アオリイカ釣りのおすすめの仕掛けや時期はいつ?アオリイカ攻略知識まとめ

近年男性のみならず、女性や子供にも大人気のイカ釣り。釣って良し食べて良しのイカですが、なぜここまで多くの人々を魅了するのでしょうか?ここではイカ釣りの時期やポイント、仕掛けや釣り方などアオリイカの魅力に迫ってみます。

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アオリイカとは?

アオリイカとはヤリイカ科・アオリイカ属に属するイカの一種で、胴の長さが最大で40~50センチ程あり、その味の良さから「イカの王様」と呼ばれています。アオリイカはハワイ以西の西太平洋からインド洋の熱帯・温帯域にまで広く分布しており、日本では北海道の石狩湾より南の本州から九州・沖縄までと、ほぼ日本全域に生息しています。

アオリイカ釣りの時期

アオリイカは一般的に春と秋がハイシーズンと言われています。ただ地域によって1年中釣れる所もあれば、ハイシーズンでもあまり釣れないような所もあります。まずは季節ごとのアオリイカの特徴をつかんでおきましょう。

大型のアオリイカを狙うのであれば、この時期が一番おすすめです。なぜならこの時期は水温が15~16度以上になり、15,6度を超えてくると親イカは産卵のために接岸してくるからです。アオリイカでは体重が2㎏を超えると大物といわれますが、この時期は2㎏超えも珍しくなく、場合によっては4㎏を超える超大物が釣れることもあります。

イカは年魚(生まれて1年以内に死ぬ魚)なので、春に産卵した親イカは産卵を終えると死んでしまいます。一方で春の産卵から孵化したばかりの子イカはまだまだサイズが小さ過ぎます。そのためこの時期はアオリイカ釣りにはあまり適さないといわれます。

秋になると水温も落ち着き、春に生まれたアオリイカがどんどん成長して活発に活動し出します。さらに子イカは親イカに比べて食欲が旺盛で、仕掛けに対する警戒心も薄いのでよく釣れます。初秋から初冬にかけてのこの時期はエギングを始めるにもちょうど良く、初心者にもおすすめのシーズンです。

アオリイカは変温動物なので、水温が低くなると活動も落ちてしまいます。真冬のアオリイカは水温が少しでも高い沖の深場で冬を越すともいわれ、岸から狙うイカ釣りにはあまり向きません。ただし冬でも水温が20度近くに保たれていれば十分にイカ釣りを楽しめるので、日本だと伊豆半島や紀伊半島、九州南部などがおすすめです。

アオリイカ釣りの時間帯

イカ釣りは季節や水温はもちろん、時間帯も重要です。ここではイカの特徴を時間ごとにまとめておきますので、ぜひ参考にしてみてください。

マズメ時

朝夕のマズメ時は他の釣りと同様に、とても釣りやすい時間帯です。アオリイカがエサを求めて活発に動き出すので、アタリも多くなります。エギングは底から攻めていくことが一般的ですが、朝夕のマズメ時に関しては中層から表層部分の活性の高いイカから狙っていくことが数を伸ばすポイントになります。

アオリイカは夜行性なので、夜釣りも絶好のチャンスです。夜釣りをするにあたり、アオリイカと月の関係は覚えておくと役に立ちます。アオリイカは月の明かりを頼りに行動しているので、月が出ている時間帯に釣行するのがおすすめです。夜のイカ釣りを楽しむためには、季節や水温、潮の流れなどに加えて月齢がポイントです。

日中

活性が下がる日中は、イカは底付近の障害物などに身を寄せています。ですから丹念に底を探ったり、シモリをピンポイントで狙うのが効果的です。ただ日中であっても警戒心の薄い子イカは活発にエギを追ってくるので、サイトエギングでも十分にチャンスはあります。

アオリイカ釣りの釣り場

イカ釣りをするならまずは堤防がおすすめです。なぜなら潮の流れに変化があり、エサが集まりやすく足場も良いため、安全に釣りをすることができるからです。また春や秋のハイシーズンになると、堤防にはイカが吐いたスミの跡がたくさん残っています。その数が多ければ多いほど良く釣れているという証拠ですし、スミ跡を触ってみて指に付くようであれば3日以内に釣れたという証拠です。ぜひ堤防や漁港に行った際にはスミ跡を探してみましょう。

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