メバルとは
メバルは北海道から九州まで日本の沿岸部に広く生息しています。足場の良い堤防から釣ることができ、魚影が濃いので初心者には狙いめの魚です。ルアー釣りを専門にするアングラーにはメバリングと呼ばれ、ゲーム性が高く人気ターゲットです。
メバルは春を告げる魚
メバルは春の訪れを告げる春告魚と呼ばれています。メバルが釣れ出すと春が近いというわけです。実際に2月から関西方面は最盛期を迎え関東方面へと「メバル前線」は移動していきます。メバルが釣れ出すと厳冬期を抜けたことを実感する釣り人も多いです。
メバル釣りは一人でも家族連れでも楽しめる
メバルは釣りやすい魚で家族連れにも向いています。遠投の必要もないのでリールの扱いが苦手なお子様にも向いています。専門の道具も必要ないので気軽に始めることか出来ます。もちろん一人での釣行もおすすめ。ベテランアングラーを魅了する奥深い釣りに浸ってみるのも良いでしょう。
メバルは初心者でも釣りやすいのが魅力
メバルは堤防付近に生息し、足場も良いので初心者にも比較的に釣りやすい魚です。冬場でも活性が高く目の前にエサを落としせばパクッと口を使います。海底の岩礁や藻場に生息するので、メバルが潜むポイントを狙えるかが釣果の分かれ目になります。
メバルの種類
メバルにはアカメバル、クロメバル、シロメバルの3種類が存在します。あんまり聞いたことが無い?そんな方もいると思います。実はDNA解析に基づき2008年に分類された新しい呼び名なのです。、アカメバル、クロメバル、シロメバルそれぞれの見分け方と特徴を説明します。
メバルの種類:アカメバル
アカメバルは全体的に黒みがかった濃い赤が特徴です。腹側は白く胸ビレはオレンジや暗褐色。体の側面に境界のはっきりしない橫帯が数本走っています。3種類の中では最も小型で小規模な群れをつくります。堤防付近にも多く生息するので良く釣れます。
メバルの種類:シロメバル
シロメバルは全体的に白っぽい色をしており背の一部が赤褐色です。腹側は白から黄金色の綺麗な色合いで横帯はくっきりと明瞭です。小規模な群れを作り内湾に多く生息。汽水域でも釣果があります。最も大きくなるのがシロメバルで尺メバルと言われる30㎝越えはシロメバルであることが多いです。
メバルの種類:クロメバル
クロメバルはその名の通り黒っぽい魚体のメバルです。背中側は緑がかった濃緑色。小型の内は堤防付近に居着きますが、大きくなると群れは作らず外洋の藻場や岩礁帯に移動します。堤防からの釣りではお目に掛かることが少ないです。
メバルの釣り方をご紹介|時期
メバルは年中釣ることが出来ます。水温が下がる厳冬期にも活性が下がらない低温に強い魚。2月下旬から春先にかけてが最も釣りやすく20㎝以上の大物が狙えます。特にシロメバルは大きくなり30㎝超えの尺メバルが釣れることも。尺とは古い日本の単位で1尺が約30㎝です。
メバルは一年中釣れる
メバルは1年中堤防の付近に居付いています。こういう魚は実は珍しいです。多くの魚は低温に弱く、冬になると水温が安定した深場に潜ります。夏場に釣りのピークを迎える魚の多くは冬になると深場に移動し陸上からは釣れなくなるのです。メバルは寒さに強い魚。貴重な冬のターゲットです。
メバルがおいしいのは春から夏
メバルは春から夏が美味しい魚だと言われています。一般的に魚の旬は産卵に備えて身に栄養をたっぷりと備える時期が美味しいとされています。メバルの場合は関西より南で2月~3月。関東から北は4月から初夏が最も美味しい時期になります。
メバルの大物を狙うときは冬がおすすめ
魚が栄養を蓄える為には、沢山エサを食べなくてはなりません。魚が美味しくなる時期とエサを積極的に補食する時期は重なっています。エサを積極的に食べるので釣りやすく、大物が釣れる確率も高くなります。
メバルの釣り方をご紹介|時間
メバルを釣るのは夜がおすすめです。メバルは臆病で警戒心が強い魚で、大きな目は視力も良いです。昼間も釣ることは可能ですが、岩陰に隠れていることが多く活性は低め。その点、夜になるとメバルは巣穴から飛び出し中層をホバリングしてターゲットを求め積極的に行動を開始します。
メバル釣りの時間は主に夜間
メバルは夜行性。暗くなってから捕食スイッチの入る魚です。甲殻類や多毛類、小魚等を狙って浮き上がってきます。活性が高いメバルは頭を海面に向け宙層でホバリングすることがあります。表層付近を巻くルアーにも、しぶきをあげて果敢にチャレンジしてくることもあります。
メバル釣りはマズメの時間でも釣れる
魚を効率よく釣り上げるには時合いを狙うのが最適です。朝夕の日が沈む時間がまずめと呼ばれる最も釣果が期待できる時間。日が出る時間帯はまずめと呼ばれ、夕方の日が暮れる時間帯を夕まずめと呼びます。夕まずめは日中大人しくしてお腹が空いたメバルが行動を開示する時間。期待は高いです!
