イタヤ貝ってどんな貝?ホタテに似た美味しい貝を美味しく食べてみよう!

しゃもじに似ているとのことで「杓文字貝」、地域によっては「ホタテ貝」と呼ばれています。またフランス語で「coquille Saint-Jacques」と聖ヤコブの貝という意味で呼ばれており、英語では「scallop」と言われ、中世以来聖ヤコブの象徴とされてきました。

イタヤ貝の養殖は?

天然物が獲れることが稀で市場で見かけるイタヤ貝は養殖ものが殆どです。最も盛んなのは島根県の隠岐の島です。市場には殻付きで出回ることがなくむき身になって売られています。島根県では貝殻節といって、イタヤ貝が何年かに一度大発生する際に巨大なジョレンを使用して漁獲するという民謡が歌われています。

イタヤ貝を手軽に手に入れるには?

出典:楽天

生のものを市場で手に入れるのは難しく、かといって潮干狩りなどで獲ることができたものには貝毒の心配があったりもするので、加工された乾燥したものやボイルしたもの、冷凍、缶詰などを利用するのもいいでしょう。今はネットなどでも販売していますので、そういったところから入手すると安心してお手軽にイタヤ貝を利用することができます。

業務用などの大量の貝柱も売っていますのでストックしてたくさんの料理に活用していくのもいいですし、小売りになっているものもあるので、その時々の料理に合わせて購入してみるのもいいですね。値段もお手軽なものが多いです。

イタヤ貝は潮干狩りで獲れる?注意点は?

岡山県高州の浅瀬で獲れることがあります。ミル貝、姫貝、マテ貝、ツメタ貝、アサリ、アカニシ貝などに混ざっていることがあり、見つけられたら是非調理してみてください。注意していただきたいのは、潮干狩りで獲れたイタヤ貝には毒があるかもしれないのでその際は安全性を考え関係者に聞くなどするといいです。

貝毒は過熱しても毒がなくなりません。毒をもつプランクトンは春から夏にかけて増えるので、プランクトンを餌にしているイタヤ貝にその毒が移ります。誤って食べてしまうと下痢を引き起こしたり麻痺を起こしたりとその毒の種類によって症状が出ます。潮干狩りではそういった貝もいるので注意が必要です。

イタヤ貝をいろいろな料理に活用しよう!

イタヤ貝はホタテ貝の様に知名度は低いですが、旨味の凝縮された貝柱や出汁はホタテを上回るほどではないでしょうか?旨味を活用して出来る料理はまだまだたくさんあります。ボイルしたもの、缶詰めや冷凍、乾燥したものをストックしていつでもイタヤ貝を使った料理ができるようにしてみてはいかがでしょか。

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