日本でもナマズは食用として食べられている地域もありますが、ヨーロッパオオナマズも食用として「キャットフィッシュ」と愛されてきた歴史があります。欧州ではレストランなどでも提供されています。
小型のものが美味しいです
キャットフィッシュとして親しまれているナマズは15kg以下の幼魚です。大きくなるにつれて脂肪の割合が増え、食用には適さなくなってしまいます。フライやソテーとして調理される事が多いようです。
ヨーロッパオオナマズの飼育の仕方
残念ながら新たに飼育することは原則禁止
2016年に特定外来生物に指定されているため、新たに飼育することは原則禁止となっています。飼養や栽培、保管、輸入、生きたままの運搬・譲渡などが規制されているので、ヨーロッパオオナマズの取り扱いには注意が必要です。間違っても放流なんてことをしてはいけません。
規制される前から飼育していて規制後6カ月以内にすればOK
許可なく飼育した場合は1年以下の懲役または300万円以下の罰金という厳しい罰則が科せられます。ヨーロッパオオナマズに限らずですが外来種をペットとしている方はしっかりと情報を集めておく必要があるようです。
食欲が半端ないヨーロッパオオナマズ
成長速度が速く、隊長1メートルを超えてくると胴回りが太くなり、2メートルを越える個体ではなんとバケツ一杯分の食事が必要となります。毎月の食費を考えると少し恐ろしいですね!飼育も一筋縄ではいかなそうです。
丸太飼いでの悲しい事故
水族館で巨大魚の混泳での飼育を行っていたところ、1メートルのシルバーアロワナを食べてしまい完全に飲み込むことができずに窒息死してしまう事故がありました。このような事故はよくあるようで、ヨーロッパオオナマズの飼育は難しいようです。
日本でヨーロッパオオナマズを見られるのは?
水族館で展示あり
残念ながら現在では飼育する事が難しいヨーロッパオオナマズですが、伝説のモンスター魚を見てみたいと思われた方も多いと思います。現在でも飼育が行われている水族館がありますので、ぜひ一度訪れてみては如何でしょうか!
- 伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイス(三重県)
- 新屋島水族館(香川県)
- めっちゃさわれる動物園(滋賀県)
- ワクワク海中水族館シードーナツ(熊本県)
こちらの水族館にアルビノのヨーロッパオオナマズが現在展示されているようです。どこまで大きくなるか楽しみですね!(2018/10/27現在)
あの有名な伝説の最有力候補!?
ネッシーの正体はヨーロッパオオナマズ?
「ネッシー」皆さん一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?イギリス・スコットランド地方のネス湖の幻の生物ですが、一説では正体がヨーロッパオオナマズでは?と言われています。「ビクトリア朝時代にネス湖周辺の裕福層が釣りの為に放流した個体ではないか」などの理由があるらしいですがまだまだ噂の域は出ていません。
愛されるヨーロッパオオナマズ
インスタグラムをはじめとしたSNSには沢山の釣り上げられたヨーロッパオオナマズの写真がアップされています。アングラーたちは超巨体ヨーロッパオオナマズを釣り上げるというこれ以上ない達成感を得ようと、日々、白熱したバトルを繰り広げています。淡水魚では世界最大級という巨体は、まさに何物も代えがたい魅力を持っているのです。