殻が柔らかいので殻ごと揚げることが出来ます。唐揚にすると殻のパリパリの感がたまらなくクセになる食べ方です。まるごとそのままいただけます。
味噌汁
アナジャコのダシが効いた一品です。旨味をギュッと凝縮した甲殻類ならではの旨味が詰まっています。
アナジャコの食べ方のポイント
美味しく食べるのにはどんな風に準備し、料理すれば良いのでしょうか。基本アナジャコは生きたままの状態で使用してください。黒くなってしまっているアナジャコは古いので避けるようにしましょう。
アナジャコの泥の処理の仕方
釣ってきたアナジャコの体には泥が付いているので泥を綺麗に水洗います。泥を飲んでいることもあるので丁寧にしましょう。あまり力を入れすぎると殻が柔らかいので潰れてしまうことがあるので注意してください。
アナジャコ食べられない部分
アナジャコの殻は柔らかいので、基本丸ごと食べられますが、爪と頭部の先端部分は硬いので、その部分は切除してください。
アナジャコに付く寄生虫に注意
アナジャコの体表に付いているのはアナジャコウロコムシと言い多毛類の寄生虫です。また、胸脚には二枚貝のマゴコロガイが付いています。腹部にぶら下がるように付いているのはシタゴコロガニです。
腹部に袋の様な形をして付いている寄生虫はフクロムシです。いずれも人間が食べても害はないですが、寄生虫が栄養を吸い取って生きているものもいるので、寄生されているものは小さく痩せているので美味しさも半減するかもしれません。
アナジャコを釣ってみよう
初めは少し難しいかもしれませんが、コツさえつかめばおもしろいほど捕れますので基本的な釣り方を覚えてください。詳細はこの後記述しますので最後まで読んでアナジャコ釣りの参考にしてください。
アナジャコ釣りってどんな釣り?
筆を使って釣る「筆釣り」と釣ったアナジャコをおとりにして釣る「友釣り」があります。どちらの釣り方もコツがあるのでこのあと詳細を記述します。
アナジャコは何処で釣れる?
アナジャコを釣るには干潟の泥地を訪ねましょう。干潟に広がる無数の穴がアナジャコの巣穴なのでそこを狙って釣りましょう。
アナジャコ釣りの時期と時間
アナジャコ釣りに行ったけれど大してとれなかった…。何てことにならないためにはベストな時期とタイミングを合わせて行ってください。アナジャコ釣りは春から夏の終わり頃まで釣ることが出来ます。
繁殖期の5月頃から8月頃までがおススメです。潮が引いた干潮時を狙って釣りをします。潮汐表で釣り場の干潮の時間を調べて行くと良いですね。
アナジャコの釣り方①|筆釣り
アナジャコの習性を活かした基本となる漁法なので是非覚えてコツを掴んでください。
筆釣りの釣り方
- 泥の表面に穴が空いている箇所が巣穴です。アナジャコノ巣穴を見つけ、表面の泥を数センチ削ります。
- 穴に筆を入れます。
- アナジャコは敵を追い出し縄張りを守る習性があるので、巣穴を追い出そうとして筆が持ち上がります。
- 筆を押し出すスピードに合わせて筆を持ち上げていきます。この時敵と格闘しているように筆の頭を軽く押してあげましょう。
- 筆からアナジャコノ手が見えたら人差し指、中指を使って穴に指を突っ込み穴を押し広げながらアナジャコノ両方の爪を指で挟みます。頭部まで掴んでも大丈夫ですが、力が入りすぎると潰れてしまうので注意です。
- 両手でアナジャコの爪を掴んでそのままアナジャコを引き抜きましょう。