ルアー釣りで最も重要になってくるパーツがルアーです。初心者にオススメの軽く扱い易いものは15g前後、釣りに慣れた頃にに比較的大物でも対応出来る20~60g、釣りのノウハウがある程度わかり、10㎏近い大物を狙うなら60~100g、と、熟練度に合わせて変更していくといいでしょう。
また、ルアー仕掛けにも様々な種類があります。標準装備が一通りそろえてあるショートタイプや、大き目でアピールし易いロングタイプ、跳びやすさと沈みやすさが特徴のタングステンタイプ等があります。初心者はまずショートタイプから始め、慣れてきたらその他のルアーも使ってみるようにしましょう。
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真鯛釣りの仕掛け④ひとつテンヤ
全国規模で真鯛釣りに用いられているのが、ひとつテンヤという仕掛けです。シンプルですが、真鯛も釣りやすくかなりお手軽に真鯛釣りを楽しめる仕掛けです。釣りも全くの初心者という方は、ひとつテンヤから釣りに取り組んでみることをオススメします。
ひとつテンヤとは
真鯛をテンヤという道具一つを用いて釣り上げることからひとつテンヤと名づけられました。真鯛専用の釣り道具のことを示します。テンヤは錘と針が一体化したような仕掛けで、針の部分に釣り餌用のエビを取り付けキャストし、真鯛が喰いついたら引き、釣り上げるとてもシンプルな釣りの方法になっています。
ひとつテンヤの魅力
真鯛釣りに特化した仕掛けでありながら、非常にシンプルで手軽に取り組める点がひとつテンヤの魅力です。釣りの成果も顕著に表れ、初心者の方が取り組みやすい点もひとつテンヤの魅力と言えます。シンプルながらも、真鯛との読み合いや力強い駆け引きが必要となる場面も多々あり、釣り自体の楽しさ、奥深さを実感できる釣り方法になっています。
ひとつテンヤの使い方
ひとつテンヤに餌となるエビを取り付けたら、仕掛けをキャストし底まで落とし込みます。着底したらすぐにリールを巻き上げます。海底からエビがゆっくりと海上へと上がっていくような動きは、真鯛が食いつき易い状態になります。アタリが出たらすぐに巻き上げましょう。巻き取りが少しでも遅れると、真鯛はすぐに逃げてしまいます。
アタリが出なかったときは何度かしゃくり上げを行いつつ、再び落とし込んで着底、巻き上げを再度繰り返しましょう。糸のヨレや糸傷があると、せっかくヒットした際にラインが切れ、真鯛を逃してしまいます。5回に一度は水中から仕掛けを引き上げ、ラインの状態を確認するようにして下さい。
ひとつテンヤ釣りの重要ポイント
ひとつテンヤで釣り成果に関わる重要なポイントは、餌のエビの付け方です。まず孫針を腹部から頭部にかけてしっかりと差し込み、針先を頭部に通します。次に親張りを尻尾側から胴体へと背中に沿って通していきます。針を通し終えた際、エビの背中が曲がらずに真っすぐになっていれば、真鯛にしっかりとヒットする形に出来ます。
エビの背中が曲がったままつけると、真鯛がバイトしようとしたら仕掛けが回転してしまい、うまくヒットできなくなってしまいます。しっかりと頭部、背中から胴体に針が通っていることを確認してください。下記にひとつテンヤのエサの付け方のレクチャー動画があるので、是非参考にしてみて下さい。
ひとつテンヤ釣りを動画で解説
実際にひとつテンヤを用いた釣りの解説動画をご紹介します。ポイントもきっちり解説してくれている、初心者向けのわかりやすい動画なので、ひとつテンヤ釣りが初めてなら是非一度参考にしてみて下さい。
また、堤防からひとつテンヤを用いて釣りを行った際に真鯛が釣れる方法を紹介した動画もあります。船よりまずは陸地から釣りたい、気軽に楽しみたいという人はこちらの動画も参考にしてみて下さい。
テンヤ釣りの詳しい解説記事をご紹介
下記に真鯛のテンヤ釣りについて詳しく解説しているオススメ記事があります。こちらも是非参考にしてみて下さい。
真鯛釣りの仕掛け⑤カゴ釣り
岸から真鯛を釣りたい際にオススメの釣りが、カゴ釣りです。陸地から沖の方へと遠投し、仕掛けのカゴに詰めた餌に殺到してきた真鯛を釣り上げる、かなり大胆な仕掛けです。陸地からでも十分大物を狙える釣りの仕方になっています。真鯛の強烈な引きに負けて海に落ちたりなどしないように、全力で真鯛にぶつかりましょう。
カゴ釣りとは
カゴ仕掛けの中に餌となるオキアミを入れ、しゃくりを行って仕掛け周辺に餌をばら撒いて魚をおびき寄せる方法です。回遊魚の習性として、餌が密集しているところに向かって泳いできます。餌を撒いておびき寄せ、針のついた最も餌の密集するカゴ仕掛けに獲物が食らいつき、そこを引き上げるという仕組みです。
使用するロッドは遠投用のもの、リ―ルは太めの頑丈なものを使用し、大物がヒットしても十分渡り合えるようにしておきましょう。どちらもカゴ釣り専用のものが販売されているので、是非チェックしてみて下さい。
カゴ釣りの魅力
大物のアタリ率が非常に高いことがカゴ釣り最大の魅力です。引きが強烈な魚がよく掛かるので、かなり手ごたえがあります。また、堤防や磯などの陸地からでも行えるので、初心者にも是非1度は経験してもらいたい釣りの方法です。引き合いのスリルももちろんのこと、大物が釣り上げられたときの達成感は、病みつきになること間違いなしです。
