サーモントラウトはサーモンじゃない?サーモントラウトって一体なんの魚?

養殖しているニジマスのことをサーモントラウトと言いますが、ニジマスを英語でいうとレインボートラウトと言います。レインボートラウトは淡水に生息するニジマスのことです。サーモントラウトのことを英語でいうとスチールヘッドと呼び海に生息しています。ですがスチールヘッドは天然の海で暮らすニジマスを指します。サーモントラウトは養殖のスチールヘッドとなります。

サーモントラウトはサーモンの代用品

回転寿司でよく食べられているメニューであるサーモンですが、サーモンは高価なため代用品が使われています。使われているのはサーモントラウトです。サーモントラウトは養殖されているため供給が安定しており、値段も一定なので回転寿司でのサーモンはマスであるサーモントラウトが使われています。

サーモントラウトはなぜ刺身で食べられるのか(1)

寄生虫のアニサキスに注意

鮭と書かれている魚はお刺身で売られてはいなく、加工品であったり、加熱用として切り身で売られています。鮭にはアニサキスという糸のような寄生虫が幼虫寄生している可能性があるからです。アニサキスはアニサキスの卵をもったオキアミを魚が食べることで寄生されます。サバやニシン、イワシ、鮭もオキアミを食べる魚は注意が必要だからです。

売られている加熱用は生では食べられない

食中毒を引き起こす原因のアニサキスですが、アニサキスの幼虫は人の中に入ると胃壁に潜ろうとします。そのために激しい腹痛が引き起こされてしまいます。スーパーで売られている加熱用と表示されている生鮭はシロサケと呼ばれる種類が多く、寄生虫のアニサキスがいる可能性がたかいので絶対刺身として生で食べないようにしてください。

サーモントラウトはなぜ刺身で食べられるのか(2)

養殖のサーモントラウトは食べる餌が管理されている

養殖されるサーモントラウトはドライペレットという餌を与えられているのでオキアミを食べないように管理されています。きれいな海の水で養殖されているため安心して刺身として生で食べられますが、海の中なので寄生虫の卵を持ったオキアミを食べない可能性が全くないわけではありません。

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