アルコールバーナーとは
燃料としてアルコールを使用する携帯用燃焼器具です。基本的には登山やハイキングをはじめとした、バックパックでのアウトドアを楽しむ人向けの、軽量・コンパクトなアイテムなので、燃焼器具としては最低限の性能しか持ち合わせていないものの方が多いです。
コンパクトな携帯式バーナー
キャンプをはじめとしたアウトドアにおいて主流なバーナーというと、OD缶などを使ったシングルバーナーでしょうか。火力が強く、手軽に熱源を得ることができるため、様々な場面で使われますよね。最近は非常にコンパクトで軽量なものも増えてきています。一方、アルコールバーナーは安価なアルコールを燃料とするので燃費はいいものの、火力が弱く、シングルバーナーに役目を追われがちです。
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アルコールバーナーの魅力
燃焼構造が発明され、実際に使われるようになってから100年以上も使われて続けているアルコールバーナー。そのため、シングルバーナーのようにより便利なアイテムが多数生まれている中でも、長年愛用しているファンからは根強い人気があります。そんなアルコールバーナーの魅力に迫っていきましょう。
小さくて軽いコンパクト性
アルコールバーナーは、素材も軽量のものが多く、かつ機構がシンプルなので、重いものでもせいぜい100g程度。100年前から、その軽量性とポケットサイズのコンパクトさは変わっていません。そのため、ウルトラライトなパッキングを求めている登山家やバックパッカーには、小さいながらも頼れる相棒として親しまれています。
シンプル構造で故障知らず
100年前に確立された原始的・単純な燃焼構造は、機械的な故障がほとんどないといっていいほどにシンプルなつくりになっています。本体が破損するなどの場合を除いて、基本的には故障知らず。部品が少ないのでなくしたりする心配もなく、本体も金属製で頑丈なつくりになっているため、よっぽどのことがなければ長く使い続けることができます。
アルコール燃料で経済的
燃料はエタノールやメタノールなどの一般的なアルコール燃料です。家の近くにあるドラッグストアなどでも安価に買い求めることができるので、燃料を調達しやすいうえに経済的です。