ちなみに本ししゃもが旬になるのは、11月ごろとされています。これはその時期に海に住んでいるししゃもが川を上ってきて、卵を産む産卵期だからです。この時期に獲れたものが旬のものとなっているのです。
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カペリンはいつでも食べることができる?
スーパーにあるししゃもは9割カペリン
冒頭当りにある通り、本ししゃもは漁獲量が非常に少ないため市場に出回る量も比例して少ないので、日本のスーパーで売られているししゃもはその9割がカペリンということになっているのです。本ししゃもを食べることは少し難しいですが、カペリンであればいつでもたくさん食べることができます。
味も問題なしのカペリン
味はどうなっているのかというと、もちろんカペリンはおいしいです。本ししゃもと比べると、本ししゃものほうが味が濃く脂ものっているので印象に残る味で劣る点もありますが、カペリンは脂が少なめで食べやすく、またいつ食べてもどこの産地のものでも、多少加工があったとしても大差ない味を楽しめます。
卵を使ったカペリンキャビアとは何?
カペリンの卵を使ったキャビア
実はカペリンのキャビアというものがあります。キャビアというと鮫の卵、世界三大珍味として有名な食材ですが、カペリンの卵もそんなキャビアとなって販売されているのです。実物の見た目もカペリンの黒くて小さな卵がたくさん詰まったものとなっており、一見すると本物のキャビアのようなのです。
本家キャビアより安価で食べられる
ここで気になってくるのが、カペリンのキャビアの価格なのではないでしょうか。元のキャビアが珍味であるためお高いのではないかと思われるかもしれませんが、なんと100グラム200円近くで業務用スーパー等でも手に入れられ、味もしっかりしているお得なキャビアなんです。
栄養のとても高いカペリンがおすすめ!
DHA等栄養を多く含んでいる
本ししゃもよりも値段が安いということもあってあまり栄養価が無いのではないかと思われがちなカペリンですが、そんなことは全くありません。むしろ逆で、カペリンには魚に多く含まれているDHAやカルシウム、亜鉛やその他のたくさんの栄養価が含まれているので、健康にも良い魚といえるのです。
ダイエットにも効果的なカペリン
そんなたくさんの栄養を持っているカペリンは、実はダイエットにも効果的な食材なんです。例えば含まれている栄養価の1つであるビタミンBは糖分や脂肪などを分解してくれる働きがあり、これによって人間の代謝を促進させてくれる効果があるのです。たくさん動くことになるであろうダイエット時にはとっておきたい成分です。
またご紹介したDHAのほかにもEPAという成分も含まれていて、これらは中性脂肪やコレステロールといった肥満の原因になるものの数値を下げてくれる効果があります。加えて糖質も1匹当たり0.5グラムと普通の魚の3分の1ほどしかないので、栄養価が高く糖分の少ない、ダイエットにうってつけの魚なのです。
おすすめのカペリンの調理方法について
ししゃもならば丸焼きで食べる
最後に、カペリンのおすすめの調理方法をいくつかご紹介しましょう。まずは丸焼きでの調理法で、作り方はクッキングシートをフライパンに乗せて片面ずつ焼いていきます。メスの場合お腹の卵を押してみて、硬くなっていたならば出来上がりです。
ご飯に合うししゃものフライ
次はカペリンのフライです。大葉で巻いておいたカペリンをそのまま油でフライにして大葉フライにしたり、揚げる前にカレー粉を付ければカレー味のフライに変化します。揚げ物ということでご飯のお供として非常におすすめできる料理法といえるでしょう。
酒のつまみに燻製ししゃも
最後はお酒のつまみにピッタリであろう燻製のししゃもの作り方です。燻製材を用意したら強火で燻し、煙が出て来たらカペリンを投入します。蓋をしてそのまま30分ほどいぶし続け、金色に焼きあがっていればシシャモの燻製の完成です。
美味しくて栄養も豊富なカペリンを食べてみよう
カペリンはカラフトシシャモの英名だった
カペリンとはどんな魚なのかについてや本ししゃもとの違い、特徴などについてご紹介しました。私たちが日頃食しているししゃものほとんどはカペリンで、それとは別に本家のししゃもが存在していました。本家がいると言うことで偽物扱いされることもありますが、カペリンも立派なししゃもです。
栄養豊富でキャビアもある
カペリンはいご紹介しました通りdhaやビタミンBなど様々な栄養が含まれており、それらがダイエットにも作用してくれます。卵はキャビアにもなっていますし、それらが一年を通して食べることができる素晴らしい魚です。ぜひいろんな料理法でカペリンにを味わってみてください。