メバル釣りは昼間でもできる?
メバルは昼間でも釣ることができます。ただし、岩礁帯や藻場などのストラクチャーに身を潜めている事が多いので釣りにくいです。ルアーを使うのであれば夜間がおすすめです。生餌を使う場合は昼間でも釣果は期待できます。
メバルの釣り方をご紹介|ポイント
メバルは岩礁帯や藻場等のストラクチャーの付近に居着きます。身を隠しながらエサを探しているのです。サッと飛び出しエサをくわえると反転して岩場に隠れようとします。反転して一気に潜ろうと走り出すので、小型のメバルでも引きは強烈です。
メバル釣りのポイントは障害物の多い所
メバルは広い範囲を泳ぎ回る魚ではありません。メバルが寄ってくるのを待つのではなく、メバル居そうなポイントへ釣り竿をだすのです。小さいメバルは群れを作ることが多いので、ポイントを見つければ同じ場所でパタパタッと釣れることごあります。
メバル釣りにおすすめなポイントは防波堤周辺
メバルを狙うポイントはストラクチャーのまわり。海で最も大きなストラクチャーは堤防です。堤防周りはメバルの好ポイントだらけ。特に狙うのは基礎石やテトラやパイル付近。障害物があってメバルが身をひそめることが出来そうなポイントです。
メバル釣りに最適なのは常夜灯周辺
夜釣りで粘るを狙う時の一級ポイントが常夜灯。メバルは目が大きい魚で暗闇でも視界が良好だといわれます。暗いところに潜み明るい海面付近を移動するエサを下から捕食します。常夜灯周りはメバルの好む小魚が沢山集まります。それを狙うメバルがハンターの様に暗闇に潜んでいるのです。
メバルをエサで釣りたい方はこちらの記事も参考にしてください
メバルの釣り方をご紹介|仕掛け(ジグヘッド)
ジクヘッドとは、フック(針)の根元部分にオモリがついたもので、ソフトルアー(ワーム)とセットにして使います。ジグヘッドのオモリは細かくグラム分けされターゲットや狙う深さによって選定します。
メバル釣りにおすすめなジグヘッドの選び方
昼間にメバルを狙う場合は海底付近に潜むメバルを狙うのでボトムまで沈めやすい2gから3g。夜間は宙層を泳ぐ小魚を演出するため0.5から1g程度の軽めを選択します。オモリの形状は基本の丸型のが良いでしょう。
メバル釣りをジグヘッドで行う魅力
疑似餌でメバルを釣るメバリングの中で基本になるのがジクヘッド+ワームの仕掛け。オモリサイズが細かく分かれているので表層から低層まで幅広い層を狙うことが可能です。ワームが動く水流がメバルの捕食スイッチを刺激します
メバル釣りにおすすめなジグヘッド
ジクヘッドのおすすめを紹介します。基本的には丸形ヘットで、~1gの軽めのジクヘッド。1g~3gの重めのジクヘッドを用意します。低層しか釣れない!とか軽めにしか反応を示さない!そんな時に対応するためです。
オーナー カルティバ メバルショット
メバル専用に設計されたジグヘッドです。オモリのサイズは0.9g~3.5gまでのラインナップ。カラーはシルバー、ホワイト、レッドの3種類。極小のアイ(ラインを結ぶ輪)は視界の悪い夜間でもライントラブルを起こしにくい設計です。