カゴ釣りの仕方
餌を詰めた仕掛けを沖合に遠投します。水深5~8mの辺りを狙い、竿を軽くしゃくって餌を撒きます。入れては海上まで引き上げて餌を仕掛けに追加、また着水させて餌を撒きます。ある程度撒いたらそのまま待ちます。餌に誘われて真鯛がヒットすると、仕掛け上部のウキが大きく沈むので、しっかりと沈み込んだタイミングで釣り上げましょう。
カゴ釣りの重要ポイント
カゴ釣りを動画で解説
実際にカゴ釣りの様子を撮影した動画を一つご紹介します。船ではなく、陸地から行った際の参考にもなり、手元の動作がよく見えるので、初心者にオススメの動画となっています。ぜひ参考にしてみて下さい。
真鯛釣りの仕掛け⑥コマセ釣り
コマセ釣りは、先ほど紹介したカゴ釣りと同じく、撒き餌をすることで獲物をおびき寄せ、釣り上げる方法です。先に餌を撒き、そこへ仕掛けをキャストすることで、釣り上げます。あちこち移動せず、決めたポイントで釣りを行えるというメリットもあります。
コマセ釣りとは
決めたポイントに餌を撒き、寄ってきた獲物がヒットしたら引き上げる釣りの方法です。コマセは魚を集める為に撒く餌のことを示します。獲物の方から寄ってくるため、真鯛の周回ルートが把握しきれてない初心者にもおすすめの方法です。
コマセ釣りの魅力
コマセ釣りは自分の狙うポイントに魚をおびき寄せて釣ることができ、何度もあちこち移動せず、腰を据えて釣りが出来るというメリットがあります。また、コマセ釣りは陸からでも行うことができ、2㎏程の大物の真鯛を釣り上げることも可能です。初心者でも大物にトライしてみたい時など、ルアー釣りなどと切り替えつつ出来る手軽さも魅力です。
コマセ釣りの仕方
コマセで主に使用する餌はオキアミです。付け餌としても使用できるので、アミエビよりもオススメです。使用する餌が決まったら直接撒くか、カゴ仕掛けを利用して撒き餌します。ある程度撒けたら目的とするポイントにルアーをキャストします。カゴ釣り同様シャクリで獲物を誘惑し、しっかりと竿がしなってから引き上げを行い魚を釣り上げます。
コマセ釣りの重要ポイント
コマセ釣りで釣りの成果を出すには、どのような釣り餌を使うかが大切なポイントです。オキアミのみでもいいのですが、魚がより興味を示すように改良された配合餌を混ぜ合わせることで、より魚が関心を示し、引き寄せられるようにすることが出来ます。
真鯛釣り専用の配合餌も販売されているので、ぜひこちらと合わせてコマセを作成して下さい。実際に使ってみた感想として、この配合餌を混ぜる前は1時間粘ってもほとんどヒットが無かったのが、混ぜた後は10分足らずで直ぐにヒットが来ました。真鯛釣りではかなりオススメの配合餌です。
コマセ釣りの詳しい解説記事をご紹介
下記に真鯛のコマセ釣りについて詳しく解説しているオススメ記事があります。こちらも是非参考にしてみて下さい。
豆知識!「海老で鯛を釣る」の意味
鯛を使った面白いことわざを、一つご紹介しましょう。一見無関係にも思えますが、実は釣りが語源になっているのをご存知でしょうか?知識として知っておくと、釣りの際にも忘れず活用できることでしょう。
海老で鯛を釣る
安価な小エビを用いて、高価な鯛を釣り上げる事から転じて、「小さな労力で大きな成果を得ること」を示します。実際に、釣りにおいて、小エビの一種であるオキアミを使用し大物の真鯛を釣り上げる事が可能なので、かなり事実に即したことわざだと言えるでしょう。真鯛の餌=海老だということを、しっかりと覚えておきましょう。
初心者向け!真鯛の堤防釣りオススメスポット
真鯛釣り初心者が挑戦する場合、手軽に出来るか、また初めてでも釣れる、楽しめるかはとても大切なポイントです。手軽に出来てかつ楽しめる、堤防からの釣りは特にオススメです。真鯛釣りで有名な場所をいくつかご紹介しますので、真鯛釣りに行く際是非参考にしてみて下さい。
オススメ堤防スポット①兵庫県 須磨海釣り公園
釣り専用の公園で、4時間1,200円とお値段もリーズナブル。釣り座やテトラ帯なども配備されているので、釣りやすいポイントも多いです。真鯛専用の釣り堀もあるので、そちらを利用するのもお手軽に楽しめるのでオススメです。ただし釣り堀では、釣った鯛はすべて買取となる点は注意して下さい。
オススメ堤防スポット②神奈川県 三崎港
水深もあり、潮の通しも良い立地なので、真鯛が周回し易い漁港です。関東地方では安定して釣れるスポットとしても人気の釣り場です。特に人気のスポットは、花暮岸壁です。様々な種類の魚が釣れます。もちろん、真鯛の釣果報告も多い場所です。
自分に合った道具で真鯛を釣りあげよう
真鯛釣りには様々な方法があります。釣り初心者の人には大物の真鯛はかなりハードルが高いものに思うかもしれませんが、仕掛けの特徴を活かし、ポイントさえ抑えれば、初心者でも十分に楽しめるのが真鯛釣りです。初心者向けにレクチャーしてくれる漁船のレンタル等も充実しています。自分にあった方法で是非真鯛ゲットを狙ってみて下さい。