ブリの若魚「ワラサ(メジロ)」の美味しいレシピ、釣り方、生態をご紹介

群れを作り、沖合の中層~低層を遊泳します。典型的な回遊魚で、産卵場所はいくつかあるものの、東シナ海の水深200m部分が主な産卵場所となっています。2~3月が産卵のピークで、1腹で約100万個もの卵を産みます。

産まれた稚魚は流れ藻などについて成長し、黒潮と対馬暖流にのって太平洋と日本海を北上していき、食べ物の豊富な内湾や内海で生活をします。ワラサやブリほどまで成長する秋になると、外洋にでて回遊を始めます。夏に北上して秋に南下するという南北の大回遊をする魚です。

ワラサの旬はいつ?

ブリといえば寒ブリというぐらいなので、ブリの旬は冬というイメージがありますよね。では、ワラサの旬はいつなのでしょう。ワラサはブリよりもひと足早い夏の終わりから秋が旬と言われています。

そこからさらに大きくなったものがブリとなり冬に旬を向かえるということです。天然のものはアミノ酸から形成される旨味成分が多く含まれていて、ブリほどではないにしろ身には脂がのっていてとても美味しい魚です。

ワラサの釣り方

ワラサは岸釣りと船釣り両方楽しめる魚です。岸釣りの場合は、夏の終わり頃から秋がシーズンになりますが、船釣りの場合は夏の初め頃から冬までがシーズンになります。引きが強くシーズンになると人気のターゲットです。

群れで回遊しているので、濃い群れに当たれば大漁のチャンスです。群れの濃さでも成果は大きく異なりますので、情報をいち早くゲットするということもワラサを釣るうえで重要なポイントになります。釣具店がブログやSNSでこういった情報を発信していることもあるのでチェックしてみるといいでしょう。

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