タープ泊とは?テント無しで自然を肌に感じる男前スタイル!
タープ泊なら自然環境とよりダイレクトに向き合える
タープ泊とは、テントを設営せずにタープだけを張って大自然をダイレクトに味わいながら行うキャンプスタイルです。寒さや雨、風などの気候や天候などの人間にとって過酷な環境や虫が寄って来るなどの問題をタープの張り方や様々なアイテムを駆使して乗り越えるのもタープ泊の醍醐味の一つです。
タープ泊は大自然をダイレクトに感じる男前スタイル
良い面も過酷な面も含めて自然環境とより密接に関われるため、自然との一体感と最高の開放感を味わう事が出来ます。タープ泊とは本当の意味で自然を肌で感じる事ができる男前なキャンプスタイルと言えます。
タープ泊のメリットは?
大自然をより身近に感じられる
タープ泊の魅力は何と言っても自然を肌に感じられる事で得られる冒険している感でしょう。テント泊と比べて、たった一枚の幕があるのとないのだけで、伝わって来るものが全く違います。自然の一部になったような感覚や、身一つで大冒険をしているような感覚が味わえます。
焚き火の側で眠れる
こちらもかなり冒険心をくすぐります。タープ泊ならサイトの横に焚き火を焚いてその横で眠る事が出来ます。焚き火が静かに燃える音を聴きながら眠ると原始的な記憶が呼び覚まされるのか不思議な安心感が得られます。
荷物が軽量コンパクトになる
こちらは実用的なメリットです。テントと比べてタープはかなりコンパクト軽量に持ち運ぶ事が可能です。荷物の軽量化はバイクでのキャンプツーリングや、自転車や徒歩でのキャンプにおいても大切なポイントです。
周りのキャンパーにサバイバル能力の高さを示せる
これは、自己満足的な要素ですが、周りからの注目を集める事が出来ます。タープだけでさっさとベースを設営し淡々とキャンプを楽しんでいる様子は周りのキャンパーからするとかなりカッコよく見えたりします。サバイバル能力の高い強い男振りを見せつけてやりましょう。
タープ泊のデメリットは?
セキュリティ面が心配
タープ泊は外から丸見えなので、大切な装備を不用意に置いておくと盗難に合いそうで心配です。タープ屋根裏側にロープで吊り下げておく、眠るときは自分の体に結びつけておくなどの対策が必要になります。また、車で来ているなら眠るときは必要なもの以外車などにしまってしまうという手もあります。
気温の影響をダイレクトに受ける
外と直接接しているため、気温の影響をダイレクトに受けることになります。風も直接当たるので寒い季節だと体感温度は想定したよりもかなり下がります。山の夜は夏場でもかなり気温が下がる事もあります。カイロ(貼るタイプが良い)やストーブを焚く、焚き火の側で眠るなど対策はしっかりしておかないと大変な目に遭います。
天候が急変すると対応が難しい
また、山岳地帯の天候は非常に変化が激しいです。天気予報だけを頼りに判断していると突然の天候の変化に対応できません。タープ泊の場合雨が激しく吹き込んで来たり水が流れ込んで来るなどが起こるため、荷物の管理はそれを想定しておくべきです。こちらも防犯対策と同じく屋根裏面に吊り下げておくと良いかもしれません。
安全にタープ泊をするための注意点は?
タープを張る場所は慎重に決める
これはテントの設置でも同じですが、タープを設営する場所は慎重に決めます。崖の下は落下物が危険、崖の側もまた自身の落下やがけ崩れに巻き込まれたりと危険です。一本で立つ木の下も落雷の恐れがあるので避けます。また川に近すぎる場所も増水などが起きると事故につながります。命に関わる事なので慎重に決めます。
冬のタープ泊は防寒対策を怠ると命に関わる
こちらも命に関わる事です。冬の季節のタープ泊は防寒対策を怠ると本当に凍死の恐れがあります。初心者の間は冬場は避ける事も大切です。もし挑戦するのであれば、これでもかという程厳重に防寒対策は行いましょう。具体的な対策については次項にて紹介します。
タープ泊では季節ごとの対策が必要!
夏場のタープ泊は何はともあれ虫対策!
夏場のタープ泊でまず直面するのが虫の問題です。夜間タープのみで寝ていると蚊をはじめとして尋常じゃない数の虫が寄って来るので蚊取り線香を大量に焚く、防虫スプレーを体はもちろんタープやシュラフ、周りの道具にもかけておきます。タープ泊の魅力は減りますが、刺されると危険な虫もいるため、インナーテントや蚊帳を使用するのも手です。
冬のタープ泊に有効な防寒対策は?
冬場のタープ泊での防寒対策の怠りは命に関わります。特に眠るときが危険です。眠るときも必ず暖かい格好をしましょう。シュラフにはシュラフカバーをつけておけば風の影響を受けにくいです。首にストールを巻いておくと防寒効果が高まります。さらにコットを使い地面から浮かせると底冷えを回避できます。
カイロもシュラフの中で使用します。貼るタイプのものが保熱効果が高いです。また、焚き火やストーブを使う事も考えましょう。基本的なことですが、なるべく風が当たらないようにシェラフを設営する事も大切になります。
快適にタープ泊が出来るのは春と秋!
やはりタープ泊は夏場と冬場はかなりハードルが高いです。テントはキャンプの快適性の基本とも言える要素なのでこれを入れないというのはかなりキャンプ自体の難易度が高まります。しかし春と秋の快適な季節ならタープ泊は本当に気持ちが良いです。初心者の間はタープ泊を行うならば春と秋を選びましょう。