メバリングの特徴
メバリングはジグヘッドにワームを取り付けたジグヘッド単体でもハードルアーでも楽しめるライトゲームです。メバリングのターゲットとなる魚種は、メバルをメインとして、カサゴ、ソイ、アイナメなど、障害物の多い場所に潜んでいる根魚と呼ばれる魚たちです。そのため、ラインの選択によっては根掛かりしやすかったり、トラブルも多いのでライン選びには注意したいところです。
メバリングラインの選び方
メバリングのラインは4種類から選んで使います。
メバリングラインは対象となるメバルのサイズ、釣り場によって大きく変化します。基本的にはナイロンの3lbを使うことが多いですが、障害物の多いポイントや釣果を伸ばす為に感度が必要な場合は、フロロカーボン、遠投が必要な場合はPEライン等、選択の幅があります。太さは魚のサイズや仕掛けに合わせて選びましょう。ラインには100Ⅿと150Ⅿ巻きの製品があります。
メバリングラインの素材の選び方
ナイロン
フロロカーボンなどに比べると、しなやかで扱いやすく安価なため、初めての方に向いています。よく伸びる性質のため、魚がかかった後はばれにくいのがメリットで、リーダーが必要なく手間がかからないのもポイントです。水を吸収して劣化しやすいことが難点です。安価でお求めしやすい素材の為、くたびれてきたと思ったらどんどん巻き直しましょう。
フロロカーボン
比重が1.78と高いため、水馴染みが良く、ほっといても徐々に沈んでいきます。ただし、ラインが沈んでいくということはほったらかしにすると根掛りするということなので注意が必要です。また、コシが強い素材なので、ナイロンと同様にリーダーが必要無く、面倒が少ないです。お値段もそこまで高くないので少し釣りに慣れてきたらこちらを使ってみてもよいでしょう。
エステル
PEとフロロカーボンのちょうど中間の特徴をもった素材です。比重もPEとフロロの中間くらいの1.35程度で比較的水馴染みの良い素材です。瞬間的な引っ張り強度が低いため、PEと同様にショックリーダーを結束して使うことが多いです。
PE
比重0.98と軽いため水に浮きやすい素材です。細くても強度が出ることが特徴のラインですが、根ズレに弱く切れやすいためリーダーが必要になります。また、リーダーの結び目が切れやすいという特徴があり、値段も高いため、釣りになれている方でなければうまく扱えない可能性もある素材です。
メバリングラインの種類と性質
ナイロンライン
安価でしなやかなナイロンラインは扱いやすくトラブルも少ないので初めてメバリングをする方には特におすすめのラインです。伸び率が高いので、糸切れ防止には役立ちますが、感度が低くなってしまうところが難点です。メバリングの基本となるラインで、値段も安いので、とりあえず持っておくと便利なラインです。
フロロカーボンライン
根ズレに強く、伸び率の低いフロロカーボンラインはメバルをはじめとするさまざまなライトゲームでメインで使われるラインです。感度が高いので海中の情報を的確に知ることができますが、ハリがあるのでリールへのおさまりが悪くトラブルの原因となることもしばしばあります。スプールからラインが出てしまったり、ヨレを解消するなどの釣りの知識がある程度求められるラインですので、メバリングになれている方にはおすすめのラインです。
エステルライン
PEラインとフロロカーボンラインの中間の特徴を持つエステルラインは、フロロカーボンラインより感度を出したいけど、軽量のリグを沈めたいという場合にちょうど良いラインです。感度が高いので軽量のリグに最適で、アジングでよく使われています。ただし、引っ張り強度が低いのでリーダーが必要です。
PEライン
キャスト時に一番飛距離が出るラインなので、遠投で大物を狙いたいときにはPEラインがおすすめです。
ほぼ伸びないので感度が非常に高く、強度も高いPEラインはルアーゲームの主役ともいえるラインです。傷に弱いので糸同士を接続する必要があったり、風によってガイド絡みを起こすなどのトラブルも起きやすいことが弱点です。また、製品によって太さがまちまちなので、釣り具メーカーへの知識も必要になる、釣りになれた方にお勧めのラインです。
ポイント 「ショックリーダー」
メインラインの欠点を補うために、メバリングでもリーダーが使われます。ナイロンやフロロカーボン+リーダーという組み合わせは珍しいですが、PEやエステルにはリーダーが必須です。横からの圧力にとても弱いPEラインを保護することができたり、瞬間的強度に弱いエステルの強度を補う、リーダーを挟むことによって仕掛けの強度を高めるなどの役割を持っています。
メバリングラインの太さの選び方
メバリングラインの太さは、ナイロン、フロロカーボンラインなら2~4lb、エステル、PEラインなら0.2~0.4号を使用することが一般的です。メバリングで使用するルアーは軽量なので、これくらいの太さのものでなければ、充分な飛距離を出すことができません。
また、その日の状況や釣り方などによってもかなり変わってきます。