ブラックバス料理は美味しかった!寄生虫にはご注意を!

ブラックバスが食材として敬遠される一番の理由は「臭い」というイメージです。しかし逆に言うと、その臭みの原因を取り除き、しっかり加熱調理すれば、白身のとても美味しいお魚に変身します。

体にいい栄養をたっぷり含んだお魚ですから、せっかく食べるなら美味しくいただきたいですね。ブラックバスを食べるときはきちんと下処理をすることが重要なポイントです。

ブラックバス料理を食べよう|下処理

釣り上げたブラックバスは、きちんと手順を踏んで処理してから調理しましょう。それでは美味しく食べるための下処理の方法についてご紹介します。

ブラックバスの下処理①まずは泥抜きをしよう

ブラックバスは泥や砂を直接飲み込む習性はないので、泥抜きは必要ないという意見もありますが、臭みの可能性を少しでも取り除きたいと思われる方は泥抜きを行いましょう。

ただしブラックバスは「外来生物法」によって「生体(生きたまま)を移動、運搬することが法律で禁止」されています。つまり釣り上げたものを生きたままクーラーボックスなどに入れて持ち帰り、家で泥抜きを行うという行為は厳密には法律違反です。(過去には奈良県での逮捕事例もあります。)

もし泥抜きをするのであれば、あらかじめきれいな水を用意しておき、釣り場で数時間泳がせておくといったかたちをおすすめします。持ち帰る時は原則締めた状態にしておきましょう。

ブラックバスの下処理②捌き方

ブラックバスも他のお魚と同じような要領で捌けます。捌く前に少し臭いが気になるようなら、包丁を入れる前に塩をまぶしてこすり、表面のぬめりをよく洗い流してから捌きましょう。

  1. 水気を切ったブラックバスの頭を落とす。
  2. 内臓を取り出して三枚に下ろす。
  3. 腹骨と臭みのもとである皮(気になる方は血合い骨も)を取り除く。
  4. おろした身に改めて塩を振って、しみ出てきた臭みを含んだ水分をよく洗い拭き落す。

ブラックバスは生きたまま持ち帰るのは原則禁止で、また釣った後もがいて暴れて死んだ個体は身に血が回って臭みが出てしまうので、頭を落として内臓を取り出すまでの工程は釣ったその場ですぐ行い、袋詰めにして持ち帰るようにしてもよいでしょう。

ブラックバスの下処理③臭みの元である浮袋周辺の脂の処理

ブラックバスはお腹の浮き袋周りの脂も臭みの原因と言われています。内臓を取り出した後のお腹の膜と腹骨にくっついているぷるぷるした部分ですが、臭みのもとなので、捌くときに特に注意して、しっかり取り除きましょう。(参考動画:8:00~)

ブラックバス料理を食べよう①|ブラックバスのフライ

ブラックバスのフライの特徴と魅力

ブラックバス料理の定番と言えばフライですので、まずカラッと揚げてフライにしていただきましょう。ソースをたっぷりかけてかぶりつけば、サクッとした歯ごたえの衣と、ふわふわの白身の美味しさが口の中いっぱいに広がります。

「これ、ほんとにブラックバス?」と驚かれるような、子どもから大人まで楽しめる一品です。ぜひ晩ごはんのおかずとしてフライにしていただきましょう。

ブラックバスのフライのレシピ

  1. 下処理をして切り身にしたブラックバスに塩・コショウで下味を付ける。
  2. 小麦粉、溶き卵、パン粉の順でまぶす。
  3. 180℃前後の油できつね色に揚げる。

食べるときは定番のソースだけではなくお醤油やタルタルソースでも美味しくいただけます。レタスやキャベツと一緒にパンにはさめば、かんたんフィッシュバーガーに早変わりです。

ブラックバス料理を食べよう②|ブラックバスのムニエル

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