カワハギにそっくり?毒を持つキタマクラには要注意!

飼育する際、おすすめするのは海水魚用の人工餌です。選ぶポイントとしては、海藻や植物質を含んだ粒タイプのもの。具体的な銘柄では、メガバイトのグリーンや、メガバイトの海藻タイプがおすすめです。

活き餌をあげるときに注意すること

キタマクラは、エサを食いちぎりながら食べるので比較的水を汚しやすい魚です。ですから、餌を与える際も生や冷凍の餌はなるべく一口サイズに刻んで、軽く水道水でゆすいでから水槽に入れると水替えの頻度を減らすことができます。アミエビ・アサリ・蟹が好物です。

キタマクラとその他の魚は混泳できるのか?

混泳は可能。ただし種類を選ぶ。

フグの中では小型で温和な種であるキタマクラなので、ほかの魚と同じ水槽に入れて飼育してみたいところです。しかし心配なのは、やはりその強力な皮膚毒です。水槽内で毒をまき散らすなんてことはないのでしょうか。

この点、基本的には心配いりません。キタマクラの毒は、大きなストレスを受けない限りは分泌されることはないためです。普通に飼育している環境であれば、ものすごく水質が悪化するとか、他の魚に捕まってジタバタ暴れたりしない限りは、心配はいりません。

混泳にお勧めの魚

同種、フグ類はお勧めできない

アミメハギ、カワハギはキタマクラと食性が似ているためおすすめです。逆に、一緒にしないほうが良いのは同種キタマクラやハコフグ属です。そのほかカエルウオもなぜか相性が悪いと言われています。また、貝類、カニ、エビなどもキタマクラの餌となるので避けたほうが無難です。

愛らしいキタマクラ、必要以上に怖がる必要はない!

カワハギに似た風貌ながら、その皮膚には猛毒を持つキタマクラ。釣り人にとっては餌取りとして厄介者扱いされていたりと要注意な存在です。しかし正しい知識を持って取扱いに十分注意すれば、必要以上に怖がる必要はありません。

識別できるように体の特徴を知り、素手で触ってしまったらすぐに手を洗いましょう。触れる際にはできるだけ手袋を着用し、必要以上に刺激しないようにすれば安全に釣りを楽しむことができます。食用もできるようですが、調理には免許が必要なので慎重に扱うようにしましょう。