釣りの幅が広がるボート
船に乗らなくてもボートがあれば気軽に沖釣りができる
ボートがあれば行動範囲(釣り場)が広がりますし、大物の魚が狙える可能性が高くなります。日常では味わえないような体験ができる。おかっぱりでは狙えなかった魚を狙うことができます。
人が多くない爆釣りスポットにも行ける
人があまり多くない自分だけのポイントを探せて、自分のペースで釣りが楽しめます。船長気分になれて、長い目で見てもコスト面でかなり安上がりになります。
釣り用ボートに乗る注意点
免許が必要な場合もある
船舶免許なしで動力付きボートを運転するためにはいくつかの要件があります。手漕ぎボートに比べると楽になりますが、動力付きボートを経験することにより自分のスタイルとはと物足りなさを感じて免許を取得しようと考える人もいます。
免許がなくても運転できる①ボートの長さが3m未満であること
ボートの長さというのは、実寸ではなく登録長になります。この登録長は、実際のボートの「全長x0.9」になるそうです。だから、実際のボートの大きさは3m+αの船が対象になるそうです。
免許がなくても運転できる②推進機関の出力が1.5kw未満であること
推進機関の出力が1.5kw未満(約2馬力)であるものになります。2馬力表示のガソリン船外機か、バス釣りなどで使う1.5kwのエレキが使えます。これらを同時に使うと1.5kwを超えてしまうため併用はできません。
免許がなくても運転できる③人身傷害防止のための停止措置や保護装置を有するもの
人身傷害防止とは、エンジンに異常があった時の非常停止装置や、キルスイッチやプロペラガード等の不意を打つ事故によるプロペラの巻き込みを防ぐ保護装置が装備されているかが基準となります。基本的に、2馬力以下の船外機で日本の推進機器メーカーは、これらの機能は必ず備わっています。
釣り用ボートの出航場所を確認しよう
港のスロープは、基本的には一般向けに開放されている場所ではありません。 初めての人は、砂浜からでも出航できる釣り用ボートがおすすめです。 車を駐車する場所、積み下ろしや出航ができることを確認しましょう。
釣り用ボートが使用できる範囲があるので注意しよう
出航する地点から沖に3海里、横は流されることを考えて、認められる沿岸3海里が航行範囲になります。 1海里は、約1.8kmで計算すると約5.4kmくらいになります。大体2時間以内に往復できる範囲が目安になります。
釣り用ボートの選び方
釣りに行く海で種類を決めよう
釣り用ボートの種類は、FRPボート、アルミボート、ゴムボートなどがあります。この中で、FRPとアルミは素材が違うのですが構造的に同じようです。基本的に、海はFRPボート、淡水はアルミボートが一般的でしょう。
釣りに行く人数で決めよう
FRPボートは重量があり、 複数乗りのモデルはかなり重いものになりますので、運搬方法を検討する必要があります。 初心者の人は、1人用のモデルを選ぶことをおすすめです。
釣り用ボートの種類を確認しよう①FRPボート
FRPは「繊維強化プラスチック」で、ガラス繊維などの強化材(補強材)で補強されたプラスチックです。メリットは、耐久性が良く何十年も使うことができます。手入れも簡単で、メンテナンスがとても楽です。
釣り用ボートの種類を確認しよう②アルミボート
アルミボートは、アルミニウムで作られたボートになります。中でも軽いものに入りますので、カートップ(車の屋根の上へ積載)ができるほか、1人でも積み下ろしが可能なモデルがあります。
釣り用ボートの種類を確認しよう③ゴムボート
ゴームボートは、かなりの大きな波じゃないかぎり転覆することはありません。もし転覆しても沈むことがありませんので、安全度が高いボートと言えるでしょう。空気を抜けばコンパクトになりますので移動や収納に困ることはありません。
釣り用ボートには船外機が必要!2馬力って?
釣り用ボートだけでは使用できない
釣り用ボートは、船外機がなければただの手漕ぎボートになってしまいます。船外機は、エンジンやモーターでプロペラを回して進むものなので、ある程度の速度で水の上を走ることができます。
馬力について
船外機は、エンジンを使用したタイプとモーターを使用したタイプの2種類があります。どちらも出力が1.5kw(約2馬力)未満である大丈夫です。エンジンは、50〜80cc程度の排気量となります。モーターは、1.5kwの出力のものを選べば大丈夫です。