ロケットストーブを自作してみよう!初心者でもできる4種類の材料別作り方をご紹介!

ここからはペール缶を使用した自作方法をご紹介します。必要な材料はペール缶2個、ステンレス製煙突L字型、L型、直線型の3種類で直径は106~120㎜が一般的です。そしてヒートライザー部分に充填するパーライト、重ねたペール缶をつなぐためのネジです。道具は先ほどご紹介したものがあるといいです。

ペール缶製ロケットストーブ作成の流れ1

ペール缶にT字とL型のステンレス煙突を取り付けます。まず煙突の口を型にしてペール缶に印をつけ、その線に従って金切りばさみなどで切り取って穴をあけます。焚き口の取り付けとしてT字煙突を、ペール缶内にL型がくるように取り付けます。このT字が焚き口になります。

ペール缶内部に取り付けたL型のステンレス煙突の先にさらに直線型の煙突を重ねて接続していきます。この直線型煙突部分の長さの決定は次の項目でつける2つ目のペール缶の高さの兼ね合いをみながら調整するようにします。

ペール缶製ロケットストーブ作成の流れ2

もう一つのペール缶の底を缶切りなどで切り取ります。煙突の出口が5センチ程度ペール缶上部より出るように調整しながら先ほど作成したペール缶にかぶせてネジで止めます。このペール缶が本体部分となりますのでしっかりと固定しましょう。

2つのペール缶がしっかりと連結できたことを確認したら断熱材でを充填していきます。パーライトは軽くて舞いやすいのでマスクなどをしながら行うとストレスも少なくすみます。最後に3で切り取ったペール缶の底部分に煙突が通るようにドーナツ型にくりぬいて蓋にするとパーライトが舞うこともありません。

動画で作り方を確認

一斗缶で作るロケットストーブの自作方法

次に一斗缶を使用した自作方法をご紹介します。作り方はペール缶とほとんど同じ作り方になります。一斗缶はペール缶と違って切る面が平面ですので穴が開けやすく、初心者には取り組みやすくなります。

必要な材料は一斗缶1個と3種類の直径106~120㎜ステンレス製煙突(L字型、L型、直線型)、それらを連結するパイプバンド、パーライトです。道具は先ほどご紹介したものがあるといいです。

一斗缶製ロケットストーブ作成の流れ

一斗缶にT字とL型のステンレス煙突を取り付けます。L型のステンレス煙突にさらに直線型の煙突を重ねて接続していきます。煙突の出口が5センチ程度ペール缶上部より出るように調整して煙突部分が長すぎる場合は切断します(または下で紹介する動画の様に余った煙突部分を丸めていくと五徳にすることもできます)。

最後に一斗缶に断熱材を充填していきます。断熱材は軽く舞いやすいので煙突内部には入らないように気を付けましょう。最後に一斗缶の蓋を煙突が通るようにドーナツ型にくりぬいてロケットストーブの蓋にすれば完成です。

動画で作り方を確認

空き缶で作るロケットストーブの自作方法

最も身近な材料と労力で作ることができるのがこちらの空き缶ロケットストーブです。材料は1号缶と呼ばれる業務用ケチャップやソースが入っているような大きさの缶1つ、フルーツの缶詰であるような大きさの缶が1つ、小さい缶が1つ(大・中・小として説明していきます)とパーライトです。道具は先ほどご紹介したものがあるといいです。

空き缶製ロケットストーブ作成の流れ1

「大」の缶にヒートライザー・煙突部分となる「中」の缶を取り付けていきます。「小」の缶を型にして「大」の缶に印をつけ、その線に従って切り取っていき穴をあけます。「中」の缶にも同じようにして、缶の下側に「小」の缶が通る穴をあけます。

「大」の缶の中に、穴をあけた「中」の缶を置き、「大」の缶の穴と「中」の缶の穴に最後に残っている小の缶が通ることを確認します。「中」の缶と「小」の缶がL字となって「大」の缶の中に繋がっている構造となります。「小」の缶部分が焚き口の取り付けになります。

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