サーモントラウトはサーモンじゃない?サーモントラウトって一体なんの魚?

刺身など生食用として食べられているサーモントラウトは冷凍状態で輸入されてくるのがほとんどです。アニサキスは加熱したり、マイナス20度で24時間以上冷凍すると死滅するので安心して刺身として食べられています。ですが、一部は空輸で冷凍されずに輸入されています。可能性は低いですが、寄生虫がいないとは言い切れませんので注意が必要です。

サーモントラウトの気になるカロリーは

サーモントラウトの気になるカロリーについて

ダイエットや低糖質制限などで人気のサーモンですが、サーモントラウトは炭水化物を含みません。海面で養殖されているサーモントラウトのカロリーは100グラムで226キロカロリーです。切り身の場合80グラムで181キロカロリーとなります。刺身100グラムで糖質は0.2グラムと糖質が低いです。

サーモントラウトの栄養素

サーモントラウトの身は不飽和脂肪酸を大量に含んでおり、脂質性のビタミンAビタミンDが多く含まれています。水溶性のビタミンB12、ピリドキシンを多く含んでいます。不飽和脂肪酸は血液をサラサラにするので中性脂肪と血中のコレステロール値に効果があるといわれる成分です。

アトランティックサーモンとは

アトランティックサーモンの特徴

見た目は頭部が小さく、紡鋳形でやや側扁で左右に平たい形をしています。体は大きく、成魚は全体で約90センチから110センチで約35キロと大きな魚です。身体全体に斑点が散らばっています。身はサーモンピンク色でうろこがかたく、皮は厚みがあります。熱を通しても身が硬くならず柔らかいので味とともに1級品です。アトランティックサーモンはノルウェーサーモンとも呼ばれています。養殖ものがほとんどです。

アトランティックサーモンの正体は

アトランティックサーモンと呼ばれる魚はタイセイヨウサケのことをいいます。漢字では大西洋鮭と書きますが、鮭ではありません。大西洋には多くの河川が流入しており、その流入河川に分布しています。市場に出回っているアトランティックサーモンは養殖されているものがほとんどですが、天然物もあります。大西洋鮭は日本などアジア地域ではシロサケのことを主に指してます。

サーモントラウトの養殖について

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