2013年には「渡鹿野島安全・安心街づくり宣言」が出された
2013年に観光協議会が志摩市と協同で「渡鹿野島安全・安心街づくり宣言」を採択しました。これは渡鹿野島が売春の島だという悪いイメージを払拭し、健全に観光客を誘致しようというものでした。
以前から風俗街の摘発や事件、都市伝説などが相次いでいたこともあり、この宣言が採択されてから渡鹿野島の風俗業は下火となっていきました
たくさんあったホテルや置屋は性産業の衰退と同じく廃業し、廃墟となっています。
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渡鹿野島の現在は?
かつては都市伝説として男の夢の島と言われた渡鹿野島ですが、今もこの島で風俗業に従事している女性はいるのでしょうか。
渡鹿野島の現在①人口が減少し風俗店も激減、観光スポットへ!
街づくり宣言が採択され、風俗業が衰退していくと、それにともない人口もどんどん減少していきます。風評や都市伝説にも負けず、観光協会が家族連れや女性でも安心して訪れることができる観光スポットを目指しています。
渡鹿野島の売春は今なお残っている?!
現在でも売春は秘密裏に行われているそうで、2017年にとある観光客が売春斡旋の老婆に声をかけられたという情報が流れました。都市伝説とされていますが今でもひっそりと風俗店が存在するのではないでしょうか。
渡鹿野島の現在②2003年にパールビーチが整備された
一大産業であった性産業が衰退していく中、売春客や遊女を相手に商売をしていた島の人たちの生活も不安定になっていきます。それを受けて観光協会は、渡鹿野島に新しい観光スポットを作ろうと「パールビーチ」という名の海水浴場を作りました。
人工ビーチなので遠浅で波もなく、子供連れでも安心して海水浴が楽しめます。無料のシャワー室や更衣室はスペイン風の建物の中にあり、南国気分が味わえます。
パールビーチではミュージックイベントなどが行われ、島外からたくさんの人が集まりました。
2010年頃の渡鹿野島とパールビーチの様子
渡鹿野島へ実際赴いたことのある女性の話ですが、性産業が行われていた有名な島とは知らず、釣りとパールビーチを目的にしていたそうです。
夏休みにも関わらず観光客は海水浴場にも島にもほとんど姿を見かけず、閑散としていたとか。島の入り口では東南アジア系の女性が何人かこちらを向いていたが、今思えば同行の父親ばかり見ていたそうです。しばらくするとその女性たちは離れていったようです。
渡鹿野島の現在③2016年の伊勢志摩サミットで話題に
2016年に話題となった伊勢志摩サミットですが、会場となった賢島が渡鹿野島のすぐそばにあったことで問題になりました。世界的なサミットの会場の近くに、いかがわしい噂のある島があるのはどうかということで世間からの批判が殺到しました。
渡鹿野島の現在④現在でも天王祭は賑わいを見せる
渡鹿野島では毎年7月になると、島を挙げてのお祭り「天王祭」が開催されています。昔から続くこの祭りは島内の明かりをすべて消し、暗がりの中を神輿が島中をかけ回り神輿練りの神事が行われます。
今年の開催日は7月19日に宵宮、20日に本宮の予定となっています。