しかし次の日人とぶつかって筒の中身が飛び出てしまいます。それこそが猿の手。雨が降ってほしいといえばその通りになるなど力を信じる女性でしたが、願い事の1つだった大学の論文が盗作だと連絡が入り、「お前のせいなんだから今すぐ全部消して」と願ったところその通り彼女自身が消えてしまったという形です。
猿にまつわる都市伝説
化物語など様々な有名アニメ、もといその原作の中でも今回ご紹介する手が登場していますし、内容も作品内でかたられているためにこれらを見て存在を知ったという方も多いのではないでしょうか。そんなこのアイテムはミイラの手の存在だけに限らず、違う形で都市伝説化しているのです。
恐怖の悪夢「猿夢」
それが「猿夢」という物語です。電車の中でアナウンスがなされ、それがされていくごとにどんどん電車内の人が殺されていくという凄惨な物語なのですが、あまりにもその内容がグロテスクでおぞましいためにインターネット上で検索をかけてはならない単語の1つとまでも言われています。
猿の手から学ぶべき教訓:願いは簡単に叶うものではない
いろいろと手に関する内容や原作、都市伝説や登場した作品などについてご紹介しました。こういったおとぎ話には大抵の場合そのストーリーから学ぶべき教訓があるのですが、このアイテムから得られる教訓とは何なのでしょうか。
対価もなしに得るものはない
まず一番に学ぶべきなのは、自分が何の対価を支払うことなく何かを得られるということはよっぽどのことが無い限りないということです。それこそご紹介しましたアラジンの魔法のランプのように都合の良いアイテムではなく大きな対価を支払っているため、それが浮き彫りにされているのです。
簡単に叶うものほど疑わなばならない
よく言われるのが旨い話ほど裏があるということですが、これはこの話にも当てはめることができます。ただ願うだけで自分のその願いをかなえることができるというのはうさん臭くて信じられないという方もいらっしゃるかもしれませんが、実際その通りでまず疑ってかかることが大事というのも教訓になっているかもしれません。
怪しいものには手を出さない
願いを叶えるアイテムも使い方次第や欲を出しすぎると不幸になるように必ず代償・対価が必要なものです。ましてや簡単に叶うならばわざわざ謎のアイテムを使用する必要があるでしょうか?そして当たり前かもしれませんが触らぬ神に祟りなし、怪しいものには深くかかわらないことが身のためです。