ゼロから始めるテンカラ釣り入門!道具から釣り方まで初心者必見

それでも同じ個所に何度も投げ入れるのではなく、3回ほどと決めて場所を移動したほうが魚をヒットする確率は高くなります。流れのスピードは人の歩調ほどで速すぎると魚が追いつけなくなります。

魚を合わせる

あたりを感じることが出来たなら一呼吸おいて、毛鉤を確実に飲み込ませてから釣り上げましょう。合わせ方に関してはさまざまな意見がありますが、即合わせでは魚が針を咥えきれない状態であげてしまうため取り逃がしてしまうことがあります。

魚を取り込む

魚を合わせることが出来たなら、ばれないよう慎重に引き寄せましょう。ラインを緩めてしまうと針が抜けてしまう恐れがあるので張り詰めた状態にしつつ、水面に飛び跳ねさせないよう竿を上げすぎないで寝かせて引き寄せましょう。

また岩にぶつからせないよう注意しながら進行方向を誘導させることも必要です。魚が弱ってくれば引き寄せて網に入れられたら勝利です。

どんなところに魚はいるの?   

テンカラ釣りは移動してキャストを繰り返し行いますが、やみくもに投げれば良いわけではありません。移動やキャストの振動で魚は警戒心を上げていきますので、あらかじめ狙う個所を把握しておく必要があります。渓流のどんなところに魚がいるのか説明していきます。

魚を狙う場所を「ポイント」と言う

魚を狙う場所を見つけるためには川の形状について理解していく必要があります。知識のない中ではただの美しい景観でしかありませんが、フィールドの特徴を掴めばあらゆるところで魚を狙うポイントを見つけることができるでしょう。

ポイント1:瀬

瀬とは水深が浅く穏やかに水が流れているところを指します。淵やプールのように開いたエリアと隣していることが多いです。エリアの境では白泡がたったり魚にとって心地よい水温であったりするので、そういった変化のある所の身を隠せる岩陰に潜んでいることがあります。

ポイント2:落ち込み

上流から下流へと流れていくなかで、段になって滝のように流れ落ちているところを指します。水底に魚が潜んでいることがありますが、根がかりしやすいので注意が必要です。

ポイント3:淵

水深が深くなっている部分。テンカラ釣りでは釣り人の膝や腰ほどの水深までがよいので、淵ではあまりアタリがとれません。

ポイント4:堰堤

山奥であっても過去に治水や治山によってつくられた堤があり、堰堤といいます。滝のように流れ落ちた下は広々とした穏やかなエリアとなっていて、魚は落ち込み付近の白泡がたっているところに隠れたりしています。流れ落ちる音で釣り人の足音がかき消され、落ち込みほど底が深くないので毛鉤でも容易に狙うことができ初心者に向いているエリアです。

テンカラ釣りの服装スタイルは?  

山奥であるため登山に適した服装であることはもちろん、水難事故を防ぐためにもきちんとした装備を整えて渓流釣りを行いましょう。

服装には、2つのスタイルがある

渓流釣りの服装には2つのスタイルがあり、足や下半身をすっぽりと覆いこむウェーダースタイルとウェーダーやスパッツの上から着用するゲーター(ゲイター)スタイルがあります。川の中に入って行うことの多い釣りなので、季節やフィールドに合わせて適した服装を選んでいきましょう。

定番のウェーダースタイル

ウェーダーには長さによって名前が変わり、「チェストハイウェーダー」「ウエストハイウェーダー」「ヒップウェーダー」があります。チェストハイウェーダーは胸元まで覆い胴長とも呼ばれ、幅広い水深で活躍するので重宝されています。しかし脱着が面倒で熱や湿気が籠るため夏場はつらいです。

ウエストハイウェーダーはパンツスタイルとほぼ変わらず、脱着はしやすいが水深は腰下までとなっています。ヒップウェーダーは太もも付近を覆うもので浅瀬付近でしか使用できません。

ウェーダーは水を通さず体温低下などを回避することができますが、熱や湿気がこもる、脱着が面倒であることと水が中に入ってしまうと排出することが困難であることが挙げられます。足をとられて溺れてしまう事故もあるので、向かう場所にあったウェーダーを選ぶようにしましょう。

おすすめのウェーダー:ダイワのタイトフィットラジアルウェーダーRW-4301R-T

Amazonで見る

ダイワのタイトフィットラジアルウェーダーです。立体裁断のため動きやすくショート丈のブーツは屈伸動作が楽におこなえます。内側はべたつきを抑えるためスーパーメッシュを採用しています。靴裏はオリジナルラジアルソールを使用しているので地面をしっかりと踏みしめることができます。生地は強度の高いリップストップナイロンを使用しています。

おすすめのウェーダー:ブロックスのブリザテックウエストフェルトウェダー (PX5565)

Amazonで見る

ブロックスのブリザテックウエストフェルトウェダー です。東レコーテックスのブリザテック加工を施した、透湿・防水性に優れたウェーダーです。ゴロタ石や河川などの悪所でも疲れにくいフェルトソールタイプです。

夏に快適なゲータースタイル

ゲーター(ゲイター)とは脛から膝にかけて障害物や水温による冷えを防いでくれるレッグガードを指します。速乾性のあるタイツとハーフパンツを着用し、その上にゲーターを装着。防水性のあるウェーディングシューズを履けばゲータースタイルの完成です。ウェーダーよりも身動きがしやすく、夏場は涼しくておすすめです。

おすすめのゲーター:リトルプレゼンツのウエットゲーター AC-10

Amazonで見る

リトルプレゼンツのウェットゲーターです。ソックスと一体型で砂や砂利なのが侵入しづらいです。パンチ加工されたクロロプレンによって内部に水がたまることなく、つま先から水がしみ込み川から上がるとすぐさま排出されます。

NEXT おすすめのゲーター:ダイワのネオゲーター NG-400