メバルの美味しい料理まとめ!美味しく作るコツもご紹介!

メバルは日本で古くから食べられてきた上質な白身魚です。春を告げる魚として関東以西では1月〜3月下旬、東北辺りでは4月〜5月下旬が旬とされています。今回はメバルの定番料理をワンランク上の仕上がりで調理できるコツをレシピ付きで紹介します。

この記事をかいた人

釣りにキャンプや登山までアウトドア大好きライターです。 最近狩猟免許を取得しました。

メバルの基本情報

漢字で「目張」と書き当てられるように目が大きく、かつ視力がいいという身体的特徴と小魚や小エビなどの甲殻類を食べる肉食性という特徴があります。また魚には珍しい胎卵性で1度に数千匹もの稚魚を産み落とします。ここではさらに生息場所や釣れる時期、身の特徴について掘り下げていきます。

生息場所

浅い岩場や海藻が生い茂る場所を好んで生息しています。がしかし近年の研究によってメバルはクロメバル、アカメバル、シロメバルの3種類に分類され、それぞれで生息している場所も変わることが判明しています。よって狙う種類が決まっている際は釣り場所を選定すると効率的です。こちらの記事には3種ごとの特徴の詳細が紹介されています。

釣れる時期

一年中釣ることができますが釣果を重視したいのであれば海水温を1つの目安にすると答えが出ます。メバルの生育に適切な海水温は9度〜20度、その中でも16度辺りがもっとも活発とされていることから11月から3月までが釣りに最適な時期といえます。逆に海水温が高い夏場は動きも鈍く思うような釣果が得られません。

特徴

釣れるサイズや市場に出回るサイズは一般的には20センチ前後のものが多いです。一方で主に沖の方では35センチ近い大物も潜んでいます。がしかし美味しいとされるサイズは17〜18センチ程身で脂の乗りも抜群です。身は淡白な白身で刺身だと非常にきれいな透明感を持っています。熱を入れても身離れが良く硬くなることもありません。

メバルを締める

釣り上げたメバルは活き締めにするとしないとでは調理した時の味の良し悪しに大きな影響を及ぼします。活き締めにすることで死後硬直を防ぎ良好な鮮度を保てます。さらにエラからナイフで腹膜を切り延髄を断って血抜きをすると鮮度維持の効果は確実です。

神経締めの方法

  1. 側線を意識します。側線は背骨上部に沿って走る水流などを感知する器官のことです。体表面を良く見ると線が見えるのでまずは側線の位置を把握します。側線の位置と神経の位置はイコールとして捉えます。
  2. 神経締め専用のワイヤーを入れやすくするため眉間にナイフかハサミで切れ込みを入れます。メバルは眉間の少し上を目安にします。
  3. ワイヤーを挿入していきます。コツは神経に対して真っ直ぐ入れること。少しでもずれると入りが鈍くなるので都度位置を調整しながら入れます。
  4. あるところまで入ると魚が一瞬波打つように暴れます。神経締め完了の合図です。

以下の動画にも詳しく紹介されています。

捌く時はトゲに注意

各ヒレにトゲがあるので捌く際には細心の注意が必要です。個体や捕獲地域にもよりますが背びれなどに微量の毒があるとされ刺さると数日間腫れを伴った痛みを伴うことがあります。事故を未然に防ぐためにも参考にしてください。

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