日本三大怪魚アカメとは?その謎めいた生態と釣り方、食べ方を解説

アカメは食用というよりも大きさを測定してリリースするのが基本であるため、アカメを食べることはあまりありません。アカメの味については「淡泊で美味しい魚!」という意見と「臭くて、処理が面倒な魚」という意見の賛否両論のようです。

またアカメは大きさと生息地域によって味が変わることでも知られています。大きさは中型がベストで、生息地域は四国地方のアカメが最も美味しいと言われています。特に生食は大きさと生息地域に依るところが大きいため、アカメは火を通して食べるのが良いと言われています。

しかし、アカメほど味についての評価が分かれる魚も珍しいと思います。ある人はあんな不味い魚はない、とても食えたものじゃないと言う人がいます。この不味い派が六対四か七対三で多いようです。わたしは「不味いじゃろう」と同意を求められたときは、「そうかもしれんねえ」と否定しません。ものの味なんて人によって違うもんです。

(引用:アカメの味)

アカメを美味しく食べるには?アカメの食べ方・捌き方

アカメの捌き方①下処理

アカメ捌きでまずやらなきゃいけないのが鱗落としです。鱗が皮膚深くに埋まっているため、包丁を使うのがおすすめです。次に頭を落とします。アカメは骨が頑丈なため、背骨など大きな骨を切る時は、骨の継ぎ目を意識するのがポイントです。

頭が落ちたら内臓を取り、腎臓部分を洗います。特に腎臓部分は入念に洗う必要があります。これを怠るとおろした時に身に血がうつってしまうからです。歯ブラシやたわしを使うときれいに洗えると言われています。

アカメの捌き方②3枚おろし~調理法

内臓処理が出来たら、3枚におろします。アカメはとにかく骨が硬いので、あばら骨部分などは1本1本骨を断ち切るように切断するとよいそうです。お尻の方から包丁を入れ、3枚におろしたら、やっと調理に入ります。

アカメは春から夏が旬で、その時期は脂がのって美味しくなると言われています。鱗、皮、骨ともに非常に硬いのが特徴です。肉は白身で熱を通すとやや硬くなると言われています。代表的な料理法には煮付けや塩焼き、揚げ物があります。

アカメは生食より火を通す!旨いアカメの食べ方

アカメは臭みや硬さが目立つため、煮つけや塩焼き、汁物にするとよいと言われています。特にアカメは良い出汁が出ると言われており、煮つけや汁物にすると絶品のようです。他には、塩焼きにすると身が柔らかくなり、これもまた絶品と言われています。写真はスズキの煮つけですが、アカメも煮付けたらこんな風になるのではないでしょうか。

一方刺身で食べる場合、大型のアカメは臭みが目立ってしまうため、活き締めされた小型から中型のアカメに限られると言われています。この条件下であれば、少し硬さは残るものの、しっかりとした味のあるアカメの刺身が楽しめます。

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