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キャンプの虫除け対策6選①場所
草むらや湿った場所は選ばない
キャンプ場は豊かな自然環境の中にあることが多いため、虫から逃げることはできません。そこで必要になるのが、キャンプ場の中のどんな場所にテントを設営するのが良いのか、ということです。自分で場所を選ぶことのできない区画サイトではどうにもならず運に頼るしかありませんが、フリーサイトなら早い者勝ちではあっても自由に選べます。
選ぶポイントにはいくつかありますが、草むらの近くではないこと、地面がじめじめと湿っていないことが重要になります。水辺にも注意です。このポイントを抑えるだけで、蚊やアブなどの襲撃リスクが下がります。
キャンプの虫除け対策6選②スクリーンタープ
リビングの網戸となるスクリーンタープ
タープはテントにリビング機能をもたらすものとして人気があります。タープにはいくつか種類があり、目的によってタイプが変わりますが、虫除けを第一とするならスクリーンタープが最強といえるでしょう。
スクリーンタープは壁面がメッシュになっているので、テントと連結させるように設置すれば、リビングは「網戸」によって守られ、テント内も外との間にスクリーンタープがあるので虫の入り方が随分変わります。
キャンプの虫除け対策6選③ランタン
ランタンはテントから少し離して設置する
虫の忌避効果のあるランタンやランタン型殺虫器を用意しなくても、設置場所を変えるだけで虫対策をすることは可能です。虫、特に蛾は明るい場所に集まる習性があるので、テントから少し離れた場所に設置すれば虫は勝手にそちらへ集まります。
一方で、ランタンが遠いとテント内やテーブル上が暗くなってしまうので、虫が集まりにくいとされるLEDランタンを用意すれば明かりに困ることはありません。ただ、それで虫が完全に来ないというわけではないので、手元の明かりには虫除けアロマキャンドルなどを使うといいかもしれません。
キャンプの虫除け対策6選④服装
虫除け用のキャンプウェアを着る
服の色については基本的な虫対策として述べたとおり、黒っぽいものを避けるのが鉄則です。ですが、汗をかきやすい、体温が高め、飲酒したなど体質的に虫を誘引しやすい場合、服の色はあまり関係なくなってしまいがちです。
そんな時に役立つのが、虫除け効果を持つ服です。いつもの服の上から羽織る虫除け用のメッシュ素材で作られたパーカーや、繊維の段階から防虫効果を持たせて作られたキャンプウエアなどがあります。
キャンプの虫除け対策6選⑤結界
網戸用の虫除けスプレーをテントに吹きかける
虫に刺されないようにする最強手段といえば当然虫を近づかせないことなので、肌に直接吹き付ける虫除けスプレーだけよりもテント周辺に防虫の「結界」を張った方が効果は高くなります。ですが、蚊取り線香の煙や虫忌避効果のあるアロマの香りが苦手な人の場合、虫除け対策の幅はだいぶ狭まってしまいます。
そんな場合、一般住宅の網戸用虫除けスプレーをテントに吹き付けるという方法があります。ディートを含む肌用虫除けスプレーの方が対応する虫の種類が多いですが、テントの素材は化学繊維であることが多いので変質してしまいます。網戸用のものなら、その心配はありません。
キャンプの虫除け対策6選⑥キャンプ場への問い合わせ
現場を知るキャンプ場スタッフの情報こそ最強
虫は完全には防ぎようがありませんが、事前に「敵」の情報を知っておけば準備を整えておくのも簡単です。対策としてはある意味最強と言えます。なぜ問い合わせが最強なのか。その答えはシンプルです。長期的な天候の傾向からその反動で虫が大量発生していることもあり、その事実を知っているのが現場にいる人だからです。
たとえば秋の暖かい日に現れるカメムシ。ハッカ油が忌避剤になりますが、大量発生していたらハッカの香りの及ばない場所に集まっているでしょうし、それと知らずに触ったり踏んだりしたらとんでもないことになりますが、最初から心構えがあれば被害は最小限で押さえられるはずです。「事前情報」こそ強いものはありません。
虫除けを徹底してキャンプを楽しもう
アウトドア生活の醍醐味は、大自然を満喫することにあります。それを妨害する虫は邪魔な存在かもしれません。ですが、虫の生活圏に人間がお邪魔していることも忘れてはいけません。虫除けグッズを使って上手に虫を防ぎながらキャンプを楽しみましょう。