このぬるぬるには毒がありません。現在、繊維として利用できないかの研究が進められています。近々、私たちもこの粘液からできた服に身を包むことになるかもしれませんね。
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ヌタウナギはとっても美味しい
日本ではあまり馴染みがありませんが、韓国ではとてもメジャーな食材のようです。日本でも釣った人が美味しく食べているので、その味についてご紹介します。
その味は?
食感はタコやホルモン、ミノなどを食べているようなもっちりさで、コリッとしています。鳥のハツ刺しのような鉄分の風味と、新鮮なエイを食べたときに感じる塩化物由来の塩味が付いていて、何もつけない状態でも独特な塩味がしていますが、魚と違い生臭さはないため、どんな調理にも合います。
韓国では人気食材
韓国ではコムジャンオと呼ばれ、釜山では普通に食卓にも出てくる人気食材です。韓国料理にすると、コチュジャンベースのソースに絡めて調理することが多く、コチュジャンのニンニクの匂いがさらに食べやすくさせて美味しくなるそうです。
乱獲などの影響で、韓国国内での漁獲量が激減しているため、現在は日本やアメリカから輸入されています。
ヌタウナギの料理方法と注意点
生臭さなどの癖があまりない生物ですが、様々な調理方法で食べることができます。ただし、このぬめりがなかなか厄介なので、きちんと正しく対処してから食べるようにしましょう。
生食でも食べれる
見た目のグロテスクさからとても生では食べられないのではないか、と思われがちですが、身は新鮮なピンク色をしていて刺身でも食べることができます。鳥のモツの刺身、あるいは牛のミノ刺しのようでホルモンのような食感です。日本酒などのお酒のつまみにすると最高でしょう。
揚げても焼いても炒めてもOK
もちろん、唐揚げにしても調味料と炒めて食べても美味しくいただけます。熱を通すと、身がキュッと締まりさらに食べやすくタコのような食感になります。下味をつけてしまうと、せっかくの旨味が消されてしまうので、素材を活かしたまま粉だけつけて揚げたり、そこまで味付けもしなくても良いです。