ただし、快適に楽しむためのちょっとしたコツもありますので、事前に確認しておくとさらに楽しめます。
事前にイメージしておく
まずはテントとタープについてみていきましょう。キャンプに一番の楽しみはお料理かもしれませんが、実は寝床となるテントが快適か否かでキャンプの質が変わると思ってください。
上の画像はキャンプレイアウトの一例として見ていただきたいのですが、テントとタープが連結されてその下にダイニングがあり、少し離れたところにキッチンスペースが設置されているというオーソドックスなレイアウトになっています。
このレイアウトを基本形と思っていただいて少しずつ自分のカラーを出していきましょう。
上級者テクニックを取り入れる
上級者テクニックと言うか、ちょっとしたコツみたいなものをいくつかご紹介しておきたいと思いますので参考になさってください。まずは風向きとレイアウトの関係についてですが、キッチンや焚き火スペースは原則風下に配置してください。これはお料理を炭火でしたり焚き火をしたりした煙や匂いがダイニングやテントに充満しないために重要です。
注意すべき点として、やや狭い区画サイトなどの場合、焚き火やキッチンが隣接サイトに近くなりすぎないことです。風に煽られた焚き火台が転倒することなども考えて、もしそうなったとしても隣のサイトに燃え移らないようにしなければなりません。
次に、特に区画サイトの場合、主要通路面とテントを近づけ過ぎないことに注意しましょう。これはプライバシーの確保の観点とセキュリティーの面で重要です。人が通る側はテントの中が丸見えになりますし、通路からすぐのところにテントがあると盗難などのトラブルの危険性も高くなります。プライバシーに関しては、オートキャンプであれば車をうまく活用して目隠しにするとか、キャンプの頻度が高くなってきたら陣幕などを購入して活用するなどの方法も検討しても良いでしょう。
キャンプサイトのレイアウト「テント・タープ編」
レイアウト設営において一番体力を使うのがテントとタープの設営ですので、まずはこれらをしっかりと設営してレイアウトの核を決めましょう。
「テントが先か」「タープが先か」どちらが良いの?
テントを先に設置するかタープを先にするかは、意見が分かれるところです。タープを先にする方が良いという人は、キャンプの荷物置き場をまず確保するためにタープを張り、その下にどんどん荷物を置いてから設営したいという人です。
一方でテントを先に張るのが良いという人は、傾斜や地面の状態に一番左右されるテントを一番良い立地場所に立ててそれを基準にしてレイアウトを決めたいという方です。
区画サイトの場合は地面もあまり傾斜がなく状態も良いところが多いのでタープを先に設営し、フリーサイトの場合は地形や地面の状態を見てまずテント位置を決めると言ったように使い分けてみてもよいと思います。
テントにタープを必ず連結させよう!
テントとタープの設営時に絶対していただきたいのが、テントとタープをしっかり連結するということです。これは雨対策なのですが、仮にテント設営時は天気が良くても、夕立が急にくることなどもありますので連結作業を必ずしてください。
夏の暖かい時であっても雨に濡れた体は予想以上に冷えますので、できるだけ雨に濡れないように気をつけてください。
キャンプサイトのレイアウト「キッチン編」
「キッチンを制するものはキャンプを制す」と言われるくらい、キャンプでキッチンは大切です。子供さんはともかくとして、大人はキャンプでのメインの活動の場所にもなりますので、しっかりとキッチンを設営してスッキリと美味しい料理を作りましょう。