アブラボウズとはどんな魚?下痢との関係性や値段をご紹介

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良質な白身で且つ甘い脂がのっているため、もっとも人気のある食べ方は刺身です。もちろん握り寿司も非常に人気です。食べ過ぎると体に害となるため少ない量を味わいながら食べるとより一層美味しく感じれるでしょう。

アブラボウズの煮つけ

次に料理の中では、煮付けも外せない一品です。季節ものの魚のように脂が乗った身は和のテイストに非常に合います。脂の旨味が滲み出た出汁は、これだけで至福の一杯になります。寒い冬には打って付けの料理になりますので食べ過ぎには注意が必要です。

アブラボウズの煮付け/作り方

食材はアブラボウズ、水、酒、醤油、みりん、砂糖、鰹出汁です。①鍋に水、酒を入れ沸騰させ、アブラボウズを入れアクを取ります。②醤油、みりん、砂糖、鰹出汁を加え、中火で15分煮ます。煮汁が3分の1まで少なくなったら出来上がりです。

アブラボウズの塩焼き

塩焼きは身に非常に脂がのっており、これだけで最高の一品です。たんぱくな味わいの中に後からコクのある旨味が堪能出来ます。火を通すことで脂も出るため、刺身で食べるよりも少し多めに食べても大丈夫ですが、食べ過ぎには注意です。

白身魚の中では「ホキ」も舌鼓する魚ですが、あまり聞き覚えのない名前です。皆さんが一度食べた事があるでしょうフィレオフィッシュに使用されている魚と聞くとピンとくるかもしれません。下記にて「ホキ」についての記事を紹介しますので合わせてご覧ください。

アブラボウズを食べるときの注意点

前述したようにアブラボウズを食べる時には身(筋肉)に含まれるトリグリセリドを取り過ぎると下痢になってしまうため注意が必要です。さらにカロリーも他の魚介類より高く、食べ過ぎると他にも良くないことありますのでご説明します。

アブラボウズを食べすぎないようにしよう

肉の40%程が脂質です。そのため、思った以上に取り過ぎてしまいます。また、個々人により体質が違うため少ない量でも身体に影響を及ぼす事がありますので、初めての方は特に少なめに、熱処理をする等食べ方を工夫すると良いでしょう。

アブラボウズのカロリーにご注意

脂は体内に取り込まれると皮下脂肪なるため、注意が必要です。また、脂質はタンパク質の倍以上(脂質の場合1g=9kcal)あり、少しの量でも1日の摂取カロリーの目安を超えてしまいます。ちなみに1日のカロリーの目安は、男性2500Kcal、女性2000kcalです。

アブラボウズと似ている魚

アブラボウズに肉が似ている魚はクエで偽装されたりと事件はありましたが、外見が似ている魚で「バラムツ」、「アブラソコムツ」が知られています。名前も少し似ていますが、この2匹はアブラボウズと違い要注意です。

アブラボウズと似ている魚①バラムツ

似ている深海魚の仲間であり、脂が多い魚です。外見だけではなく、身もアブラボウズと同じぐらい美味しいため間違えて食べる人が多いですが、注意が必要な魚です。この脂は人体では消化できず、下痢を引き起こします。

アブラボウズと似ている魚②アブラソコムツ

こちらも深海魚の種類で外見でも間違いやすい魚です。身は上記2匹にも劣らないほどの脂がのった身です。しかし、バラムツと同じように消化出来ない脂を含んでいるため腹痛を引き起こし、最悪の場合は死亡するケースもあります。

アブラボウズを釣るには

一年中漁に出ている人でも出くわす事が稀な知る人ぞ知る魚です。約1000m近くの深層を狙っていれば出くわせる場所が稀にある程度です。そのため釣りで狙う人は少ないですが、釣る方法は少なからずあります。

釣るためにはスローピッチで狙う

最近は餌で釣るのではなく、スローピッチで釣る人もいます。ヒットカラーは光る物も良いです。ジグは、重めのものが良いため700g〜1kgのものを選ぶと良いでしょう。魚の体格が大きい物で80kgを超えるため心構えが大切です。深海魚釣りに適した竿を下記で紹介します。

総糸巻 中深海・深海 GokuEvolution (ゴクエボリューション)

出典:Amazon

ゴクスペオリジナルの総糸巻きブランクはしっくり馴染みよく、仕掛けを凌駕する柔らかな先端からグリップにかけて力強い胴体、さらに非常に強いバットへとしなやかなに連結するアクションは、荒波で不安定な状況下でもスムーズに負荷をカバーし、掛けた獲物を確実に仕留めます。

頑丈かつ軽量を追求したゴクスペ特有の深海ロッド専用アルミバットと、ブランクに合わせたグリップテープは負荷がかかる局面でも幅広い適用性のある耐久性に特化した仕様でブランク、アルミバットともに半永続的に使うことが可能な高耐久性が自慢です。

アブラボウズ釣れる時期

一年を通して狙う事は出来るが、1〜3月は産卵のシーズンなので、水深500mのところまで上昇してきます。その他の時期は500〜1000mの間で狙うようにしましょう。ちなみに魚群探知機ではほぼ映らないため、地形の状態を見て場所を選ぶと良いでしょう。

アブラボウズを安全に食べよう

上記でアブラボウズに対しての知識や味わい方をご紹介してきましたが、注意点さえ守ればとても美味しい魚です。一般的に見かける事も少なく貴重な魚なので、見かけた際はチャンスです。しっかりとルールを守り知識をつければ、最高の食事が待っています。

クエについての記事はこちら

ホキについての記事はこちら