コバンザメってどんな魚!?誰でもわかるコバンザメの生態についてご紹介!

万が一コバンザメがくっついてしまっても大丈夫!

強い付着力が自慢のコバンザメの吸盤ですが、もし、海に潜っていたときに自分の身体にコバンザメが吸い付いてしまったらどうすればよいのでしょうか。名前はサメであり、一度吸い付くとなかなか剥がれないともなると動揺してしまいそうになりますが、答えは簡単です。吸い付いたコバンザメごと前に移動させることで、簡単に剥がすことができます。コバンザメが自身で吸い付き先から離れるときに、少し泳ぐスピードを上げて前に出ることで吸盤を剥がすことと同じ動きをすればよいということになります。

コバンザメのもう1つの特徴

コバンザメの見た目に着目して、コバンザメの吸盤の仕組みについて見てきましたが、もう1つ特徴的なのがその顔立ちです。下あごが前にぐっと出ているその顔には愛らしさも感じられますが、何の意味もなく出ているわけではありません。続いて、このしゃくれ顔に焦点を当てて見ていきましょう。

しゃくれ顔のおかげで食べこぼしを防ぐことができます

見た目に特徴的なのが、しゃくれている顔立ちです。人間に当てはめると、仮にコバンザメのような顔立ちで歯医者さんに行ったとしたら、すぐに「反対咬合ですね」といわれてしまいそうなしゃくれ顔にもしっかりとした理由があります。コバンザメは、先に説明したとおり、強力な付着力が武器となる頭の後ろの小判(=吸盤)のおかげで、自身の身体よりも何倍も大きい魚の身体にしっかりと吸い付き、一緒に泳ぐことができるわけですが、ぴったりと吸い付いたはいいものの、ポロポロと食べこぼしをしていては、捕食効率が悪いままです。そこで活躍するのがこのしゃくれ顔で、写真のように下あごが出ているおかげで、上下左右自由自在に吸い付くことができるコバンザメは、食べこぼしをせずに食事をすることができます。

コバンザメの暮らし方

コバンザメはこんな暮らし方で生活しています

コバンザメは、ジンベエザメといった大型のサメ類やカジキ類、ウミガメ、クジラ、マンタなどに吸い付き(一緒に泳ぐことから併泳[へいえい]といいます。)、彼らのえさのおこぼれをもらったり、寄生虫や排泄物を食べたりして暮らしています。このような暮らし方は、一方が利益を得るもののもう一方は何も利害が発生しない片利共生[へんりきょうせい]といわれ、ジンベエザメとコバンザメなどの関係に代表される共生の仕方となっています。

絶対安全ではなく、宿主に食べられることもある

大型のサメ類に吸い付いて生活をするコバンザメですが、嫌われたのか、はたまた事故なのか、吸い付いた先の宿主に食べられてしまうこともあるそうです。

別居を余儀なくされることも

ちなみに、先にご紹介した大阪の海遊館では、一緒に泳いでいたジンベエザメが身体をひねらせたり、泳ぐ速度を上げて振り払おうしたりするなど、コバンザメのことを嫌がるような行動を起こす様子が見られ、結果的にジンベエザメから嫌われたコバンザメが別の水槽に移されたことが話題となりました。宿主から嫌われることで独り立ちを余儀なくされるコバンザメもいるようです。

コバンザメの釣り方

コバンザメの釣り方はある?

大きなものに付いて生活をし、単体で泳ぐことが少ない魚であるがゆえ、コバンザメを釣りたいと思ったときに、果たしてコバンザメをどのように釣ればよいのか疑問に思われる方も少なくないのではないでしょうか。このことは、普段の生活のなかで、たとえばスーパーの鮮魚コーナーでコバンザメを目にすることがほとんどないことから想像できるように、コバンザメを直接狙って釣るのは非常に難しいということを意味しています。

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