太刀魚釣りの時期や仕掛けのおすすめを解説!海のギャング攻略!

秋から冬が旬の太刀魚。釣れたての太刀魚の味は格別です。仕掛けが複雑で難しそうに見えますが、愛好家も多く毎年シーズンになると港や堤防が太刀魚釣りの人々で溢れます。気軽に岸からも狙えるので、初心者にもおすすめの太刀魚釣り。ここでは、おすすめの仕掛けや釣り方など、海のギャング太刀魚の攻略法をわかりやすく解説します。

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三度の飯より魚釣りが大好きな釣り女子です! 専門用語も多い魚釣りの情報を、初心者の方にもわかりやすく読んでいただけるような記事を書いていきたいと思っています。
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海のギャング太刀魚とはどんな魚?

太刀魚の生態

見た目はその名のとおり、鋭い刀のように長く薄く、銀色に光っている太刀魚。サイズは大きな物で150センチほどあり、釣り人は、胴廻りを表すのに指何本分と表現するすることもあります。捕食の仕方は、頭上を通り過ぎる小魚を大きな口と鋭い歯で捕まえるというもの。その厳つい顔と獰猛な性質から、「海のギャング」と呼ばれています。

太刀魚釣りの時期(シーズン)

晩秋から冬にかけてが最盛期

岸から狙うなら、8月~10月が最盛期。太刀魚の群れが産卵のために回遊し、岸に寄ってくると言われています。この時期になると、多くの太刀魚狙いの釣り人が港や堤防に並びます。梅雨明けに試し釣りをする愛好家もいるそうです。1月~5月は、岸からの釣果を望むのは難しく、沖釣りがおすすめです。

釣具店やネットなどで釣果情報をチェックする

釣れ始める時期は地域によっても変わります。釣具店にはお客さんの釣果も定期的に寄せられており、さらにチェーン店なら広範囲の釣り場の情報を得ることができます。また、店員さんも釣り好きな方が多いので直接聞くのも良いでしょう。地域の情報がアップされているウェブサイトをこまめにチェックするのもおすすめです。

太刀魚の釣り場(ポイント)

港や堤防で気軽に釣れる

どんなに楽しい釣りでも、釣れれば美味しい魚でも、船に乗ったり沖磯に行かなければ釣れないということになると、初心者ならずとも億劫ですよね。太刀魚のシーズン中は港や堤防で気軽に楽しめます。オモリと針、餌をつけただけの仕掛けを岸壁に沿って底まで落としただけで釣れることもあります。

船釣りもおすすめ

船釣りの良さは何と言っても、場所と水深を船長に任せられるということです。自分で場所を探し、タナを測り水深を決めるという作業をショートカットでき、しかも釣れる確率が高いので、初めての太刀魚釣りは船釣りがおすすめです。

釣れる時間帯は?

太刀魚は夜行性

太刀魚は夜行性のため昼間は海底に潜んでいます。そのため、お腹を空かせ水面に上がってくる、特に早朝や夕方から夜にかけてのいわゆる「マズメ」によく釣れると言われています。最もよく釣れるのは夜です。愛好家は夕方からから翌日の明け方まで夜通し釣ることもあるようです。

昼も釣れる?

女性やファミリーにとって、夜釣りはハードル高め。真昼でも釣れたら良いのですが、残念ながらやはり釣果はあまり望めそうにありません。どうしても昼ということであれば、タナは深めを攻めましょう。せめて明け方もしくは日暮れ時を狙って出かける方が良さそうです。

時間帯だけでなく潮もチェック

海を観察して潮目を狙う

太刀魚は、小魚を追っています。海を観察し、小魚が集まる場所を見極めることが重要です。つまり小魚が食べるプランクトンが集まる場所を探すということです。湾内であれば船だまりや、潮目にはプランクトンが多く集まりやすいので、必然的に海底にいる太刀魚が食事のために水面に上がってくることが予想されます。

餌釣りに適したタックルと仕掛け

ウキ釣りにおすすめのロッドとリール

磯竿2号~3号、長さは4メートル前後がおすすめです。リールはラインが100メートルは巻けるものにします。サビキ用の竿でも代用可能です。防波堤で釣る際には遠投することもあるので、なるべく長めの竿を選びましょう。

ウキ釣りの仕掛け

太刀魚のウキ釣りは、夜間や早朝に行うことが多いので、ウキは電気ウキやケミホタルといった発光する夜釣り用のものを使用します。あとはゴム付きの中通しオモリ、それから太刀魚の鋭い歯で噛み切られないためのワイヤーも用意します。どうしてもパーツが多くなってしまうので、初心者は市販の太刀魚専用セットを購入することをおすすめします。

ケミホタルとは

昼間使うウキのトップに挿して使います。ほとんどのウキのてっぺんに挿し込めるようホルダーが付いています。夕暮れから夜にかけて釣る時には仕掛けを変える必要がなく便利です。薬品を発光させて使うもので、使う前にポキっと折って発光させるように作られており、夜釣りには欠かせないグッズです。通常3時間ほどで照度が落ちてきます。

ジギングに適したタックルとルアー

ジギングにおすすめのロッドとリール

ジグ(ルアー)を使う場合、専用ロッドの他に、6フィート前後のライトタックルもおすすめ。100グラム前後のジグに対応できれば代用も可能です。リールはPEラインが200メートルは巻けるものにしましょう。船釣りの場合は電動リールを使うのも方法の一つです。ゆっくり巻き誘うことで向こうから掛かることがあります。その際の竿は軟調が良いでしょう。

ジグ(ルアー)の選び方

太刀魚が好むピンクやゼブラなど、カラフルなものを選びましょう。途中で変えられるようにいくつかの種類を用意しておくと便利です。水深が深いところや夜間は、ゴールドやラメもよく使われます。サイズは80ミリ~140ミリ、重さは80グラムから100グラムが定番と言われています。

ワインドという仕掛け

ワインド釣法とは

ルアー釣法の一種で、ジグヘッドにワームを取り付け使用します。エギングのロッドの代用が可能です。リールはスピニングリール2500番台を使います。ワームはジグにまっすぐ付けるようにしましょう。

ハマる仕掛け「テンヤ釣り」

テンヤ釣りとは

テンヤと呼ばれる、魚の頭にフックがついた針が取り付けられている仕掛けに、イワシやサンマ、アジなどの小魚を固定し魚を誘う釣り方です。餌にする魚は、あらかじめ頭を落としておきます。フックにさし、付属のワイヤーに縛り固定します。船出釣りにおすすめの仕掛けです。

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