かなり変わった形状の歯です。細かく密集したパーツで形成されていて、その数を数えると300本もあるのだとか。
1つ1つはとても小さい
ひだのように見えますが1本1本全て歯なのです。これはイカなどの獲物を内部に引っ掛ける機能を持っています。
先端は鋭くとがる
一度喰らいついたら離さないように見える鋭そうな歯ですが、実際は大きな獲物も丸呑みだそうです。
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ラブカを知ろう②エラ
エラはたくさんある
Frilled Shark(フリルシャーク)という英名だけあり、ヒラヒラとひだ状になっていてかなり特殊です。そして赤い色が切り傷のようでグロテスクに見えます。
ひだになったえらで深海でも効率よく呼吸
通常のサメの仲間は5対のエラを持っているのですが、ラブカは6対だと言われており、それが古代のサメの特徴と同じことからサメの祖先だと位置づけられています。この特殊なエラにより、長期間深海で生きることが可能となっているのです。
口側のエラはのどで繋がっている
ラブカのエラを開き上から観察すると口の中が見えて、のどで繋がっているようです。
ラブカはどこで見れるの?
水族館で見ることが可能
深海魚に特化した水族館は主にラブカが時々あがるという静岡県に集中しています。本物を見ることは本当に稀ですが、標本や剥製の展示があるところをこれからご紹介していきます。
飼育実績なら沼津港深海水族館(静岡県)
代表的な場所が、ラブカが時々発見される駿河湾近くにある深海魚専門のミュージアムです。時々あがってくるラブカを捕獲してその時々で展示をしていますので、下調べをしてから見にいってください。沼津深海魚水族館はほかにも世界初の冷凍になったシーラカンスがいたり、レアな生き物がたくさんいます。
剥製・標本展示①焼津深層水ミュージアム(静岡県)
生きているラブカを見るのはかなりレアなようですが、剥製や標本で残している所がいくつかあります。こちらの深層水ミュージアムは、駿河湾の日本一深い深層水取水地がある焼津市にあり、深層水に関することや深海に住む生き物に関しての学習ができるパネルや標本の展示があります。そこにラブカの標本が展示されています。