1メートル超えのベジタリアン巨大魚ソウギョって知っていますか?特徴&釣り方

原産地はアムール川、中国、朝鮮半島、アジア大陸東部とされています。日本では千葉、茨木で移入し定着。全国各地の河川や湖沼で、江戸川・利根川水域に放流されたものが天然繁殖しています。また、ソウギョの好物であるアサの葉が生えている江戸川にも多いです。他には霞ヶ浦・北浦だけで、その他の地域のものは定着していません。生息環境は河岸や湖沼で、流れが緩やかなところを好みます。繁殖期は6-7月の梅雨の時期が中心です。繁殖方法は梅雨の増水時に一匹のメスに複数のオスが集まり、産卵は水面近くで行われます。

ソウギョは要注意外来生物

生息地の在来生物に影響を与える可能性もあり、水辺にすんでる水生昆虫や在来魚を脅かしたりして生態系に悪影響を与えたり水草を食害するため、環境省により要注意外来生物にしていされています。ソウギョは体も大きく、大食いのため水辺の水草を食い荒らすことが問題になっています。ソウギョが出す排泄物が河川の生体環境にも悪影響を与えています。 日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会) にも指定されています。ソウギョの繁殖域の千葉、茨木では対策を取るのでしょうか。

ソウギョとは中国四大家魚

そもそも家魚とは?中国でもメジャーな食用魚があります

牛や豚を家畜というように、中国では家魚(カギョ)という言葉があります。家魚には4種あり、青魚(アオウオ)、草魚(ソウギョ)、黒連(コクレン)、白連(ハクレン)これらをまとめて四大家魚と呼ばれています。その中の一つがソウギョです。中国四大家魚のひとつで、最長1.4メートルにもなります。人間の子供の身長ほど大きくなるんです。元々は水草の除去目的などで皇居をはじめ池沼河川に稚魚が放流されました。日本ではメジャーな魚ではないですが、中国ではアオウオ、コクレン、ハクレン、とともに四大家魚としてポピュラーな魚です。日本でいうところの、サンマ、サバ、アジ、イワシ、といったところです。

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