キャロライナリグとは?
種類によって呼ばれ方が違う
キャロライナリグとは一体何なのでしょうか?リグとは仕掛けのことを意味し、キャロライナリグは仕掛けの種類にあたります。正式名はサウスキャロライナリグ、通称キャロライナリグと呼ばれており、その中でも軽いシンカーを使う場合はライトキャロライナ、重いシンカーだとヘビーキャロライナと呼ばれその使い方にはそれぞれ特徴があります。
名前の由来
その名にあるように、アメリカのサウスキャロライナ(サウスカロライナ州)で人気の釣り方、もしくは考案されたリグだといわれています。
キャロライナリグの仕組み
キャロライナリグはシンカー(オモリ)の先にワームをつけるのではなく、シンカーとワームの間にリーダーで長さをつけて釣る釣法です。シンカーからリーダーで距離を出し、ワームを着ける一直線になった者から、シンカーの先が三又に分かれており、シンカーとリーダーの間に三点スイベルで枝分かれさせるものがあります。
キャロライナリグの特徴
特徴は様々
キャロライナリグの特徴はシンカーによりワームの動きを自在に操れること、ボトムをより感じられる事、そしてその飛距離にあります。重いシンカーを使ったり軽いシンカーを使うことでレンジの幅が広がり、季節によって変動しやすいレンジをシンカーを変えることで狙いが多く広がることも特徴の一つです。
シンカーの重さでアクションが変わる
シンカーと呼ばれるオモリの重さによってキャロライナリグの呼び方が変わってきます。本場サウスカロライナ州ではまとめてキャロライナリグと呼ばれていますが、シンカーの重さでリグの動きが大きく変わり、魚に対するアクションが変わるからです。本来はライトキャロの場面なのに、あえてヘビーキャロを使って釣りをする人もいます。これはその人独自の使い方、自分と相性のよいリグアクションを見出しているともいえます。
キャロライナリグの活躍シーン
居場所が分からない時
キャロライナリグが活躍できる場面はバスがどこにいるのか分からない時です。前述の特徴にあるように飛距離があり、ボトムをより感じられるキャロライナリグは底を引きずるように手元に呼び戻す動きをするので、底の感じが分かりやすく、広範囲で探ることが可能です。
根掛かり回避
起伏の激しいエリアだと根掛かりしやすく、なかなか先に進まないのですが、キャロライナジグはシンカーが底を這っているとき、ワームはその重さだけで漂っている状態です。なので比較的根掛かりしにくいので、根掛かりしそうな場所では活躍すること間違いなしです。
キャロライナリグのアクション
キャスト時のアクション
シンカーが誘導式なため、キャストするときにシンガーが手前に動いてキャストしにくい、思ったより飛距離が出ないなんて時があります。キャスト時のアクションを理想的なものにするため、シンカーの揺れを防ぐシンカーストッパーやゴムをかませる人もいるようです。これによりより理想的なキャストを可能にしてくれます。キャストにばかり集中して周囲の迷惑にならないように気をつけましょう。
ボトムを探る水中のアクション
やはり気になるのは水中でのアクションです。シンカーがボトムを探るようにずるずる引きずられる動きはわかりました。では、ただずるずる引きずるような動きだけで良いのでしょうか。実は最初のうちはこの底面の起伏を利用した引きずるようなアクション、通称「ズル引き」でOKです。底の起伏によって動くワームの動きが、自然な動きを可能にしてくれるのです。まずはこの引きずるアクションをマスターして徐々にいろんなアクションを学んでいきましょう。
リアクションの効果を狙うアクション
引きずる以外には上下に動かすアクションがあります。上下に動かすことで、シンカーのハードな動きに対し、リーダーで距離をとって繋がれたワームは、シンカーの動きに追従するように、その動きにしたがって動きますが、その動きは上下にふわりと漂っている動きになります。シンカーの重さによってワームの動きも変わるので、レンジを狙うよりスピードをコントロールするリアクションが重要となります。また、シンカーの重さでワームの動きが変わります。シンカー従うように上下に動くワームはシンカーが重ければ重いほどその強い力で引っ張られ、ワームの動きが早くなるのです。
キャロライナリグのシンカー
シンカーはどんなものを選べばよいのか
キャロライナリグにはライトキャロとヘビーキャロという2種類の特徴があります。これはシンカーの重さで変わるのですが、ライトとヘビーのシンカーの重さに定義はありません。ですから、厳密に何グラムからライトなのかヘビーなのかという決まりはないのです。ではそれぞれのシンカーにはどんなものがあるのでしょう。