世界中のアングラーの憧れ|大きすぎる「ヨーロッパオオナマズ」の生態は?

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本来南ヨーロッパには生息していなかった食用として持ち込まれ各地域に住み着き、その大きさもあり外敵が少なく食べ物も豊富な環境で繁殖し現在へと至っています。近年では観賞用として輸入され、放流されてしまったことが原因で北アフリカからイギリス、中国にまで広がり、各地域の生態系に深刻なダメージを与える状況になっています。

ヨーロッパオオナマズの産卵

ヨーロッパオオナマズは一度の産卵で、体重1kg当たり約3万個の卵を産むそうです。15~20kgの個体で約45万個~60万個にもなります。雄は巣を作り、生まれた卵が孵化するまで守り、水位が下がった時は尾で卵を撒き散らします。

ヨーロッパオオナマズはアングラ―達には絶大な人気!

アングラ―達の憧れ

恐ろい噂が付きまとうヨーロッパオオナマズですが、モンスターを愛するアングラ―達にとっては憧れの存在です!ヨーロッパでは大会が開かれる程の人気を誇り、淡水魚で2メートルを超えるというのは世界的に見てもとても希少で、世界屈指の大型ゲームフィッシュです。世界各地のツワモノによって、次々と巨体ゲットの報告があげられています。

ヨーロッパオオナマズの釣り方

ブレークライン/ブイ

欧州大陸で最も良く使われているブレークライン(日本での捨て糸)が人気です。捨て糸がオオナマズに食い千切られるシステムからこの名前がつき、夜釣りに適していて、水温が10度を下回る時はあまり適していません。装備や手間がかかる反面、釣果が上がりやすいです。

ストーンフィッシング

ぶっこみ釣りに似ていますが、大きな石を錘として使うところがポイントです。厳寒期において結果を出しやすい釣法は他にないと言われています。太くて強い流れが多い欧州大陸で人気がある手法です。

ウキの泳がせ釣り

活餌を泳がせる最もシンプルで日本人にも分かりやすく、なおかつ応用が効くところがポイントで、流れの穏やかな場所で短時間で狙いたい時は最適です。しかし、流れのある場所で長時間待つにはしかけをずっとみている必要があるので不向きです。

ルアー釣り

ヨーロッパオオナマズは待ちの釣りで沢山の竿を出す方がヒット率が高いとされ、ルアー釣りはこの待ちの合間に行われる事が多いです。様々なポイントを探り、攻めの釣りを行えるところがメリットです。ただし、ナマズは視覚が劣っているので、ルアーの選択には一考が必要です。

クロンクフィッシング

こちらは個性的な釣り!水面を叩き積極的にヨーロッパオオナマズをおびき寄せるという手法です。ボートでのバーチカルな釣りではありますが、多くのケースでとても有効だと実績が上がっている釣法なのです。

ヨーロッパオオナマズは日本でも釣れる?中川での目撃談

日本でも目撃談アリ 埼玉の中川では釣りあげた報告も

日本のアングラ―の皆さんウズウズとこみあげてくるものがあるけれども…さすがにヨーロッパは遠いよ…と思われると思います。実は日本でも埼玉県の中川で釣り上げたという報告があがっており、びわこ文化公園の池ではアルビノ個体の目撃情報があります。

日本にモンスターナマズは住み着いているのか!?

可愛いペットとお散歩していたら、目の前でナマズにパクリ…そんな日常になってしまったら恐ろしいですが、日本で目撃された個体は飼育されていたものが逃げ出したあるいは放流されてしまったという見解です。現時点ではヨーロッパオオナマズの繁殖と定住は確認されていません。今のところは、安心してお散歩しても大丈夫です!

ヨーロッパオオナマズのアルビノは黄金色

アルビノとは動物学においては、メラニンの生合成に関わる遺伝情報の欠損により先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患がある個体である。(引用:Wikipedia)

観賞用として人気の希少なアルビノ個体は美しい金色をしています。大きくなると神々しい姿に魅了されます。琵琶湖で発見されたものがこのアルビノヨーロッパオオナマズです。過去には希少性から高額で取引されていました。

食用ヨーロッパオオナマズの味が気になる!

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