと言われています。
渡鹿野島のホテル
現在でも自然豊かな観光地として旅館やホテルが営業している渡鹿野島ですが、おすすめのホテルを紹介していきたいと思います。
「海辺のホテルはな」
「海辺のホテルはな」では、シーカヤック、ノルディックや釣りなど様々なアクティビティメニューが体験できます。パールビーチが目の前なので、海水浴がすぐに楽しめます。
「旅館 浮島」
「旅館 浮島」は静かな平屋の宿です。料理長を務めたことのあるご主人が腕を振るった料理は評判も良く、あわびやトラフグ、くえなどを堪能することができます。
「はいゆう」
全室露天風呂の「はいゆう」はオーシャンビューが自慢の綺麗なホテルです。アジアン風の館内は落ち着きがあり、温泉も楽しめます。
渡鹿野島の口コミ
今は観光業で成り立っているこの島に実際行った人の口コミを紹介していきます。
海産物が美味しいと評判がよく、海の透明度も高く波もおだやかだといった声が多いです。ただやはり廃墟が目立つため、さびれた雰囲気の印象を持った人が多いですね。
都市伝説で有名な廃墟が目的の観光客も多く、コスプレをして廃墟で撮影をしている人もいるそうです。観光客が少ないこともあり、のんびりと過ごせるといった声が多くみられました。
渡鹿野島はかつての「売春島」!現在では観光地化が進んでいる
江戸時代から続いていた売春の暗い歴史や事件があった渡鹿野島ですが、今はその都市伝説のイメージを払拭し島のかたちからハートアイランドと呼ばれています。ただ未だに買春目的で訪れる男性も少なからずいて、ひっそりと営業している置屋も存在しています。
現在は買春が禁止されている為ほとんど目にすることはなく、事件も発生していないので健全な観光地と変化しています。観光客自体は少ないですが、静けさを求めて都会からきて何泊も泊り、廃墟などを回ってリフレッシュ目的で来る人もいるようです。
廃墟ファンにもぜひおすすめの渡鹿野島に、今年の夏ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
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