2005年のクアドラ島近海で、飛行機の墜落事故がありました。この事故で亡くなった男性4人の足が、流れ着いてい来たのではないかという説も提唱されています。ですが、セイリッシュ海近海で発見されてきた足の中には、女性のものもあると捜査で分かっていますので、そうなると説明がつかない状態となります。
スマトラ沖地震での被害者
作家のシェーン・ランバートは、スマトラ沖地震の被害者の足である可能性を提唱しています。発見された靴は、2004年以前に製造・販売されたものと確認が取れているため、2004年に起こったスマトラ沖地震の被害者の靴である可能性があるのです。しかし、靴に関しての情報は定かでない部分もあることは確か。ですが、スマトラ沖地震で起こった津波が到達した地域から、最終的には太平洋を北へと流れる傾向があるということも、根拠として挙げています。
特定することは非常に困難
様々な説がありますが、どれも確証は得られていません。飛行機事故には、女性の被害者はおらず、地震の被害者であると断定するには、靴の情報が不確かです。事件の可能性もありますが、発見された足の持ち主には、自殺者も混じっています。事実を特定することは、非常に困難。また、腐敗した人体は死亡後、死蠟化されることで法医学鑑定が難しいのです。
足のみが発見されることは珍しい
これまで複数の遺体の、特定の部位だけが発見されてきました。2本目の足が発見される事態に、「100万倍のオッズを勝つのと同じくらい」困難である出来事と評されています。それだけ異常で奇怪な事件であることが分かりますが、足だけが発見された事件は2本目以降まだまだ続くということは、何にも例えようがない異常事態という事になります。
他の部位が発見されない謎
足首は比較的弱い部分ですので、水中で腐敗し、身体から分離するという事は十分にあり得るとのこと。靴に入った空気の浮力や、巻き起こった風によって足が漂流していく事は、可能性としてあるとされています。ですが、やはり特定の部位だけが流れ着く説明にはなりません。なぜ特定の部位だけしか発見されないのか、他の体は何処に行ってしまったのか、依然解明がされていないのです。
足が体幹から外れることはあり得る
水中で身体が腐敗し、四肢や頭が分離してしまう可能性は多分にあります。カナダの法医昆虫学者は、体の分離についてはよくあるが、海中を浮上することは珍しいと言及しています。その上、特定の部位のみが複数見つかっていながら、その他の部位が見つからない点については、異常な現象として世界中で話題となっています。