メタルジグは自作できる!自作の作り方&釣りたい魚別メタルジグおすすめ15選!

ステンレスを素材にする最大の理由は比重です。鉛の比重は約11.3、ステンレスは約7.9です。ステンレスの方が鉛より比重が軽いんです。この差はフォールに現れます。つまりゆっくり落ちてしっかりアピールするのです。

シンカーを叩いて作る方法

次はシンカーを叩いて作る方法です。シンカーとは仕掛けに付けるおもりのことで、ナス型おもりを叩いてシンカーの形まで引き延ばす方法です。道具も少ないのでこの方法が最も手軽な方法です。作る手順は下記の通りです。

  1. 作りたい重さのナス型おもりを用意してください
  2. 出来れば鉄板の上でナス型おもりを叩きます
  3. ドンドン叩いて薄く引き伸ばします
  4. 叩く方向で細長くしたり卵型にしたり出来ます
  5. カラーリングで完成

シンカーを叩く場合は根気よく

シンカーを叩く場合は根気良くたたいてください。叩くハンマーは重めの鉄ハンマー。ガンガンと叩きます。コンクリートの上で叩くとコンクリートが割れてしまうので鉄の板の上で叩くのがおすすめです。

フックを穴を追加するとフッキング率アップ

ナス型おもりは頭の部分にラインを結ぶ金具がついているんでそのまま利用して、ここにアシストフックをひっかけます。これだけだと後ろにフックが無いので、電動ドリルでフック穴を開ければ前後に針が付きます。

シンカーを叩いて作るメリット

最大のメリットは安いことです。数十グラムのナス型おもりは1個当たり100円以下です。とっても安いです!更に左右のバランスを正確に作るなんて全く不可能。でもこのアンバランスが絶妙な動きをすることがあるんです。

シリコン型に流し込んで作る方法

シリコンの方を作って溶かした鉛を流し込んで作る方法です。いわゆる「鋳造」と呼ばれる方法で、最も本格的な作り方。しかし、最も高性能で計算した通りに緻密なメタルジグを作ることが出来ます。次項で詳しく説明します。

メタルジグ自作シリコン型編|準備するもの

シリコンで型でメタルジグを作る方法の道具を説明します。沢山の道具が必要だと感じるかもしれませんがそれは最初だけ!是非頑張って挑戦してみてください。この方法は素晴らしい品質のジグができます。

  • 耐熱シリコン
  • 元となるジグ
  • 素材となる鉛
  • 枠を作るブロック
  • カラー用の塗料
  • 型取りようの油粘土
  • その他、手鍋、防護マスク、灰汁取りおたま、アイ用の金具、
  • あると便利、ホログラム、ウレタンコーティング

耐熱シリコン

耐熱シリコンはメタルジグの型になる素材です。耐熱シリコンで型を作り、そこに溶けた鉛を注ぎ込んでメタルジグにします。鉛の融点は300度なのでそれ以上の耐熱性を持ったシリコンが必要です。

旭化成 耐熱ワッカーシリコン

出典:楽天

コチラの商品は旭化成の耐熱シリコンです。このシリコンで元となるジグを挟みこみ型を作ります。作った型は何度でも使えるので作った型は大切に保管します。しっかりと撹拌して気泡を抜くこと、ゴミや埃の異物は表面が荒れる原因になるので要注意です。

元になるメタルジグ

出典:楽天

元になるまたるジグを用意します。最初の原型は粘土や木材や発泡スチロールなどで削り出します。原型を作るのは少し手間で技術も必要です。そこで、お気に入りのメタルジグをシリコンで挟めば同じようなジグを作ることが出来ます。この方法で作れるのは個人で楽しむ範囲に限られているので注意してください。

素材となる鉛は質のいいものを

素材となる鉛です。鉛の融点はは300度と金属の中ではとっても低めです。そのため溶かしやすく加工が容易です。鉛は安価なものから高価なものまで様々あります。あまりに安価なものには不純物が多く、300度では溶けきらずに完成したジグにゴミのように残ってしまいます。

純度99.9%の高品質インゴット

出典:楽天

コチラの商品は楽天で購入できる純度99.9%のインゴットです。ほぼ不純物が無い高品質な鉛です。必要なグラム分だけ切断して使用します。溶かした鉛は再加熱も可能なので少し多めに溶かすのがポイントです。

鉛の代用品は簡単に手に入る

上記のようなインゴットタイプの鉛以外にも純度の良い鉛は簡単に手に入ります。釣りに使うシンカーはほとんどの素材が実は鉛です。好きなグラムのシンカーを購入すれば必要な分量がすぐに手に入ります。最初はこの方がお手軽かもしれません。

枠を作るブロック

出典:楽天

シリコンを流し込む型を作るブロックです。大きさを組み替えることが出来て何度でも再利用できます。ブロックがあればシリコン型を綺麗に作成することが出来て便利。必ず用意したいアイテムです。

耐水性のある塗装カラー

メタルジグの形が出来たら綺麗に塗装をしたいです。塗装は当然ですが耐水性の物を使用します。そして塗ったままだと艶が無いのでウレタンコーティングで表面を仕上げます。ラッカー系のスプレーはウレタンで流れ出してしまうので専用の塗料を使います。

ダイアカラーが色も豊富でおすすめ

出典:楽天

コチラの商品は東邦産業が販売するダイアカラーという商品です。マニキュアのような小瓶でふたの先に刷毛がついています。ダイアカラーはウレタンに溶けにくく、コーティングした時に流れ出しません。また、カラーがとても豊富です。キラキラのラメ入りもあります。

型を正確に取る油粘土

出典:Amazon

油粘土はシリコンで型を取る際の土台となる部分です。最初に油粘土に元になるジグを押し付けて固定します。押し付ける油粘土の面は出来るだけ平らに整えておいてください。油粘土から飛び出している面をシリコンで型取りします。

メタルジグ自作シリコン型編|作ってみよう

シリコンの型を使ってメタルジグを作る方法を詳しく説明します。最初の段階から詳しく説明しますので、この通りにやっていけば、実際にお気に入りのメタルジグと同じものを自分で作成することが出来ます。

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