ロケットストーブを自作してみよう!初心者でもできる4種類の材料別作り方をご紹介!

長い煙突があることで焚き口から大量の空気を安定して取り込むことができ、それによって効率的に薪を燃やしているのです。あの長い長い銭湯の煙突はお湯を大量に沸かすために薪の燃焼効率を上げて、高い熱量を獲得するためには欠かせないものだったのです。

自作ロケットストーブの注意点

せっかくロケットストーブを自作するのですから、楽しく作って安全に使用し、怪我や事故が無いいい思い出にしたいものです。ここからは自作ロケットストーブ作るときや扱うときの注意点をお伝えしていきます。

怪我に注意

作成中は何といっても怪我に十分注意することです。工具の扱いはもちろん、切り取った缶などの切り口はとても鋭利ですので指などを切らないようにしましょう。ロケットストーブを使用中は火の粉や不完全燃焼による有害な煙の吸い込みなどに注意しましょう。

やけどに注意

ロケットストーブの火の扱いとして一番注意しなくてはならないのが煙道火災です。煙道火災とは、煙突内部に付着したタールに引火し、1000℃以上もの高熱、かつ猛烈な勢いで燃える火災現象です。大やけどや火災の原因にもなるほどの大きな炎が大きな音とともに発生します。

ステンレス製を使用する

煙道火災を防ぐにはなんといってもタールの発生を防ぐことが一番です。湿った薪使用すると燃焼温度が必然的に下がります。すると不完全燃焼の原因となり、煙突内にタールがこびりつきます。これが煙道火災の主な原因です。

このタールが付きにくいように煙突をステンレス製のものにし、タールの付着をこまめにチェックし取り換えるなどといったメンテナンスを怠らないようにしましょう。ロケットストーブは高温で燃えるのでそれだけ機器の消耗も早いので定期的にメンテナンスをしましょう。

アウトドア以外でも活躍できる

ロケットストーブの魅力は持ち運びが簡単であること、身近なもので作れること、燃料もさほど種類を問わないことです。キャンプなどのアウトドア以外でも例えばウッドデッキでバーベキューをするときや、冬の課外活動などで暖をとりたい時などにさっと取り出して熱源を確保することができます。

緊急時の暖房器具として

東日本大震災をきっかけに普及したともいわれているロケットストーブ。やはりライフラインの断裂といった緊急時には暖房器具としても簡単な調理もできる設備としても活躍してくれるのがロケットストーブのよさです。

子供と火の扱いを学べる場として

IH調理器具が普及し、オール電化の家が増えてきたことで子供たちが火と触れ合う機会が減ってきているともいわれている今、ロケットストーブを通して火のつけ方、燃え方、燃焼について、火や煙は熱くて危険なことなど多くのことを肌で学べる貴重な場とも言えます。

自作したロケットストーブを囲んで団欒を楽しもう!

炎の揺らめきをじっと見つめたことはありますか?見つめていると不思議と気持ちが穏やかになり、みんなで炎を囲みながら過ごしているといつもは言葉にできないことができたりするのが炎の不思議な力です。

火のある暖かいところには自然と人が集まります。家族や仲間たちと自分で作ったロケットストーブを囲みながら、沸かした温かな飲み物でも片手にかけがえのない時間を過ごしてみませんか?

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