キャンプにいる虫⑦ヒル
吸血されても気がつきにくいヒル
蚊などと同様、体温や呼気で寄ってきて、気づかない間に皮膚に取り付き吸血します。ヒルの唾液には麻酔効果があるため、痛みすら感じません。そのため、多くの場合出血でようやく気づきます。初夏から秋にかけての雨の日、雨上がりの後に活動的になり、地面近くの草むらだけでなく木の枝葉から落ちてくることもあります。
ヒルは乾燥に弱くじめじめとした場所を好むため、森林だけでなく水辺でも見られます。ですが、晴天でも地面に落ちた葉の下など湿気のある場所に潜んでいるため、晴天続きの日でも安心はできません。
キャンプにいる虫⑧ムカデ
噛まれると激痛のムカデ
積極的に攻撃してくる虫ではありませんが、いつの間にか靴の中に入っていて噛まれたということもあります。慌てて払ったりせずに落ち着いて逃がせば特に問題ありませんが、噛まれると腫れて痛む場合もあります。
キャンプにいる虫⑨ハエ
病原体を媒介することもあるハエ
こらちも攻撃性のある虫ではありませんが、食材や食事中に周りを飛び回られると鬱陶しいことこの上ないです。しかし、そんなハエとはいえども、病原体を媒介することがあるので近づいてほしくはありません。
キャンプにいる虫⑩ガ
害は無いが鬱陶しいガ
多くの場合、特に害のある虫ではありませんが、明かりに寄ってくるので夜は特に鬱陶しい思いをさせられます。「飛んで火にいる夏の虫」の「夏の虫」はガと言われている通り、焚火に突進してくることも少なくありません。
キャンプの虫対策は?
黒または黒っぽい服装は避ける
ハチだけではなく、蚊などにも有効です。白色系の帽子をかぶるのも良い方法です。草木の多い場所ならば、夏であっても肌の露出の多い格好(半袖、短パンなど)を避けることが重要です。ズボンの裾を靴下や靴の中に入れるとヒル対策にもなります。
虫除けスプレーを用意する
どうしても露出しがちな肌に噴霧しておくと、ある程度の効果はあります。キャンプで嫌な虫すべてに効果があるわけではありませんし、小さな子どもへの使用など、スプレーに記載されている注意事項はよく読んで確認しておく必要があります。