羊毛フェルトは丸みを帯びた立体感が魅力。立体的に作るコツは、少しずつ羊毛フェルトを土台に付け足すことです。
一度に多くの羊毛フェルトをつけてしまうと、修正が難しくなってしまったり、形がでこぼこになる失敗の原因となってしまうので注意しましょう。
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「羊毛フェルト」で失敗するポイントとその対策をチェック!
作り方が分かったところで、さっそく作業に取り掛かる前に、今度は羊毛フェルトにおいて失敗しやすい原因とその対策をご紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
羊毛フェルトの失敗ポイント①フェルトボールがやわらかい
まずは先ほど触れたとおり「フェルトボール」は羊毛フェルト作品の土台・基礎となりますので丁寧に仕上げるのがコツです。
ここで間違ってしまうと羊毛フェルトの形の違和感などの失敗の原因になってしまいますので、注意しましょう。
初心者の方はまずこのボールがうまく作れるようになれば、ほかのパーツも、ほかの羊毛フェルト作品もうまくスムーズにできるようになります。刺す回数や刺すコツなども習得できます。
また、そのフェルトボールだけでポンポンとしてインテリアの飾りにしたり、繋げれば鍋敷きなどにもなるので何個作っても困りませんので、まずは徹底的にフェルトボールのみひたすらつくる練習をしてから、羊毛フェルトの作品に挑戦する、というのもいいかもしれません。
原因:最初に巻くときに緩かった
一番最初のフェルトの巻きが甘いと、フニャフニャしてやわらかい土台になってしまいます。そのままですと、ほかのパーツをくっつけても全体的に不安定な作品になる原因となってしまいます。
立たせるものなのに立たない、座らせるものなのにお尻の部分が安定してくれない、というのもこの最初の土台の巻が緩いのが、この失敗のほとんどの原因です。
対策:ニードルをひたすら刺す
巻きの強さを意識して対策していきましょう。またニードルを刺す回数も少ないのが原因です。羊毛フェルトはニードルを刺す回数が増すごとに糸のようなものがフェルトになってしっかりしてきます。また、形を見ながら羊毛フェルトを付け足していくのもいいでしょう。
ここで刺す回数が甘いと、フェルトボールは柔らかいままになってしまいますので、ひたすら地道に刺し硬めていきましょう。
一度ほどいて巻きなおしてもOK
なかなか刺しても刺してもうまく丸くならなかった場合は、思い切ってすべてほどき最初からやり直すのも効率的です。もう一度初めてまた羊毛フェルトを重ねて始めていきましょう。
何度も言いますが、ここで失敗があると、ほかのところでも失敗しやすくなりますので、念入りに作っていきましょう。
羊毛フェルトの失敗ポイント②球体ではなく四角になってしまう。
体やパーツはうまくいくのに、丸い顔だけがどうしても作れなくて円柱のようになる、または、全体的に長細い羊毛フェルト作品になる失敗例も多く見受けられます。
原因:同じ箇所ばかりニードルで刺している
刺す場所の回数が均等になっていないことが一番の原因です。羊毛を刺しつつ円を描くように刺していくと丸くなり失敗が減ります。
コツとして時々、羊毛フェルト作品全体を確認していきながら場所を刺す場所を変える対策も大事です。
対策:角ばった箇所を中心に向かって刺す
刺す箇所が同じなのが原因なので全体的に刺して失敗対策していくのも大事ですが、もし四角くなってきていると感じたときは、羊毛フェルトの角ばった場所からニードルを円の中心に向かって刺すと修正することができます。
羊毛フェルトの失敗ポイント③形がボコボコになってしまう
初心者と上級者の見た目の大きな違いで、失敗だと言われてしまうところといえば、羊毛フェルトの作品の表面が全体的に糸が立ってしまいケバケバ・ボサボサした印象になっているということだと思います。