電車結び大特集!結び方と併せて、強度や難易度などの特徴も解説!

逆にPEライン側から言えば、「FGノット」や「ミッドノット」など摩擦系ノットと呼ばれる、 非常に高い結束強度をもち結び目がコンパクトな結び方が合っていると言えます。但し、この結び方の難易度はやや高く、釣り初心者向きとは言えません。

結局、電車結びは初心者向けでベテランには不向き?

出典:PhotoAC

これまでの説明から、結局のところ電車結びというのは初心者向けであって、大物狙いやベテランの釣り者には役に立たないものに思われますがそうなのでしょうか?決してそうではないという電車結びの名誉挽回のお話をしておきます。

ひと手間かければ十分使える

出典:PhotoAC

簡単、迅速に結べるという電車結びのメリットは、勿論初心者のみならずベテラン者にとっても魅力的です。特に頻繁に魚釣に出かける方や実践派と言われる方ほど有効なやり方と言えます。従ってやや大型魚釣りで、PEラインとリ-ダ-の結束に電車結びを使うベテラン者は少なくありません。

但し、電車結び単独では強度という点で問題がありますので、電車結びで結んだあとにハーフヒッチ[編みこみ]を10回ほどやっておくというひと手間かけて補強する必要がありますが、これで十分いけるようです。

魚釣り以外でも使える電車結び

電車結びが役立つのは、何も魚釣り場面に限った話ではありません。日常生活で、短い二本のロ-プを結んで長い丈夫なロ-プにしたい場面に遭遇したら、これは役立つ知恵に違いありません。

例えばキャンプ場へ行って、テントを張ろうしてロ-プの長さが足りなくなったとか、あるいは荷造りをしていて縄をかけようとして長さが足りなくなったとかあるでしょう。そんな時に、他種類のロ-プでもあればそれを使って、先に説明した電車結びの結び方の手順で一本の代用品ロ-プを作りねピンチを脱することもできましょう。

 釣りをするなら, 電車結びは必ず覚えておこう!

TheDigitalWay / Pixabay

電車結びは、確かに摩擦系ノットに比べ結束強度面で劣りますが、初心者にも構造がわかりやすく、簡単に覚えることが出来、いざというとき素早く結べることから、タイミングを失することがない結び方です。従って、急激な負荷がかかる大物釣りには適しませんが、エギングやアジング、メバリングなどライトゲ-ムの釣りには向いています。

前節で、電車結びとPEラインの相性はよくないと言いましたが、それでもエギングなどの沖釣りなどでは、太さに違いのあるPEライン同士や太いフロロカーボン製リーダーとPEラインの道糸を結ぶ際に有効など汎用性が高いので、釣り初心者にはまず覚えてもらいたい結び方です。

電車結び入門編はこちらをご覧ください

PEラインについてはこちらをご覧ください